備前焼とは、なんぞや。改めて考えてみるとどうだろうか。備前の土を使っていることは、必要だが、「焼き」も条件に入っていて、登り窯、あるいは窖窯といった薪の窯で、しかも備前特有の様々な窯変を楽しめる。こういう条件が揃って欲しい。しかし、欲張って更に造形のたくみさが欲しいと思うのだ。それが工芸作家の作品というものであろう。
その点で、山下譲治さんの作品は、欲張った条件をすべて満たしている。
二十種以上あるという備前の「土」の中から、自分の作品作りに適した土を選び、入念に作品のための土造りをする。様々な窯変を生み出す焼きの確かさ、現代的なかたちをも生み出す造形の巧みさ。すべて伊勢崎一門の真髄を会得しているといえるものだ。
| 備前 窯変ぐい呑み1 | 同左 高台 | 同左 見込み | |
| ¥12,600 共箱 | |||
| 大きな緋色が出ている。そこを下にして焼かれた。向こうに見える縁から見込みへかけては、灰に埋もれて還元かかったものだろう。青味がかった窯変となっている。 | このシンプルさが、うれしい。酒を呑むという行為を飽きさせない。 | ||
| 備前 窯変ぐい呑み2 完売 | 同左 高台 | 同左 見込み | |
| ¥12,600 共箱 | |||
| 窯変の大小の丸い緋が面白い。 口縁は青味がかった焼け。 |
灰に埋もれていた部分が青黒く焼けている。 | ||
| 備前 窯変面取りぐい呑み | 同左 高台 | 同左 見込み | |
| ¥10,500 共箱 | |||
| 丸い緋の下に州浜形のような緋が入って雰囲気のよい文様となっている。 面取りの形状で、酒を呑みつつ、掌で転がして楽しみたい。 |
高台は、山下さん独特の「変わり足」 | 見込みの渦がねっとりとした調子で、好もしい。 |