2007開幕戦、下界ではとんでもない事が起こっていた
綿向山
2007.4.15
西明寺〜表参道登山道往復

2007年春、待ちに待ったシーズンインである。
子ども達は部活で大忙し、なかなか家族全員で登る事も出来なくなった。
それでも、春。やっぱり山へ向かう。
自宅から車で40分。
標高差、所要時間、足慣らしにはうってつけの山である。
西明寺登山口から綿向山を目指して歩き出す。
前半は植林された杉林の中を黙々と歩いてゆく。
夏の立山以来久しぶりの山歩き。楽しい!
「今年の夏は子どもに負けずに登ろうな!」
「じっくり体を仕上げて最高の夏山にしような!」

7合目を過ぎ、ようやくブナの林に入る。新緑にはまだ早い。
けれど、思い切り山の空気を感じて、穏やかな気持ちになってくる。
芽吹く前のパワーをため込んでいるブナの原生林。なんかいいな!
頂上直下の階段をヒーコラと登り、頂上に着く。登山口から2時間30分。
「まぁこんなもんでしょう」

頂上からの展望を楽しみながら、恒例の山頂クッキング。
本日のメニューは天ぷらうどん。丸太に腰掛けて豪快に頂く。
そのときだった。腰掛けていた丸太がずれた。
「危ないよ、しっかり座ってないと。」
そのときは何が起こってるのかもわからないまましばしの展望を楽しんで下山にかかる。

金名水を過ぎボチボチと下ってると携帯が鳴る。部活中の娘からである。
「もしもーし、生きてますか?亀山で震度5の地震発生、大丈夫ですか。電車は不通です」
丸太がずれたのは地震のためであった。オヤジたちは無事である。
ばぁちゃんは大丈夫だろうか。ボチボチではない。スピード下山になる。
西明寺までノンストップ45分で到着。自宅の無事を確認し、いつ来るか分からない電車を待つ娘を迎えに車を走らせる。
のんびりの予定が結構きついトレーニングになってしまった。