ラジオ出演『ミュージックイン802』(2003年4月)


*各メンバーの発言を色分けしてます。 【 E:遠藤遼一  M:森岡賢  F:藤井麻輝 】


ちわきまゆみがお送りしております「MUSIC INN802」。 今夜のゲストは、久々に…3人揃い踏みでお会いいたします、ソフトバレエの皆さんです!こんばんは!
3人 「こんばんは」

では早速、自己紹介をお願いします!
E 「え〜歌、やってます。遠藤遼一です。」
よろしくおねがいします!
E 「よろしくおねがいします。」
続いて…
M 「踊ってます。森岡賢です。」
(笑) そして、ニヒルにお願いいたします。
F 「怒ってます。藤井です。」

(笑) っていう3人とお会いする…ほんとに特にインタビューをお願いするのは、 藤井君さっきちょっと覚えててくれてたんですけど、もう10年位前のスペースシャワーTVのインタビューを、 当時アルファレコードのスタジオにお邪魔して、作業の途中に3人に会ったっていうのが 私の最後のソフトバレエの記憶…
E 「ぜんっぜん覚えてないな…(笑)」
M 「え、僕高校生の時に、ちわきさんにインタビュー…アリーナサーティーセブンっていう…。」
そうそう、その頃ソフトバレエだった?もう。
M 「ソフトバレエの前のバンドですよね。」
前のバンドでしょ?そうそうだからそれは、モリケンは前のあのー…なんだっけ?
M 「ボラージュ!」
あ、ボラージュってバンドだよね?その時、モリケンまだ十…?
M 「八くらいですね。」
(笑)
M 「遠藤は…」
そうだ!遠藤くんもそうだ。
E 「…そうそうそう。」
いやあ!今いくつになってるの!?二人…
E 「おせーなーい(笑)」
おせーないのー!?(笑)あれー?ちょっと待てよぉ!?え、あの時遠藤くんいくつくらいだったの?
E 「じゅうしちくらいじゃないスかね。」
ふおー、長いね付き合い。
E 「ですね。」
ですねー。そして、まあこのソフトバレエ。衝撃的に198…何年でした?デビュー。85年?
F 「9っ。」
89年がデビューなんだ。
F 「はい。」
結成はもうちょっと前なんだよね?でも。
M 「…そ、2年ぐらい前ですかね。」
二年位前。今はものすごくアンビエントとか、テクノとか、 ダンスミュージックってすごく定着してますけど、その頃あんまりこういうサウンドをやってる人たちは… あなた方くらい…(笑)で、すごくそういう意味でこう、 メジャーな畑でこういうことをやったっていうのは、ソフトバレエが初めてだったのかなという 気がいたしますが、ま、非常に「BODY TO BODY」とかヒットシングルを…
(「BODY TO BODY」の、カラダからカラダへ〜♪の辺りが少し流れる)

M 「…ヒットしたんですかね(苦笑)」
E 「ヒットしてないんじゃないスかね(笑)」
え!?ヒット感のあるのはオレだけ???
M 「や、僕はもうヒットしてたと思ってたんですけど…思ったよりそんなに…(笑)」
だってこないだの何か…あれAXでしたっけ? 再開ライブの一曲目は「BODY TO BODY」だったじゃないスか。
E 「はい。」
沸いてたじゃないですか、お客さん。非常に。
E 「…や、ウケいいんで(笑)」
(笑)初めて聴いてもノレルって事?「BODY TO BODY」は。
E 「まあ、でもだからあの〜、ソフトバレエを知らない人とか…もいて、 でも「BODY TO BODY」とかは、認知度があったりとか。」
なるほどね。そして、解散を発表されたのが、19…95年ですね。 で、そのあとー…
M 「渋谷公会堂?」
渋谷公会堂…最後に、もうおしまいよっていうライブを…
M 「…は、渋谷公会堂。」

渋谷公会堂でやられて。で、そのあと遠藤君はエンズをやり、 森岡君はFACEとか、あとー自分のソロユニットをやったり。で、藤井さんは睡蓮とかshe shellっていう… で、あのーBUCK-TICKの今井さんとのシャフト…
F 「あ、それはソフトバレエやってるときですね。」
そのあとも…続けてやった?シャフトはもう全然やられてないですか?
F 「ん〜と〜…あ、ヂルチのリミックスとか…。」
あ、そっかそっか。…という、ワークをしながらですね、 えー去年、7年ぶりにソフトバレエ再始動したんですけど。 さ、どうして!一緒にやることになったの?3人で。
(3人 笑)
M 「や、あのー…もうちょっとそろそろやんないとマズイかなと思って。」
最初、解散した時は、もう3人はもうやらないぞっていう気持ちだったの?
M 「やっ、僕の場合はあの逃げたんですけど。」
何?逃げたっていうのは(笑)
M 「これはもう体が耐えられないなと思って。」
この…腰クネクネには…
M 「ええ、あーもうここで腰クネクネはもうこれ以上無理かなと思ったん…ですけど…! あのー、やっぱりやんないとダメかなと思って。」
と思って。で、それを2人にどういう風に伝えたの?
M 「いや、伝えたというよりは…あのー、まあ、なんとなく集まってですね、 3人で飲んで話し合ったんですよ。で、僕はやりたい理由、2つくらいあるんですけど、 ま、ひとつはちょっと置いといてですね、もうひとつはなんかあの結構、解散した後に プロデージーとかケミカルブラザーズとか」
(ケミブラ、チョロっと流れる)
M 「エレクトリック系のバンドがかなりもうメジャー…」
そうだよねー。
M 「ねえ、市民権を得てるじゃないですか。 で、すごくなんかあのー、そういうのを横目で見ていて、ブンブンサテライツとか。 何かすごく…あーなんか、まだまだ出来たんじゃないかなっていう感じがすごいあって、 結構決定的だったのがファットボーイスリム(?)とかで、 ドアーズのジムモリスンのサンプル使ってやってたりしたじゃないですか。」
(チョロっと流れる)
M 「で、アレを聴いてなんか、あ、まだちょっとやんなくちゃマズイかなっていう(笑)感じがちょっと…」
そういう意味では、ちょっとソフトバレエの活動は、もうちょいやったらもっと音楽的にもセールス的にも 実っていたのにというところはあったのかな。
M 「それはもうついてまわって、ずっと言われたりもしてるんですけど、 ただなんか、セールス的音楽的というよりは、同じ解散するんでもね、 あのー、お互い3人、プイ!と向くよりは、おー!やって良かったねー!と握手して 抱き合ってポン!と出来るような…あのー別れ方をしたいなっていう感じですかね。 それか、あのそのまま続けてくんでもいいと思うんですけど!(笑) ただなんかあの、お互いワダカマリ無くこう、スパン!と弾けて、 もっと大きい花火をあげられればいいなという…感じはあります。」
あるんだね〜。
M 「ウン!」

曲『BRIGHT MY WAY』

それでまあ、再結成に至ったんですけど。久しぶりに3人で会って、 スタジオに入ったというのはいつ頃だったの?
E 「んん〜?去年の…今ぐらい?ねっ!…かな?確か。」
あー、去年の…春には。
E 「そうっスね。」
やっていた。で、今回は大体みんなでどの曲も書いてるんですか?
E 「や、自分はもう詩…。」
遠藤君は詩。で、藤井君は曲…ある曲によっては書き。
M 「ま、あとトータルのサウンドを構築したりとか。」
というのが藤井君の役。で、モリケンは…
M 「メロディー書いたり。ええ。」
すごくいい、分業制になってるんですね。
E 「うん、そうですね。」

えー、先月3月26日には、ニューシングル「BRIGHT MY WAY」がリリースになりました! 藤井さん曰く、これは資料に書いてあるんですけど、ニューオーダーに飽きた方にオススメしたい(笑)
F 「ああ?そんなん書いてますか。」
(笑)ウチのスタッフがどこからか調べてきたんだよこれ。こんなことをいった覚えは…(笑)
F 「あーあ、なんかそれはネットの…配信のヤツですね、はいはいはい。」
で、言った。ニューオーダーは、私すごい「クリスタル」が好きだったんですけどー。
F 「あー…。や、これはなんかあのー、シングルについて語ってくれって急に言われて。 言いようが無かったので(笑)」
言いようが無かったので!(笑)ま、代表的なものでニューオーダーを。
F 「なんか似てるヤツ…。」
でもなんか、すごいエレクトリックポップの、非常にいいサウンドじゃないですか。 今回の「BRIGHT MY WAY」…
F 「ああー…」
とてもいいトラックだと思いますけど。
F 「エレクトリックポップですかね?」
うーん、ポップチューンとしてもいいと思うし。 ダンサブルなダンスチューンとしても、とても良いと思います。
F 「うーん…なるほど。」
ご自分としては、これ、トータルでこの今回のシングル、 この辺の音像を狙って作ったとかっていうのはあります?
F 「音像はーあぁぁぁ…(最後のほう、ため息のように) フォーディナリーピープルって感じですかね。」
なるほどねー。普通の人にも分かってもらえる…
F 「普通の人にこそ!」
こそ!わかってもらえる…。でも、すごくトリッキーな部分とか結構一杯仕掛けあるじゃないですか。
F 「ああー、あのーテクニカルな面ではそうですけど。はい。」
でも聴こえ方は、普通の人にも楽しんで聴ける…
F 「うん。ラジオ…対応盤。」

ラジオ対応盤だあ(笑)…確かに!非常にラジオフレンドリーな感じがいたしますけど。 そういう意味では、メロディックかつ攻撃的かつポップで、すごいつかみ易いソフバの一面が出ていると、 そのように思うんですけど。ま、このーヤツが、最新出まして、そしてその前に去年出てる、 これすごい読み方違うんですね!私思っていたのと(笑) 「しんびあん」というアルバムが、昨年出ておりますが。これはまた面白いこう…なんつーんでしょうね。 ポップあり、アンビエントあり、音響あり…ちょっとーインド音階あり、色んなものが(笑) 詰め込んでありますが。次のアルバムってトコロは、そろそろお考えに…。
M 「…ちょぴっと。」
ちょぴっと…
M 「はい(笑)」
ホントか?モリケン〜(笑)
M 「(笑)いや、あんまり言うと出来なくなっちゃうんで! 何にもやってませんって言った方がいいです、まだ(笑)」

今はもう、ライブに!こう…
M 「はい、ライブに…藤井さんががんばってます!」
(笑)藤井さん今、ステージではギターを弾いてるの?
F 「うーん…去年、去年は。」
去年はギターとキーボード…でもギター多かったですよね、なんか。ビデオで観たら。
F 「キーボードはー…1,2曲くらい。」
うーん、今回あのーなんかまた、ガスマスクに継ぐようなものは。ステージ衣装などは。
F 「あー、(ピーガー:雑音)も考えたんですが。ちょっとシャレにならないかもしれない…ですね。」
あと、痩せすぎ!(ピーガー:雑音)様をやるにはちょっと。ね!太らないと。
F 「あー、やめました。」
はい。遠藤君は今回どんなキャラで?
E 「えっ…?(笑)イヤ別にいつもと変わんないと思います、はい。」
あなたはね(笑)何キャラって無いもんね(笑)
E 「無いですから別に。」
モリケン、そろそろなんか着なよ!
M 「え!?なにをですか?」
光ったものとか。
M 「…ああ!」
なんかそういう(笑)
M 「なんか僕あの、エレクトリックスターっていう感じになりたいなと…。」
ああ、いーんじゃないの。電飾付いてんの?
M 「いやあ、付いててもいいかもしんないけど。」
うん、いいと思う。うんうんうん。前回、結構シックにね。
M 「…あれ?そうでしたっけ?」
なんか白のこういう…
M 「あっ!そうでしたね。」
割とこう…光り物に来なかったので。やっぱモリケンちゃんはちょっと、ちらり光ってたり… ま、何も着てないとかね。

(沈黙)

M 「…あっ。」
…ごめんなさい。私が暴走しました!
M 「いや、全然でもあのオッケーなんですけど!」
まあ、その辺も皆さん楽しみに!していて頂きたいと思います! えー、今回のツアーが、ツアー2003「満カイ」というタイトルで、 来週の火曜日、4月15日から…
F 「ははあー…、名古屋から始まるんですね。」
名古屋から始まるんですね。そのあと!来週の金曜日、4月18日。 来週の金曜日、なんばハッチでライブがありますので、えー、ぜひ、遊びに来ていただきたいなと思います! じゃあ、あのー大阪のファンの皆さんも、きっと、ライブを楽しみにしておりますと思うし、 初めてみる方もですね、この方たちのライブ、大変楽しゅうございますので、 ぜひ!楽しみにしていていただきたいなあと思います! ホントに今日はありがとうございました!!
3人 「ありがとうございました。」

ソフトバレエの皆さんでした!

曲『ASCENT』



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