ギヤラリーたちばな 2010年展示

10月29日(金)〜11月14日(日):
  ならまち(奈良町)ギャラリーたちばな
本多亜弥作陶展「四季の華やぎ」'10


ならまちギヤラリーたちばなでは、
1029
()から1114()まで奈良県天理市在住の本多亜弥さんの陶展を開催いたします。

今年4回目の日本伝統工芸展への入選を果たし、正会員となる本多さんは、そこでも評価された「染付彫」の作品も出展します。彫りの深さによって藍の濃淡も微妙に変化する「染付」も交え、野の草花を、時にはかなげに、また力勁く、白い磁肌の上に描いています。

期間:201010月29()1114()  休廊:水曜日
   (但し3日文化の日は開廊いたします。)

時間:11001800
作家在廊予定:1029()30(・31日(日)、11月3日(水)・6日(土)7日()14()
於:奈良市西寺林町18−1 ギヤラリーたちばな 電話:0742-31-6439

本多 亜弥 略歴

1977 奈良県天理市に生まれる
2003 愛知県立芸術大学大学院修了
     同大学にて加藤作助氏、太田公典氏に師事
     天理市に築窯
・染付公募展     入選
・日本伝統工芸展   入選

・日本伝統工芸近畿展 入選
東海伝統工芸展 日本工芸会賞受賞
日本工芸会 正会員

10月9日(土)〜24日(日):
  ならまち(奈良町)ギャラリーたちばな
京焼「加古陽彦・幸二人展」


ならまちギヤラリーたちばなでは、
109
()から1024()まで京焼の加古陽彦二人展を開催いたします。

加古夫妻による作陶展。京焼らしい茶器に酒器、モダンな文様を散らしたお皿、染付に金彩を施した粋なマグカップなど、身近なうつわから茶道具まで、雅びと粋の現代京焼をご覧いただきます。

期間:2010109()1024()  休廊:水曜日
時間:11001800、但し最終日は、1630まで
作家在廊予定:109()10()11()16()24()の午後より
於:奈良市西寺林町18−1 ギヤラリーたちばな 電話:0742-31-6439

作家略歴:
   加古 陽彦(かこ あきひこ)

1968 京都に生まれる
1988      京都府立陶工職業訓練校 成型科卒業
1989       同          研究科卒業
1990      京都市工業試験場卒業、 高木岩華製陶所に就職
1994      東山の工房にて独立
       
染付公募展 入選('98)
日本伝統工芸近畿展 入選(‘99'00’ 04’08)

   加古 (かこ みゆき):

1987 京都府立陶工職業訓練校 図案科卒業
1991      高木岩華製陶所に就職
1999 絵付師として独立

昭和美術会展 入選(V96)
新匠工芸会展 入選(V98)
瀬戸、染付公募展 入選(V00)

9月18日(土)〜10月3日(日):
  ならまち(奈良町)ギャラリーたちばな
石山哲也陶展「もてなす器と愉しむうつわ」

ギヤラリーたちばなでは、9 18 ()より103()まで、滋賀県、信楽町で作陶に励む石山哲也さんによる作陶展を開催いたします。
 抹茶碗や酒杯などで、金銀彩や象嵌の技法を大胆に用いて、個性ある作品を生み出す石山さん。その作品は、今様桃山風とでもいうような心をときめかせてくれるものです。
 このたびは、そうした「もてなす」ためのしつらえを演出する器と、気を張ることなく使う者に寄り添ってくれる「愉しむ」うつわをあわせてご覧いただきます。
 焼締や粉引のうつわもどんな表情を見せてくれるか、楽しみです。


石山哲也(いしやま てつや)

1973 埼玉県生まれ
2001 抹茶茶碗コンテストグランプリ
2002
 滋賀県立陶芸の森スタジオアーティストユーモア陶彫展銀賞

2003
 BONSAIの器展優秀賞
2006   朝日陶芸展奨励賞
2008 朝日陶芸展秀作賞、平和堂財団芸術奨励賞、日本伝統工芸展入選
2009   世界陶磁ビエンナーレ(韓国)、日本陶芸展、日本伝統工芸展入選
2010    日本伝統工芸近畿展 奨励賞、日本伝統工芸展入選

現在、滋賀県信楽町にて制作


8月21日(土)〜9月5日(日):
  ならまち ギャラリーたちばな
ヨーク・シュマイサー版画作品展「奈良拾遺」

世界的版画作家ヨーク・シュマイサー氏の「奈良拾遺」古都奈良の事物を独特の視点で描いています。

ヨーク・シュマイサー氏は、ポメルン(現ポーランド)のストルプに生まれ、ハンブルグと京都で美術を学び、1978年からオーストラリア・キャンベラ美術大学の版画科主任教授に就任。以降、エルサレム、中国、日本などで客員講師として講義を行いました。世界各国への旅行は、氏の作風に大きな影響を与え、また世界各国で高い評価を得ています。その作品は、ニューヨーク近代美術館、ドレスデン国立美術館、パリ国立図書館、東京・町田版画美術館、オーストラリア・ナショナル・ギャラリーなどのコレクションとして納められています。

今回展示する「奈良拾遺」は、奈良にゆかりの東大寺、法隆寺、春日大社などの風景から想を得たものを、シュマイサー氏独自の視点で切取って13作品にまとめています。

  展示期間:821()95()、時間11001800
   休廊:毎水曜日
 ヨーク・シュマイサー(Jorg Schmeisser)略歴
1942       ポメルン(現ポーランド) ストルブに生まれる。
1962       ハンブルグ造形美術大学に学ぶ
1965 アメリカ・ミズーリ大学考古学発掘隊の画家として定期的にイスラエル、ギリシャ発掘に参加(〜 '73まで)
1967       ドイツ文化庁の派遣交換学生として京都市立美術大学に学ぶ
1976       オーストラリア国立大学(キャンベラ)の人文科学研究所特別研究員となる。
1977       ベッツアレル美術大学(エルサレム)客員講師となる。
1978       オーストラリア・キャンベラ美術大学専任教授となる。(’97まで)
1989       京都精華大学美術部版画科客員教授となる。(’90まで)
1990       杭州美術学院(中国)に籍を置く
1996       国際交流基金フェローシップにより日本滞在
1997       奈良東大寺にて個展
2002       京都市立芸術大学美術学部教授
現在 京都芸大を退官、オーストラリア在住


7月31日(土)〜8月15日(日):
  ならまち ギャラリーたちばな
今駒清則 写真小品展「微笑みの佛さま」
 ――
中国・北魏の石窟から ――


 
ならまち、ギヤラリーたちばなでは、

 7月31日()〜8月15日()まで、写真家、今駒清則さんの写真小品展「微笑みの佛さま」を開催いたします。
 山西省大同市近郊の雲崗石窟*や河南省洛陽市の龍門石窟*で静かにほほえみを湛えて、日本の飛鳥佛の原点といわれる中国、北魏時代の石佛を中心とした小品写真を25点余展示いたします。 
 遷都1300年のお盆の時期にこそ、混乱を越え、静かで優しい眼差しを今に至るまで注いでこられた石佛(いしぼとけ)様の微笑みを、ゆったりとご覧下さい。
 雲崗石窟、龍門石窟は、ともに世界遺産
  ※ モノクロ写真・四つ切りプリント・ 約25点展示
 ※ 作家在廊予定:7月31日()、8月1日() 、8月2日(月)
  ※ 休廊:水曜日

 今駒 清則 略歴:
1942年 愛知県生まれ、大阪市在住、写真家。入江泰吉氏に師事、歴史・美術・芸能分野の出版写真を専門とする。能楽撮影50年。1982年からデジタルフォトの研究と制作、デジタルアーカイブを行う。写真集に「南無観〜東大寺お水取りの光陰」「カラ−能の魅力」「大阪城」など多数。

・ 日本写真家協会(JPS)会員
・ 水門会 会員
・ 能楽写真家協会 会員
・ 大阪芸術大学 教授
    今駒清則ホームページ http://komma.jp/


6月12日(土)〜7月4日(日):
  ならまち ギャラリーたちばな
「瑠璃の風」奈良ガラス工房展

平城遷都1300年にちなんで、日本における瑠璃(ガラス)文化発祥の地である奈良で、手作りにこだわりを持ち続ける「奈良ガラス工房」の作品をご覧いただきます。
 今回は、使って心ときめく、夏の季節を涼しく過ごすためのうつわ、酒のしつらえにふさわしいうつわを中心に出展いただきます。瑠璃注器、酒杯、小皿、盛鉢などなど。瑠璃のうつわで涼しい風を呼び込んでいただきたいと思います。

 出展者:
・新倉晴比古:奈良ガラス工房主宰、日本ガラス工芸協会会員、奈良市美術家協会会員
1954   神奈川県生まれ、
1979    多摩美術大学立体デザイン科卒業
1999    サントリー美術館「日本のガラス2000年」展に招待展示   「’99日本のガラス展」会員部門賞
2005 「’05日本のガラス展」藤田喬平賞’05受賞
2009 JR神戸駅ガラスモニュメント制作、あずきミュージアム(姫路)壁面オブジェ制作

・川北成彦:奈良ガラス工房勤務、奈良佐保短期大学講師
1968   長崎県生まれ
1994 奈良教育大大学院終了
1997 奈良市展工芸の部 市議会長賞
1999 奈良市展工芸の部 市展賞
2007 朝日現代クラフト展 入選

・奈良ガラス工房メンバー
福田有見子:奈良県奈良市生まれ 
1997 成安造形短期大学 専攻科染織コース卒業
2001 能登島ガラス工房1年講座 受講
2002 北陸のガラス展 出品
2003 市展「なら」入選
2007 第25回朝日現代クラフト展入選
現在 奈良市在住

中嶋千恵:滋賀県大津市生まれ
2004 日本装飾美術学校吹きガラス科卒業
 現在 大津市に在住

・武次聡子:千葉県富津市生まれ
2007 多摩美術大学 美術学部工芸学科 ガラス専攻卒業
  現在 奈良市在住




5月22日(土)〜6月6日(日):
  ならまち ギャラリーたちばな
風薫る「陶三人展」黒木泰等・高田志保・野上美映子


 

ならまち、ギヤラリーたちばなでは、522()より66()まで、これからの陶芸を担う新進陶芸作家の方々の作品展を開催いたします。出展者は、黒木泰等(京都)高田志保(京都)、野上美映子(埼玉)の諸氏。

黒木さんは、青白磁、灰釉を中心に美しく、使いやすいうつわを、高田さんは、米色、鉄釉でポット・小鉢・皿など、野上さんは、色絵磁器による香炉・陶筥・珈琲碗皿などを出展。風薫る季節にふさわしく清新に、また華やかに百点余展示いたします。

● 作家在廊日:
 5月29日(土):黒木泰等)
 
  


4月29日(木)〜5月16日(日)  休廊:水曜日 但し、5月5日祝日は開廊
  ならまち ギャラリーたちばなにて 時間:11:00〜18:00
 「花も実もある三人展」石山哲也(信楽)・東真理子(九谷)
  ・本多亜弥(奈良)
石山哲也
東真理子
本多亜弥
 

抹茶碗や酒杯などで、金銀彩や象嵌の技法を大胆に用いて、個性ある作品を生み出す石山さん。その作品は、今様桃山風とでもいうような心をときめかせてくれるものです。 空飛ぶ絨毯や象などエキゾチックな文様を描くのに、どこか明るい和風を感じさせる九谷色絵の東真理子さん、その作品はウキウキ、ワクワクさせてくれます。白い磁肌の上に藍ひと色で草花を、時に(つよ)く、時に優しく描く本多亜弥さん、その作品はしっとりはんなり、生活になじんでくれます。

作家略歴

●石山哲也(いしやま てつや)
1973 埼玉県生まれ2001 抹茶茶碗コンテストグランプリ
2002
 滋賀県立陶芸の森スタジオアーティスト
    ユーモア陶彫展銀賞

2003 BONSAIの器展優秀賞
2006  朝日陶芸展奨励賞
2008 朝日陶芸展秀作賞、平和堂財団芸術奨励賞、
   日本伝統工芸展入選

2009 世界陶磁ビエンナーレ(韓国)
   日本陶芸展、日本伝統工芸展入選

現在滋賀県信楽町にて制作

東真理子(ひがし まりこ)
1975 石川県能美市生まれ
1993
 フリーモントハイスクール(アメリカCA)卒業        
2005 九谷焼上絵デザイン・絵付を始める
現在石川県能美市にて制作

● 本多亜弥(ほんだ あや)

1977 奈良県天理市生まれ
2003 愛知県立芸術大学大学院修了
同大学にて加藤作助氏、太田公典氏に師事
 現在奈良県天理市にて制作
日本伝統工芸展   入選
日本伝統工芸近畿展 入選
東海伝統工芸展 日本工芸会賞受賞
現在,天理市で制作 日本工芸会準会員


4月10日(土)〜25日(日)  休廊:水曜日
  ならまち ギャラリーたちばなにて 時間:11:00〜18:00
 陶展 「塚本治彦の織部」 10日午後、11日在廊


 

不思議なことに、奈良では初めて「たちばな」で個展を開いていただきます。定評ある志野、織部も年ごとに、進化、発展して遷都1300年を迎える奈良では、どんな作品が登場するのか楽しみなことです。
 荒々しく削り取られた器肌にかけられた織部釉は深緑を、さらに激しいタッチの伊賀織部は、窯変の入ったところにドキリとするような艶かしい暗赤色を呈しています。

大は大皿から小のぐい呑み、小皿にいたるまで、すべて塚本治彦の世界です。

どうぞご高覧下さい。

  塚本さん在廊の10日、11日には、塚本さん持参のうつわでお酒をお飲みいただけます。

塚本治彦 略歴:
1959 岐阜県土岐市に生まれる
1977 野中春清氏に師事、志野焼の技法について薫陶を受ける
1978 愛知県立瀬戸窯業職業訓練校卒業
1980 岐阜県多治見市陶磁器衣装研究所卒業
1981 浅井礼次郎氏に師事
1985 土岐市に「北斗窯」築窯
 受賞・入賞歴
・第34(1996)朝日陶芸展 グランプリ受賞
・陶芸ビエンナーレ 入賞
・現代茶陶展 銀賞
・美濃陶芸展 中日奨励賞
・美濃国際フェスティバル 入選
・淡交ビエンナーレ 特別賞
・日本伝統工芸展 入選現在、日本工芸会正会員、美濃陶芸協会会員、一水会会員


3月20日(土)〜4月4日(日):
  ならまち ギャラリーたちばな
 九谷色絵作家 平野由佳作陶展「たおやかな色絵磁器'10」



  ならまちギヤラリーたちばなでの平野由佳さん作陶展も第3回を迎えます。

得意の野の花を更に引き立ててくれる「小紋」の入った作品で進境を見せてくれる平野さん。新しい平野作品をどうぞご覧下さい。
※22日には、絵付け実演もご覧いただけます。

● 作家在廊日:
 3月21日(日)午後から、22日(月:振替休日)
 
  


2月27日(土)〜3月14日(日):
  ならまち ギャラリーたちばな
 新鋭!陶三人展 川合孝知・武田公美・土井雅文



  ならまちギヤラリーたちばなでは、京都、奈良、九谷で活躍する新鋭陶芸家の三人展を開催いたします。

青瓷の清新なうつわ、伝統文様を現代のユーモアでくるんだような楽しいうつわ、そして金襴手のかわいい小雛人形などなど。遷都1300年の春一番にみずみずしい感性にあふれた作品をご覧いただきます

● 作家在廊日:
 川合孝知:2月27日(土)
 武田公美:2月28日(日)、3月6日(土)
 土井雅文:3月7日(日)


1月16日(土)〜1月31日(日):
  ならまち ギャラリーたちばな
 陶展「大和しうるわし」



  うつわで楽しむ万葉の草花
 平城遷都1300年によせて、万葉集に詠まれた草花が描かれたうつわを一同に集めて展示しています。

高円に野辺の秋萩いたずらに
   咲きか散るらむ見る人なしに  笠金村

夏の野の繁みに咲ける姫百合の
   知らえぬ恋は苦しきものぞ    坂上郎女

青丹よし奈良の都は咲く花の
   薫うがごとく今盛りなり  小野老


などなど さあうつわで楽しむ万葉集!
どうぞご覧下さい。