木村:今日は風呂の日か、薪運びも大変や。
文田:ああ、あの歌の声ならもう地蔵堂まで
   降りてきてる
木村:うん、水運びも、西澤ら3年生にはきついで
文田:大丈夫やろ。
    3年生の光代も水汲みやってるし
    荒川は同じ3年やけど薪とりや
木村:うん。みんなが力合わさんと、
    戦争勝てへん
文田:ああ、一億一心や
文田:僕早よう鉄砲かつぎたい
木村:あかんなぁ〜
   十日前からちょっとも大きならんな
文田:ほな、もう熟してるのと違うか?
木村:あほな!こんなんやで・・・
    毎日こうやって肥えやってんのに
源吉:何や、このちっちゃな西瓜・・・
    家の南瓜の方が大きいわ
京子:疎開もんの百姓仕事はままごとやて・・・

村の人々は疎開でやって来た子供たちに対して
冷たい目で見ていた
この村の子供たちが、
都会の子供達を馬鹿にする態度がその象徴である
木村:おお、風呂当番がんばれよ!
光代:うん。もうすぐ終わりや。
西澤:木村さん。川にアカハラ居たで
古西:光代のバケツに入れたら、
    光代泣きよったんや
西澤:あんたら、喜んでたやないの・・・
光代:西瓜、大きいなったか?

上級生は下級生の事を気使いながら
子供たちをまとめていた
又下級生は上級生の指示に従いながら
協力している
薪を背負って近藤・松井・杉村・荒川が帰って来た
寮母さんが島原の子守唄を歌いながら
洗濯を干している