(1993〜1995)
1993.11.23 シアタードラマシティ
見たい見たいと、何年も思い続けておりました坂東玉三郎の『天守物語』。
玉様、あなたはやっぱり偉大でございました。
4列目という恐ろしくラッキーな席で、まるで阿呆の様にみとれていた私。
あんな側で観ても、あなたは本当に美しかった...。
立ち昇る妖気。人ならぬ妖(あやかし)の姿が今、そこに...。
席の関係で印象深かったのは裾から時折のぞく『足』でした。(別に足フェチ
ではアリマセン!)着物の裾捌きの美しさもさることながら、足の指先一本
一本にまで神経が行き届いているのが見えるのです。優雅に見せるのは
ほんと大変ですよね。(普段ばたばた歩いている私達とはえらい違いです。)
そして、富姫を慕う若き鷹匠図書之助は堤真一さん。立ち回りの美しい事!
映画もありましたが、私は舞台の方が好きですねえ。物の怪の風情は格段に
舞台に軍配があがります。
(昔、真田広之さんの図書之助があったそうな。ああ観たいっ!)
1995.10.22 MBS劇場.
1995.12.05
12.09 シアタードラマシティ
(坂東玉三郎)
(劇団四季)
(天狼プロダクション)
アンドリュー・ロイド・ウエバー版。
生のミュージカルを観たのはこれが最初でした。
とにかく豪華!の一言につきます。(The Phantom of the Operaは名曲です。)
しかーし!クリスティ-ヌがあんまりにも〜っあれはなあ〜っ
ラストにラウルと共に脱出する時、微笑みながら去っていくことはないでしょう
に。ファントムの立場は〜??なんちゅう恩知らず!(と、思わずツッコミ。)
しかも、仮面をとったファントムはちっとも恐ろしくなかったんですよね。
(頭に何をへばりつけてるの?と思っていました。)
もっと、圧倒的な威厳を持ったファントムが見たかった!!
中島梓女史のミュージカル。これがはまりました!それまでミュージカルはど
うも肌にあわなかったんです。『なんでそこで踊るねん!』『死にかけてんのに
いつまで歌っとるねん!』まあ、ミュージカル嫌いの典型的反応ですね。(笑)
宮内良(ナリス)、朝香じゅん(アムネリス)、鈴木ほのか(リンダ)、
岡幸二郎(イシュトヴァーン)、駒田はじめ(ヴァレリウス)、
大沢健(レムス)、福麻むつみ(リギア)、大谷美智浩(カースロン)
こうやって今見るとほとんど『レミゼ』のメンバーではありませんか!
あの長い話をまとめるのはかなり無理があったのですが、中途半端なギャグが
寒かったのですが、重唱(?)のど迫力に圧倒されました!
(中島さんの作る曲は好きですねえ。コーラスが美しい!)
―そしてここから、私の泥沼のミュージカル観劇の日々が始まるのです。―