ラジオ出演 『ミュージックスクエア』(1996年)


中村タカコがお送りしております、ミュージックスクエア。ここからはゲストの登場。 今夜のゲストは、ジ・エンズの遠藤遼一さんです、こんばんは〜。
「こんばんは。(照れ笑いまじり?)」
ごぶさたしております。
「ごぶさたしてます。」
お元気でしたか?
「ハイ。」
あーそうですかあ。 おハガキもいっぱい来てるんですけど、○○さんという東京都にお住まいの方ね。
”私の今、大のオススメのアーティスト、ジ・エンズの遠藤遼一さんをゲストに迎えて頂けませんでしょうか。 ちょっと、裏の写真の顔は、怖い…かもですが、ホントはとても穏やかな方です。
「(笑)」
きっとその雰囲気に、中村さんも吸い込まれてしまうかも〜”って書いてあるんですけど、
…もう、たくさんお仕事させて頂きましたよね?
「ハイ。」
NHKばーっかりで(笑)
「そうですね…それほど穏やかでもないんですけどね。」
ああ(笑)穏やかじゃないんですか?(笑)
「ちなみに…ま、いいんですけど。」
でも、怖くはないですかね?
「ウン。」
うん、私もね、初めて会うまでと、こうやってインタビューさしてもらって、 あー怖くないんだっていうのが分かってきたけれども(笑)
「(ハッと声を出して笑う)」
あの、ミュージックパイロットという、私が昔やってた番組にも来て頂きましたし、 あと、私が12時間とかの長い番組をやったときに、突然遊びに来て頂いたの覚えてます?あの番組。
「ああハイ、覚えてます覚えてます。」
ねぇ、あれから2年…もっと経ってしまいましたけれどもねぇ。もっと色々、秘話はあるんですけど、 1曲じゃあ、曲をですねぇ、聴いて頂いてから、ちょっと攻めたい!と思いますが。 じゃあ、ジ・エンズの曲を紹介してください。
「…えー、『NAKED』です。」

今夜のゲスト、ジ・エンズの曲で『NAKED』聴いて頂きました。 さっき、突っ込む!と言っていたのはですねえ、
「(うっすら笑い)」
もうすごい古い話を蒸し返して申し訳ないんですけど、
「イイエ!」
(笑)去年この番組に、ソフトバレエで来て頂きまして、 でー、私はのん気にですね、3人の…ソフトバレエの今後は!?とかって聞いてたら…
「ハイ(笑)」
オンエアの時にですねぇ、なんか近くのコンサートで解散発言をされてると聞きまして… でー、あれ、実は録音だ…
「え?オンエア…オンエアの時?」
そう!
「あーぁ。」
前の日かなんかに分かったんですよぉ。で、録音だったんで、そこの部分が。 急遽、実はですね、このゲストの部分は前に録りまして、 中村は解散のことを全然知らなかったんですよ!って。 だから皆さん、解散前のソフトバレエの雰囲気、ちょっと聞いてください!みたいなかんじでぇ 流したんですよ、びっくりしましたよぉ!
「すいません…」
ヨクゾだましてくれましたね(笑)
「ごめんなさい(笑)そっか…そういうタイムラグがあったんですね(笑)」
そう。結構、急でしたよね、ああやって3人でラジオとか出てて… 前もって決めてたんですか?コンサート会場で突然発表しようとかいって。
「…そうですね。」
あ、そうなんだ。
「うん、なんか…や、でも、あのラジオの時はぁ、 知ってたのか知らないのかちょっと定かじゃないんですけど、ひょっとして知らなかったんじゃないかな…」
あー、具体的に何月何日に…
「メンバーさえも、知らなかったんじゃないかな(笑)」
メンバーさえも知らなかったぁ?(笑)
「そうそう(笑)」
あ、そうなんだぁ。
「ええ。」
じゃあまあ、そんなまあ1年以上も前のことですし、こうやって来て頂いたので…
「わすれよう!」
(笑)忘れよう!そう、忘れ去りましょう!

で、今回、ジ・エンズというバンドで。バンドって言っていいんですか、これは?
「ええと…気持ち的に。」
気持ち的にバンドね?
「紛らわしいんですけど(笑)ウン。」
でも、一応パーマネントメンバーというか…は、遠藤さんだけ。
「そうですね。」
あとのメンバーは?
「〜は、お友達っていう感じで。だから…まあ、レコーディングに関しては、同じメンツで やってもらってっていう。」
もしツアーとか、何か出る時には、また違うその時のお友達が来たりもありうる…
「…うん、かもしれないですね。」
ふ〜ん、そういう形がエンズなわけ。
「今のところは…(笑)」
今のところは。あ、そっかぁ、でも将来、ひょっとしたら一緒にバンドやっていこう!気が合うなあと 思う人が出たら2人3人になる可能性もある…
「うん…あんまりだからあのー、ソロアーティストとしてっていうか…うん、 エンズって感じでは無いんですよね。」
うーん、だったら遠藤遼一で…ソロデビューするもんねぇ。
「そうそう、だから必ず2人以上っていう感じで(笑)ですね。」
でも、バンドやってて解散したけど、やっぱりバンドがいいなって思うの?
「うーん…あのー。」
なんで?
「やっ、ていうかまあ、ソフトバレエはあんまバンド…ではないかな(笑)って感じはしますけどね。」
うーん、ユニット?って感じ?
「バンド…は、単純にねぇ、楽しいじゃないですか(笑)仲間とやってたら。」
あ、じゃあもっとソフトバレエなんかよりもバンドっぽい感じ?をやりたいし、今やってる感じなの?
「とー、なんかこう…1人で、ねぇ…1人の力では出来ないことだったりとかっていうのが、 こう、化学反応みたいなのを起こして!ドカーンと…(笑)」
何倍にもなったり、全然違うもん出て来たりとか。
「そうそう。」
この、エンズっていう名前は…エンドウのシャレ…なんではないですか?(笑)
「でもいいですし(笑)や、なんかなるべくー使ってない名前…バンド名で使えなさそうで、 一瞬、聞いてポッ…としちゃうんだけど、でも1回聞いたら忘れられないような名前(笑) …で、短くて簡潔してて…で、ある程度の意味があったりとかっていって、 なんかないかなあって探してたら、あのー、ストックにあったんで。」
うん、これを使おうと…もうすごい覚えやすいし、またそのさっき、シャレ?って 聞いたぐらい、あっ、ジ・エンズって、あ、そうそうそう遠藤さんのものだよ(笑)っていう
「(笑)」
つながりも覚えやすくて…いいですよね〜。

あの今回、ファーストアルバムのタイトルも『ENDS』ということなんですけども。
「ハイ。」
ねぇ。このー、じゃ今回のメンバーは、どういう方々?なんですか?
「えーとー、レコーディングは、まぁ、ギターがマッドカプセルマーケッツってバンドの ギターの石垣という人間で、で、ドラムが上領亘という人間と…」
あとどういうメンバーでしょう?
「あと、マニピュレーターというかキーボーディスト…とボーカルと…って感じですね。」
あ、基本は4人でっていう感じだったんですか。 あのー、ここにジャケットがあるんですけれども、こう…なんていうのこれは?
「あー…」
なんていっていいんだろ、これ?
「なんだろ?」
1枚、ペラッとついてるのね。
「透明な…」
オレンジを透して。なんかそれもオレンジだし、中の歌詞カードも全部オレンジ?なんですけども、 ま、そういう曲もあるんですけれども、このオレンジ色にしたのは何かそういうイメージなんですか?
「や、なんか…大陸的なもの…イメージがあって、頭の中に。バンドの方向性として。 んでー、寒色系よりは暖色系とか?」
あったかいほうのね。
「あったかいほうの。で、なんとなーく…ブルーよりはオレンジかなって感じですね。」
『ひまわり』って曲もありますしねぇ『ORANGE』って曲もありますしねぇ、 じゃなんか、そういうかんじだったんですねぇ。
「ハイ。」
あのーじゃ、ジ・エンズでこう…将来も含め、このアルバムでやってみたかった事も含め、 どういうのがやりたくて、今後は、やっていきたいと思いますか? あんま、音とかでは考えてないんですか?理屈では…。
「うーん…あんまりそのサウンド的なところではなんか、まぁこういう系統のものに属したいとか、 ロックバンド…もうバリバリでやりたいとか(笑)そういうことも全然無いし。 テクノとかそういうエッセンスも今後出てくるのかもしれないし。ただなんかこう…そのバンド自体が …なんだろなぁこう、プレーヤーを離れてとか、プレイしててもなんか、あのー人間的なところで カッコよくとか(笑)うーん、ギタリストならギタリストだけで終わるようなもんじゃなくて、 ボーカリストならボーカリストの範疇、だけで終わるようなものじゃなくて、 もっとなんかそのバンドトータルで、ギターとかボーカルとかっていうのを超えたところで なんか面白いことが出来ればいいかなあっていう…ちょっと難しい話かもしれないけど。 そのつながりみたいなものも、面白いことが出来るはずだと思うし、バンドというものが。 何かそんな感じですね。…まあ楽しくやりましょうっていう(笑)」
(笑)楽しくやりましょうっていうね。なんかでもそういう前向きな感じが、 ひしひしと伝わってきますよ、このクールな話し声からも(笑)
「(笑)」
ではですね、また、そのアルバムの中から1曲聴いて頂きたいと思いますので、 遠藤さんのほうから紹介してください。
「はい、えっと…『WHOLISTIC』です。」

ジ・エンズのファーストアルバム『ENDS』の中から『WHOLISTIC』という曲を聴いていただきました。 おハガキも来てるので、紹介していきたいと思いますが。 えー、タカちゃんとジ・エンズの遠藤さんへとくれた○○ちゃんねえ、横浜の消印が押してありますけど。
”遠藤さんへのお願い。ハガキの裏の絵の女の子、…これルノアールの絵なんですけれどもね… これ私だと思って、ほっぺたにキスしてください。
…(笑)
「(笑)」
家族が誰もいないと思って『蜘蛛と星』を熱唱していたら、パチパチ!という拍手。 お母さん、なんでそこにいるんだぁ!?もう私はノリノリでガンガンに歌ってて、 ああ恥ずかしいよう!なんで見てたんだよう!いるならいってよう!”って書いてあるんですけど。
またーあの歌を女の子が歌ってて(笑)
「(笑)」
なおかつそれを拍手しているお母さんというのがいいですよね。
「…ファンキーですね(笑)」
一応このハガキ渡しておきましょうね。
「ハイ。」
そのつもりで…ということなので。触ってはくれましたからね〜(笑)
「…しましょうか?」
あっ!ほんとにしてくれるの〜?
「(ペコッて音がするような 笑)ハイ!」
…あっ、あ、どうしよ〜♪ほんとにしてくれたよ、○○ちゃん!良かったねぇ♪ で、みんな○○ちゃん以外の女の子も、私のためだわってみんなファンの人は思っているのですよ(笑) それからもう1枚。沖縄県の○○ちゃんという方なんですけれどもね。
”突然ですが、私の眉は凄いんです。何が凄いって太くて濃いんです。 小学生の頃から眉毛がコンプレックスで、前髪で隠したりしていたのですが、 これも個性のひとつかなあと気にしないようにしていました。しかし現在、世間では、 細い眉が流行るようになり、
「(笑)」
私のコンプレックスは復活しつつあります。
…そうえば、昔ねぇ、 あの、すっごい太いのが流行った時もありましたよねぇ。
「あ〜、ありましたよね。」
みんなワザと太く描いちゃうみたいなね…
手の施しようがないほど、処理をしようにも、 元気な眉毛です(笑)ジ・エンズの遠藤さんがゲストで来られるそうなので、 このハガキが間に合えば質問して欲しいのです。人それぞれにコンプレックスってあると思うのですが、 どのように克服したらいいと思いますか?また、どのように克服してきましたか? 遠藤さんの声が聞けるのを楽しみにしています。”というねぇ。
はじめはどこに質問が行くのかと心配してしまいましたけれども。
「(笑)」
コンプレックス…なんて、あるぅ〜!?
「僕…もう、バリバリですよ…」
こんーな、ルックスもうバリバリ整っててぇ!音楽やっててぇ…
「やーなんかねぇ、あの、ライブのビデオとかあるじゃないですか。あれを平常心とかで、 まず見れたことないし…」
あ、それをー、陶酔する人もいるじゃない。あ、俺ってなんてカッコいいんだな〜っていう…
「…羨ましいですよねぇ、そういう人は(笑)」
あーそう!じゃあもう、見てて…もう見てられないやって本人は思うんだ。
「あーもう全然…だから声とかも全然もう…」
へ!??(笑)あーそう…
「なるべくなら聞きたくないっていう人だし…ま、でも最近になってようやくなんか 聞けるようになって来ましたけど、声に関してはさすがに。 …でも、自分が出てるものとか、あの、雑誌とかもまずあまり見ないし…」
あー、そう。なんか克服してきたものってなんですかねぇ?
「でもねぇ、あのー簡単な方法としてはね、あの、結果を気にしないこと。 それは大事だと思いますよ。なんか…人がどう思うかとか、そういうことを気にしないで、 あのーまず…まず動く!それが結構大事なことかな?と。僕はそういう風にしてる…けど。」
たとえば、コンプレックスがあったとしても、ステージはやっちゃう! それを見て、誰がどうのとか…こう、自分で見てあとからとか思わないで、もう、やっちゃう。 きっとね、このコンプレックスも…あの眉毛のコンプレックスも、 そのこと自体じゃなくて、それによって人が見てどう思うかとか、
「そうそう。」
好きな人がこういう細いほうがいいんだろうかとか、そういう結果を考えてるからだもんね。 うーん…でも分かる。私も自分のドウ録とか聞くの…絶対ヤだしね!
「(笑)」
もー、よくみんな毎日聞いてるな(笑)って思うもんね。だからこそ、仕事にしてるのかもしれないね。 コンプレックスが大きい分ね…なんか、乗り越えたいっていうのがあるかもしれませんけど。 なるほど、がんばってねぇ、この○○ちゃんも乗り越えていただきたいと思いますが。
それから、さっき紹介した、あのー○○さんという方ね。 ホントは穏やかな方ですよってくれた方ですけど、もう1枚来てて…勝手にねぇ、あて先が変わってるの。 NHK ジ・エンズを『ポップジャム』に出演させよう!係御中(笑)
「(笑)」
”ポップジャムいつも楽しく見ています。
…これねぇ、きっとね『ポップジャム』に来たハガキがウチに紛れ込んだんだと思うんですけどね(笑)
今日は、お願いがあってお手紙を書きました。ソフトバレエ解散後、ジ・エンズとして活動を再開した 遠藤遼一さんをゲストに呼んで欲しいのです。ソフトバレエ時代、よくポップジャムに出演していて、 毎週のように、
…ホントによく出てましたよね?
「ハイ…ハイ(笑)」
あの頃の最多出場ですよね!?間違いなく(笑)…
NHKホールに通っていたことを楽しく思い出します。 また、あのステージで、遠藤さんに会える日を楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。”と。
たまたま、ウチは『ポップジャム』のスタッフと…ミュージックスクエアのスタッフが同じなので。 でも、もう…決まってるんですよね?
「ハイ。」
出演が。10月12日…
出さしてもらいます(笑)」
久しぶりね?じゃあ。
「そう…ですよね。」
『ポップジャム』に出るのねぇ。あのー、曲は今何にしようかな〜って考えている…ところ。
「まだ最中で…」
「(笑)」
うーん、どれかなー、どれかなーって感じはあるんですか?このアルバムの中で…。
「えーっとねぇ、『DIVE』かぁ『WHOLISTIC』かぁ…『NAKED』か… どれがいいかなあ?って感じですね(笑)」
3曲くらいの中で。うーん、じゃあ、バンドのメンバーだったり、スタッフと今…どれにしようかな?と、
「ハイ。」
考えていると、ねぇ。じゃあ、久々にあのNHKホールのステージに立った!遠藤さんが見れますから! 10月の12日ですね、『ポップジャム』観て頂きたいと思います。 それから、ジ・エンズのほうのライブなんですけれども、10月の中旬から11月にかけてあるんですよね?
「ハイ。」
これはー、メンバーはレコーディングと一緒…?
「…えっとー、まだ未定ですけど、ほぼ…うん、一緒ですね。」
大体おんなじで。どんなステージになりそう?
「や、シンプルにしたい…ですね。」
さっきー…そのホラ、音楽を超えてっていうか…そういうものも感じるようにって言ってたじゃないですか。
「ハイ。」
その分、あんまり要らないものは排除してっていう…
「そうですね、ゴージャスなステージとかもいいんだけど… なんか、観てる人の感覚的に入り込めるような…うん、そういうものにしたいかなーって感じ。」
シンプルなほど、もう、みんなの目ってそういうとこにいくもんね。プラスアルファの部分も含めね。
「大変なんですけどね(笑)やってるほうはね。」
ねー、ごまかせないですもんね!バーン!バーン!とかそういうのでね。 ライブなんか…今すごく楽しみな感じ?本人としては。それとも、初めてジ・エンズでやるから 不安もあるって感じ?
「うーん…や、楽しみですよ。」
早くやりたいっていう?ふ〜ん。今後は、新曲とかビデオとか、そういうのはどうなんでしょうか?
「えーっと…ま、とりあえずライブに向けて、新曲をやってる最中なんで(笑)」
あ、そう!じゃあ、このライブで新曲聴けるのね?
「ハイ。」
そうだよね。今、全部で9曲…
「…9曲、だから」
ちょっと短いですもんね。
「短いですから(笑)」
その分じゃあ、シングル…というか新しい曲もね、聴けるという事なんですけれどもね。 じゃあ、最後にですね、この番組のリスナーの皆さん、それからずーっと遠藤さんのファンの皆さんも 聞いてると思いますが、メッセージを頂きたいと思うのですが。
「えー…そうですね。お互い、好きなことやりましょう!ハイ!」
おお、カッコいいメッセージじゃないですか〜♪ またぜひ、遊びに来てくださいね。今日はどうもありがとうございました。
「はい、ありがとうございました。」
じゃあ、最後にですねぇ、これもやろっかなあと考えている、 候補に挙がっている曲でもあるということですけどもね、『ポップジャム』で。 じゃあ、『ENDS』の中から紹介してください!
「…なんでしたっけ(笑)」
あっはっはっは(笑)これ!これよ、これ!
「あ!『DIVE』です、ドウゾ(笑)」
どうもありがとうございました!(笑)
「ハイ(笑)」



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