森住卓写真展
『イラク・湾岸戦争のこどもたち』

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編集長より一言
 このページは、家族新聞の発行を通じて交流している福島市に住むKさんからいただいた便りの中に、『イラク・湾岸戦争と子どもたち』の写真展を開催したことが触れられていて、とても素敵な取組 みだと感じ入って、kさんのお許しを得て、その様子を少しだけ紹介させていただくものです。

森住卓さんのプロフィール
1951年生まれ。フリーの写真家。日本写真家協会会員。軍事問題や環境問題をテーマにした写真を発表。
1988年 日本ジャーナリスト会議 奨励賞   「ドキュメント三宅島」(大月書店)
1996年 「’96視点展」でセミパラチンスクの被曝者の作品が「視点賞」受賞。
1999年 第4回週刊現代「ドキュメント写真大賞」受賞。
著書 「セミパラチンスク-草原の民・核汚染の50年」(高文研)など。

岩瀬書店 八木田店(福島市八木田字並柳163−1)
2階ホール 入場無料

6月15日(火)〜6月16日(水)

主催:
森住卓さんの写真を見る会

飾り付けのテーマは「つないでいく命」

花は一切使わず、ツタ、アイビー、木の実、葉っぱ、カゴ、木箱で構成したとのことです。
 

土曜日は111人の方が来場

日曜日は142人の方が来場

とあります。

  

6月16日(日)午後には、山田征さん(三鷹市在住)の講演会を開催

 講演の中で山田さんは、「劣化ウランの半減期が45億年。プルトニウムの半減期が2万8000年」ということを強調されていたとのことです。 天文学的な数字に、参加者一同あ然としたとありました。


主催したkさんの感想から

 私たちの寿命をはるかに超えた数字に、開いた口がふさがりませんでした。
地球の年齢が今で46億歳ですからね。人間は一体、何をしようとしているのでしょう・・・。

 しかも、アフガニスタンでも、イラクでも、ベトナムでも未来を担う子ども達がどんどん生まれては死んでいきます・・・or・・・ハンディを持って生まれてくるか、生まれても栄養失調や病気など・・・問題は山積み。
そういう中でだれが人の未来を考え、担っていくのでしょうか。


★大阪でも『森住卓写真展』が開催されます。ぜひ、寄ってみてはいかがですか。

 日時: 9月5日(木) 〜 9月10日(火)       10:00〜18:00
 会場: 新サンケイビル1階 ・ ニコンプラザ大阪
       大阪市北区梅田2-5-2 TEL : 06-6348-9698
          入場  無料

★コラム動点で取り上げました。

米国によるイラク攻撃が心配です。米大統領は今年の一般教書の演説でイラクを『悪の枢軸』と決めつけ、戦争の準備をすすめています▼一九九一年のイラク・湾岸戦争時に、多国籍軍が劣化ウラン弾を大量使用したことは知っていましたか。その量は三〇〇d〜八〇〇dともいわれ、広島に投下された原爆の一万四千倍から三万六千倍の放射能原子がペルシャ湾一帯にばら撒かれたことになります。それから十年。写真家・森住卓氏は一九九八年から四回にわたってイラクの取材を行い、白血病やガンに苦しむ子供たちの姿や先天性障害が生まれ死んでいく姿をカメラに収めました。イラク南部のバスク市内ではガンの死亡者が以前の十七倍にも達してします。各地で開催されている森住卓・個展が大阪では昨日まで開催されていました。今後の予定など詳しくは森住氏のHPで▼同様に、三五年にわたってパレスチナの写真を撮ってきた写真家・広河隆一氏(『パレスチナ・新版』岩波新書〇二年五月発行の著者)の写真展が同実行委員会の主催で九月二一日〜二三日の間、高槻市生涯学習センターで開かれます▼「一番この写真を見せたいのはブッシュ(現大統領)」(森住卓氏の言葉より)(M2002.9.11掲載

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