思い立ったら街道ウォーク
中山道
落合宿〜馬籠宿〜馬籠峠〜妻籠宿

2007年3月10日
東海道53次制覇から2年、
長らく歩いてなかった旧街道を歩いてみることにする。
青春18切符が今年は8000円、1日あたり1600円、この手を使わない手はない!
ってことで、中津川から木曽路の中山道を歩いてみることにした。
在来線を乗り継いで8時過ぎに中央線中津川駅に着く。
さらに路線バスで落合宿へ向かう。ここから妻籠まで中山道15キロを歩く。
はじめて歩く中山道、久しぶりの街道歩き。山登りのウォーミングアップ。
馬籠から妻籠、中山道屈指の観光名所をつなぐウォーキングの始まりだ。

十曲峠という曲がりくねった坂道を登り石畳の道に入る。
登りやすい石畳をぐんぐんと登ってゆく。ナンジャモンジャの杜と呼ばれる森の中を抜けると
「是より北木曽路」と書かれた碑に着いた。歩き始めから40分。
いよいよ木曽路中山道の始まりである。
木曽路の碑からさらに登ると見事な展望が広がっている。
「信州サンセット100選」になっている風景だそうで、なんで信州なのかよくわからんけど確かにここから夕日を眺めると見事なんだろうな。
見事な出来栄えのキャベツや作業が始まったジャガイモ畑越しに、
美濃の国が広がっている。
落合から1時間半、延々と続く坂道を上って、坂の途中に栄えている馬籠宿につく。

馬籠宿に着くと、のどかな風景は一変し、レトロなテーマパークの賑わい、
喧騒を見せていた。
坂道に沿って、いろんなお店が軒を連ね、観光客の団体が闊歩してゆく。
お祭り好き、観光地大好きの我が家
せっかく来たんだからと、お店に立ち寄りまくる子ども達。
すっかり観光客と化した家族は結局1時間以上馬籠宿に滞在することとなった。
せっかく来たんだからと食べた焼き立ての五平餅。
美味しゅうございました。

「坂に開けた宿場町」馬籠宿。
整備された石畳の坂道と古い町並み。
宿場のはずれの高台から恵那山を仰ぎ見る事が出来る。
山の風景、古い町並み、心地よい上り坂
楽しい一日を実感している。
ゆったりとした時間が流れてゆく。

馬籠宿を過ぎると、当然のように観光客は消え失せて
さらにゆっくりとした時間を感じることになる。
人影もまばらな集落の坂道を腰の曲がったおばあさんがゆっくりと歩いている。
「木曽路はすべて山の中である」
ここでは、いろんな事がゆっくりと流れているようだった。
馬籠宿から坂道を歩くこと1時間(坂下宿から坂道を上り続けること3時間)
標高801m馬籠峠に到着である。
美濃・信濃の国境の峠である。
「長野県日帰り遠足!」
青春18きっぷの威力である。
青春真っ只中の娘
青春入りかけの息子
青春は遥か昔のオヤジたち
木立の間から木曽駒が白く聳えていた。