楽器おたくの館    VOL.3   (いやあ、増えてます・・・・・・)
(以前から持っていて紹介していなかったものを含め、順不同 種類バラバラでいきます)


YAMAKI No140

国産アコギへの旅のきっかけとなったギターです  
生まれて初めて手にしたギターがこのヤマキというメーカーの
25000円定価のもの(YW−25)でした。
この140は4万定価の手工ライン。
当時はこの縦ロゴは高嶺の花でした。
TOPスプルース単板。霜降りのような杢が全体にでています。このTOPはきれいです。
ローズ合板サイドバック
ゴトーの糸巻き(YAMAKIロゴ入り)
YAMAKI YD-50 (ヤフオクにて売却済)

年代は140,180とほぼ同じですが、1〜2年あとかも
知れません。70年代半ばの製造と思われます。マーチンで言うとHDシリーズのようなビンテージライクな装飾が施されています。BODYの構成はTOPが松のような木目の単板でサイドバックはローズ合板です。 当時の上代は5万円。この価格帯は当時としては微妙な線で、数が出ていないのかもしれません。(初心者用には高すぎるし、最上級のモデルでも
無いという意味で)このタイプをあまり見かけないのはそれが原因かも?
実数は分かりませんが、ヤマキで一番数が出たのは、1万5000円から3万円ぐらいの価格帯ではなかったかと想像します。

筆記体のyamaki ロゴ。ヘッド表面はヤマキお約束の白濁有。グローバー風GOTO?ペグ(MADE IN JAPAN)が付いています。打痕や傷は結構有。弾き込んだ風格が出ています。良く鳴っていると思います。そのあたりはさすが定評ある70年代単板ヤマキです

「ヤマキ解体新書」というサイトにカタログがUPされていまして、当時のカタログをチェックしましたら TOPはエゾ松単板とあります。国産の中級以上のギターに70年代から80年代の一時期だけ使われた材と聞いています。諸事情により外材が値上がりしたのを受けて内材を使ったのですが、その後はやりコストの面から使えなくなったとのことです。

落札された方は北海道石狩の方
エゾ松がまさに30年ぶりに里帰りしたわけで、
余計にバリンバリンと鳴ってくれる事でしょう。


YAMAKI No180

140の入手で火が付いてしまった国産ギター収集。
ヤマキの最高峰はいわゆる1000番台。
ところが実はこの180(当時定価8万)も1000番台の貝装飾を簡素にしたモデルで、
BODYは単板のハカランダだったのです。(素晴らしき70年代!)
70年代シャーラー糸巻き
(西ドイツ製と書いてあります。当たり前か・・・・)
当時はシャーラーはホント高級品でした。
M6にしてもパーツで買ったら、えらく高かった記憶が・・
YAMAHA FG-360(売却済み)

オール合板で独特な鳴り方をします。
TOP スプルース    BACK コーラルローズ 
いわゆるグリーンラベルのころのもの。  ヘビーゲージ対応でネックやや太めです
CAT'S EYES  無印
これは松原のマーチさんで入手。 ここは東海楽器にかなりコネクションがあるようでプロトものやディスコンものが入ってきます。
これは実はプロトタイプで、工場の職人が工場においていたものを交渉の上、半ば強引に持って帰って来た物だと教えてもらいました。
なんと、品番もシリアルも何も無し。但し一度調整のために東海に送ったことがあるのですが
そのときの返送荷札には CEV−178とありましたので、工場内ではそのあたりのグレードのものと認識しているようです。
2002年頃の製作とのこと。 新CEVシリーズ立ち上げのためのプロトのようです。
特徴としてはTOPに非常に目の詰まったイングルマンスプルースを使っていること。
SIDEBACK材はインディアンローズでこれも柾目の非常に上質のもの。
指盤とブリッジはエボニーです。真っ黒です。(よくあるローズに黒着色しているものとは違います。)
マホネックにはダイヤモンドボリュート有り。 
70年代のOLDグローバー糸巻き。
(上記の材料全てが、最近では望んでも手に入らないぐらいの質の良いもので選ばれています。

雰囲気は70年代のD−28で、何の装飾もないものなので、ぱっと見た目は2〜3万ぐらいの中国メイドのものと大して変わりません。
ネックにもバインディングひとつありませんし、フツーの金文字CAT’S EYESロゴ。
しかし、ひとたび音を出せば・・・・・・   ウオ-! GREAT!
いまからこれだったら弾き込んだらどうなることやら。
CAT'S EYES  CE−150T

これは93年頃、クラプトンのアンプラグドブームの折に、
三鷹楽器のショップオーダーで企画された10本程度の
中の1本と思われます。
TOPスプルース単板  SIDEBACKローズ単板
ロングサドル。
指板とブリッジは、ローズですが、ここがマーチンの42ラインとは
違うところ。
42は本来エボニーです。


GUILD D-55 (1982年)(売却済み)

友人のK君が手放す手放すといい続け、一回手放したら二度と帰ってこないぞ、と脅かすのですが、それでもいいと断言するので、では私が入手しましょうということで落ち着いたギター。彼のもとには上のヤマキNo.140とは別の140がお嫁に行きました。
どうしてこんないい楽器を手放そうとするのか不明ですが、これはいいです。ミディアムゲージを張ってみましたら、ガンガンなります。
高級です。ローズウッドも柾目で上等です。TOPのスプルースも詰まっています。さすがGUILDの最高機種(当時)
やや重めの頑丈そうなBODY。 マーチンとはまた別のつくりと個性です。男って感じ。私なんかが所有するより筋金入りのアコギ弾きにバリバリ
弾いてもらったほうがこいつにとっても幸せなのではないかと思い、
手放すことに・・・・
ヤフオクにて恵子さんという新潟の女性に
お嫁入りとなりました。可愛がってもらえよお!



彼女に落札後送ったメールの抜粋を以下に。

>D-55は貝装飾も入っていて、綺麗だし、材料も最高のものを
惜しげもなく使ってあるので、いわば宝石を持つような趣があります。
最近ではエボニーはもちろん、このギターのような柾目のインドローズ自体も貴重なものになってきていますので、大事にしてやってください。
マーチンもギブソンも素晴らしいですが、GUILDも素晴らしいメーカーです
商品説明にも書きましたがこの80年代初頭から中ごろまでが
GUILDがGUILDであった時代の最後であったと思います。
どちらかというと海外のミュージシャンに評価が高いようですね。
ジョンレンボーンやパットメセニーなどでしょうか?
ウッドストックのときの、リッチーヘブンスも印象的ですね。
国内ではご存知だったら申し訳ないのですが、関西にAZUMIさんという方がいて、私はファンなのです。
かなり全国いろんなところに行っていますので見たことはないですか?
彼もGUILDユーザーです。
デアルモンドというメーカーのピックアップつけてますので、まるでエレキのようなサウンド
を出すときもありますが、ギルドのアコギなのです。

弦のゲージは可能な限り太いほうが、このギターの魅力が出ると思いますので色々お試しください。
今張っているのはライトですがミディアムを張っていた時期があって、ガーンと出て最高でした。
ミディアムを張って目いっぱいストロークしてもTOP板が破綻しないのはさすがGUILDだと思いました。
ネックはミディアムぐらいではびくともしませんでした。多分ヘビー張っても全然大丈夫だと思います。
この辺りが華奢に作って、一見鳴る様に思わせようとしている最近のマーチンとはつくりがぜんぜん違うところだと思いますね。
頑丈に作ってあるので、本来鳴り出すまでちょっと時間がかかるのでしょうが、このギターは、現在20年経ってばっちりだと思います。
ディーゼルエンジンのようなギターといえばいいのでしょうか?
BACCUS DUKEMASTER(T型=マイナーチェンジ前)
(現在ライブ用メインギターにしようと目論んでいます)

P−90のギターが欲しくて、GIBSON C/SのGOLD56ヒストリックと比べた上でコストパフォーマンスで圧勝したのがこのギター。
(中古で安かったのもある)
とはいえ、予算がOKでGOLDのギターが似合う人なら、
ヒストリックでしょうが・・・
しかし、地味派手です。 このギター。 ヒューバートサムリンあたりが弾いても似合うんじゃないか?と密かに自己満足中です。 
最近ライブに持っていくことが多いギターです。
その後ヤフオクでSeymour Duncan の ANTIQUITY P-90 をセットで
入手。素人仕事で載せ変えました。
コンデンサーはノーマルで国産ビタQレプリカ0.022が載っていたので
そのままで。
いいですわ。これ。自分にとってレスポール系はこれ一本で充分。
もっと太い音が欲しいのなら、335、355でいきます。
黒カバーになったので、遠目に見ると何のギターやらわからんように
なってしまいました。 地味派手から地味渋に変身ですわ。
糸巻きはゴトーのHAPという良いのがついてたのですが、ライブ用と
言うことで同じくゴトーのマグナムロックに交換しました。
いつもお世話になってるJAZZ系のライブハウスの店長に
「それ、アリアプロUやろ?」といわれました。
きっとそれPEのことですよね・・・・
ちょっと違うんですが・・・・・・

その後1弦だけがやたら切れるので ブリッジ駒を交換
チタン製のものにしています。
先日のライブでは、1晩2ステージ(約2時間)見事切れずに
持ちこたえました。 えらい!
ライブで使ってみてはじめてわかるのですが、1弦の音が
やや弱いのと、ゲインを上げすぎると、「ピー」とかいって
ハウリングみたいなのを起こします。その辺だけ要調整。
VANZANDT  STV  (売却済み)
シリアル No.170   94−2−16製造

こいつはオークションでGET。むかしのMOON=PGMの
ムードをまだ残していたころの初期VANZANDT。 
ローズネック3トーンSBの61年仕様ですが22フレット
ややフラットな指盤 薄めのUネック。
 現在011〜のゲージの弦を張っていますが
鳴るし、出音は太いです。 アルダー2P極薄ポリ塗装 
スモールロゴです。
PICKUPはヴィンテージプラス×3


良いギターで、実戦向きというか、ガンガンライブに
使うのに良いと思われますが、
カスタムショップのSTや極秘プロジェクトのSTとキャラが
かぶってしまい、おそらく今後活躍の機会が?なので
気に入ってくれた人に譲ったほうがいいかなあと
思っています。

PUは初期のVANZANDTなんで、先代のおじいちゃんが
巻いていたころの物と思われるので、それはそれで
貴重なのですが・・・・・・・・

VANZANDT STV

上のVANZANDTとは全く別のギターといってよい。
アッシュ2Pラッカー塗装の2トーンSBですでにボロボロとはがれてきてます。
ネックは三角メイプル1P   うっすらとトラ杢がでています。
ロゴは大きくなってからのタイプです。
PICKUPはTRUEVINTAGE×3でしたが、FULLERTONというPICKUPを
セットで入手したので交換しました。
VANZANDTはこちらを手元に残しておこうと思います。
春日クラッシック(1968)

昔いたバイト先の社長からのいただき物。
全体に合板ですが、バックのマホガニーにキルトのような
杢が出ています。 
高級なものではなさそうですが「春日」と漢字で銘打ってあります
STAFFORD エレアコ

これは30歳の誕生日に妻からプレゼントしてもらったもの。
だから手放すつもりは全く無し。 
これは多分・・ですがアイバニースを作ってる工場で
作られたのではないか?とひそかに思っている。
まず持っているGB−12と木型が全く同じ。ネックやインレイの入れ方も良く似ている。
かなり凝った貝装飾、サイドバックは虎目のメイプル合板で
トップはスプルースの単板です。
ネックは3Pのメイプル。エボニーの指盤とブリッジ。
エルボーコンター有り。小さくて弾きやすい。
などなど・・・ちなみに黒澤楽器のオリジナルです。
最近は エレガット化計画を敢行し、ナットを調整して
ダダリオのボールエンド式のナイロン弦を張っています。
BACCUS TLV−54レリック仕様
見た目はただのバッカスですが・・・ チョット仕掛けが・・・
PICKUPはテムジンさんの白虎  オイルコンデンサー
ブリッジはFENDER C/Sのリリックノーキャスターのものをコンバート
極太1Pネック     限定らしいスワンプアッシュBODYはチョイ重ですが これいいですよ。
K.YAIRI AY-65(売却済み)
 大西さんのおみせ、JUNKSTYLEでのギター初取引。
スプルース単板トップ バック メイプル単板 サイドメイプル合板
マホガニーネック  ローズ指板ブリッジ。
ラウンドショルダーでGIBSON系の素材の使い方です。
新同できれい。
サンバーストとサイドバックのメイプルの杢がきれい。
音はパリーンとブライトで張りがあり。
カッティング向きの切れる音。ジャッッキーン。
多空さんの生徒さんにお嫁入り。かわいがってくれてるらしい。
そう聞くととてもうれしい。
<MY SWEET LITTLE ANGEL PART 1>
IBANEZ PT−480
小さいニューヨーカーサイズのギターへの扉を開けてくれた1本
この手は「女性用」というようなイメージで固定されてしまっているんですね。ジョーンバエズや森山良子さんなど・・・・・
でも、アコギが好きな人ならハマってしまう魅力を持っています。
まず、音の高音域低音域のバランスがよい事。 とても軽い。
小さいのにBODY全体で鳴る!って感じが良く分かる。
そのけなげなところがとってもかわいいんですよ。
  さて、このアイバニーズは韓国製。トップはシダーの単板
サイドバックはローズ合板。スロットヘッド。
スノーフレイクスやキャッツアイなど、ヴィンテージマーチン的な
装飾で楽しませてくれます。
ジャストサイズのソフトケースが便利で、旅行やキャンプには
かならず同伴してくれるANGELちゃんです。
結構鳴ってくれるんです。
<MY SWEET LITTLE ANGEL PART 2>
HEADWAY HN-25A (その後別の個体ですが買い戻しました)
次のANGELちゃんはすごいです。ホンモノの楽器です。
これはヘッドウェイの25周年を記念した50本限定物。
TOPのイングルマンとヘッド裏のインレタ、バックのホンジュラスマホガニーが限定とのこと。ピックガードが貼ってあります。
エボニー指板 ピラミッドブリッジ。
このギターは異様に音が伸びるのと、見た目マーチンのニューヨーカー的でありながら、
実はGIBSON的なゴリッとしたストロークもいけるというのが特徴です。
<MY SWEET LITTLE ANGEL PART 3>
K.YAIRI NY-0021H (売却済み)
(現在廃版機種) 
ANGELちゃん3号は尾根さんのお店でしばらく在庫していた
もの。あるのはかれこれ1年以上知っていたのですが、見たら
最後とおもって、辛抱していました。
機会があって弾いてみると・・・・すごいやん!
みなさんどうしてこれを見逃していたのかしらん?
スプルース単板 サイドバック=ローズ単板
マホネック レギュラーヘッド  ローズの指板ブリッジ。  
AP AJ-01
アリアプロUのカスタムショップである「AP」のピックギターです。
アーチトップのスプルース単板、削り出し。高級です。
元の定価はとんでもなくお高いが、買値はその3分の1以下。
メイプルラウンドバック、メイプルネック エボニ−指板
エボニーブリッジ&テールピース。
元々、PU無しモデルだったのですが、改造して1PU付きと
しました。
ケントアームストロングのPAFモデル(T’Sギターさんの別注)
を直付けにしました。
真剣にJAZZギターに取り組んでいない私には
勿体無いギターだなと思います。
それぐらいきっちりとした楽器です。
ひょんなことで入手したFENDERのストラトが思わぬ高値で
売れてしまい、そうして手にしたあぶく銭は何か物に換えて
おかねば、また泡と消えてしまうと思って、えいやっ!と
気合を入れて入手。
最近部屋ではこのギターを生でよく弾いています。
アンプ不要です。
HEADWAY  HN-622SB