特集    アカウミガメの産卵 

                -徳島 蒲生田岬にて-    
  

 

 

 以下は、貴重な「アカウミガメの産卵の様子」をカメラで捉えたものです。
 テレビで見たことはあっても、実際に見ると、感動ものです。

 2004年7月17日(土)の夜に、徳島県の蒲生田岬に多田商店旅行に行きました。この蒲生田岬は「アカウミガメの産卵」の場所として有名で、徳島県の指定を受けていました。

 夜の10時過ぎになると産卵にあらわれると言われていますので、民宿に泊まった人の中の総勢15人が、夜の海岸へ出かけました。

 照明は海カメを脅すことになるというので照明道具は一切なし。そうすると、海岸へ行っても全くカメが何処にいるのか見当もつきません。皆で海岸を歩きましたが、それらしいものは全く発見されずに、もう帰ろうか、と言い合って海岸を後にしようとしたそのときに、見知らぬ人から声がかかって、「ウミガメの産卵を見にこられたのですか」と。「そうです。」と答えると、「それでは私についてきてください」と。

 そっと防波堤の方によっていくとカサカサと小さな音がします。解説では「今、岸からウミガメが上陸してきて、産卵場所を見つけている」とのこと。

 姿は全く見られませんが、ウミガメが近くにいるということがわかって一行俄然、目が輝きはじめました。

 それから待つこと40分。その人が「もういいですよ。産卵が始まれば近寄っても大丈夫です」と。ゆっくりと近づいていくと、確かにカメはいました。思ったよりも大きなカメ。まるで竜宮城のカメのようです。

 そっと、カメラのシャッターを押したのが以下の写真4枚です。いずれも非常に貴重なものだと思っています。
 

 先ずは、じっくりとご覧ください。 

一汁一菜 取材班

 トップへ戻る

 


 

 アカウミガメは深く穴を掘って産卵を始めました。
 おそるおそるシャッターを押した写真です。




 

 横から見た写真。腕についているのは今、着けた鑑識番号です。東京から来た「ウミガメ」研究員が付けました。
 目の付近は湿っていて、涙を流しているように見えました。



 

  その研究員がカメの大きさを測定しているところです。



 

  産卵を終えて、後ろ足で卵の上に砂をかけています。
 もうすぐ、また海へ戻っていきます。

 

 
      

 トップへ戻る