映画 『折り梅』 上映会のお知らせ
 

 

  主催 大津に高齢者と子どものふれあい施設をつくる会
  共催 社会福祉法人つくし会 つくし保育園
  協賛 滋賀県映画センター
  後援 大津市 大津市教育委員会 京都新聞滋賀本社 社会福祉法人大津市社会福祉協議会 BBCびわ湖放送
      文部科学省 特別選定  厚生労働省 推薦 


2002年 
9月14日(土)大津市生涯学習センターホール

  第1回 午前 10:00 開場 10:30 上映
  第2回 午後   1:30 開場  2:00 上映
  第3回 午後   6:00 開場  6:30 上映

           前売券    一般               1.200
                  学生・60歳以上 
1.000
 
         当日券                        各 200円 up

 

 [真実]に‥‥うれしい涙が止まらない

  折り梅は、義母がアルツハイマー型痴呆症になったこと   で、崩壊しかけた家族が、さまざまな葛藤を経て、見事に再生した実話を通して、人間の無限の可能性を描いた感動作となっています。その過程と思いもかけない展開は、見るものにすばらしい希望を与えてくれるでしょう。

 

  松井久子 監督作品  出演  原田美枝子 吉行和子 トミーズ雅 田野あさ美 三宅零冶
 加藤登紀子 他
 ストーリー

 サラリーマンの夫(トミーズ雅)とパート勤務の巴(原田美枝子)、子どもたち二人の家族に、夫の母政子(吉行和子)が同居することになった。ところが、同居してまもなく政子に変調が‥‥‥。アルツハイマー型痴呆症だった。

 巴と政子は、激しくぶつかりあうが、やがて深いきずなで結ばれていく‥‥。

     

ぜひ、映画上映会にお出かけください。

  9月14日(土)の映画会は、3回の上映で、延べ1000名を突破して、目標を達成し、成功裏に終了しました。

 映画の内容は、アルツハイマー病を、本人の自覚があって、忘れていくことへの恐れと悩みを抱えている、と正面から捉えて、家族が如何に関わっていくか、を問題提起している、なかなか、見応えのある映画でした。

2002.9.18のコラム動点で取り上げました。

私の住む地域で「高齢者と子どものふれあい施設をつくろう」という運動が起こって一年半余りになります。敷地は市有地の提供を受けて、今年度に保育所建設の県申請を、来年度には特別養護老人ホーム建設の県申請を目標にしています。何とか成功しほしいものと思っています。今は、地域高齢者の憩いの場としてふれあいサロンを会が開設しています▼その『つくる会』が主催して、週末に映画会がありました。映画は『折り梅』。三回の上映で延べ千名を越える入場者があって上映会は成功。我が家は家族四人で鑑賞しました。映画は、アルツハイマー病を発病した同居の母(吉行和子)と家族とのぶつかり合い、特に義母と妻との葛藤を軸にして「老い」を描いています。義母の生い立ちや心の悲しみを知り理解を深める妻巴(原田美枝子)の姿が印象的でした。「老い」の悲しみとともに豊かさを語る映画です▼タイトルとなった『折り梅』とは、生け花の言葉で、枝を折って枝ぶりを変更しても、皮で養分を吸収するために枯れずに綺麗な花を咲かす、という意味です。映画のテーマとなっている老人性痴呆症と重ねて、梅の木のたくましさを表現しています▼松井久子監督作品です。是非観賞を(M)

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