選択

しかしふーの状態が余り好転しないので3回目の点滴の時には
「安楽死」の説明をされてしまった。
しかし家族で話し合った結果ふーの最後を私たちで決める事は出来ないという結論に達し
自然に任せることにした。
しかし余りに苦しがるようなら仕方が無いと言う事を念頭には置いていた。

その時が来た

それは急に起きた。
恐れていた痙攣が始まってしまったのだ。
それはふーの最後を意味している。
こうなってしまうともうどうすることも出来ない・・・
「ガンバレ!ふー」
痙攣は一時収まったが今度は何かが胃の方から押し出されているようで
普通なら吐き出す所だが、意識がもう無いので吐き出す事が出来なかった。
このままでは呼吸が出来なくなってしまう。
苦しい顔はしていなかったが、余りに辛そうなので見ている事が出来なかった。
家族で納得し「安楽死」を選ぶ事にした。
苦渋の選択・・・
出来ればしたくなかったがこうなったら一刻でも早く楽にしてあげたかった。
先生に電話すると「連れて来て下さい」

病院に着き先生にふーを預けた。
しかしふーは自分の最後は自分で決めていた。
行きのタクシーの中で息を引き取っていたのだ。
小さなキャリーに入っていたので全く気が付かなかった。
皆の出来れば自然に逝かせてあげたいと言う気持ちをふーは分かっていたのだ。
誰の気持ちの中に悔いを残す事がないように・・・


火葬

我が家にはフェレが6匹に猫が2匹も居るのでもしもの時の為に
葬儀のパンフレットが置いてあった。
兎に角火葬だけはしてあげたかったので、真夜中にも関わらず
パンフに先に電話してみた。
細かい事も丁寧に教えて下さり本当に助かった。
次の日(13日)の午後2時約束して眠りに着いた。

次の日
2時に来て下さったのだが「祭壇を組みますから」と言ってくれた。



ふーの棺を花でいっぱいにしてあげた。
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