整流板

サイドフロート

 リトルボート社製のサイドフロート、鬼にゴム棒、ボートの安定性確保の為手放せないアイテムです。
 ただボートを走らせた時に取付用のゴムベース部分(黒色の3ケ所)に水がぶつかって抵抗が増え滑走速度、燃費に影響を与えそうです。

整流板製作

 そこで色々と考えてみたのですが、結論はこれ、整流板で水がぶつかる部分を塞いでしまう作戦です。
 塞ぐ、と言っても水圧に耐えられる強度、水切りの良い表面、海水に耐える材質、コスト諸々の条件を満足しなければならない。
 そこで私が適用したのは丸雨樋、塩ビ製で1800ミリ叉は3600ミリ長さの物を建材店叉はホームセンターなどで手軽に入手出来る、但しそのままでは使用出来ないのでちょっと加工します。
 まずホームセンターへ行ったなら樋必要長さ分と整形用の枕木として、サイズは、巾55〜65ミリ、厚み25〜38ミリ、長さ1800ミリ程度の物(ツーバイ材などがベスト)を入手します。
 この枕木を平らな所に置きその上に1400ミリ長さに切断した丸樋を被せる様に置きバーナーで上から出来るだけ均一に加熱して行きます、そして、ふにゃっと来たら上から重たい物(赤レンガなど)を乗せて整形して行きます。
 画像の様に整形出来たら、後は端分角を大きく面取りしをして丸みを付けます、耳の部分の小さな穴はコーキング剤で蓋をします、最後にボールト穴をあけて出来上がり。

整流板の取付状態

 こんな狭い隙間だけど水の抵抗は大きい、非力な5馬力エンジン使用の私のボートの滑走時の最高速度は格段アップしました、当然に燃費も高上した物と考えられます。
 画像はベース最前部です、開口していますが吃水しないので問題は有りません。
 整流板とサイドフロートとの当たり部分はやっぱり擦れるので補強としてフロート側にパンク補修用の同じハイパロンゴム製シートを張付けます。

使用感

 私の場合サイドフロートは常時エアーを入れっぱなしのままで持ち運び保管していますので、この整流板もフロートに付けっぱなしですから苦は有りません、でもエアーを抜いて収納するには都度取外ししなければなりません、しかも一つ荷物が増える事に成ります。