楽器おたくの館  VOL.2

GIBSON ES-335TD (1965年)  S/N 355274

多分一生手放すことはないギターです   売る可能性0%と思った故にこのギターには

裏にサインがはいってます BERNARD PURDIE 塩次伸次 田中晴之 有山じゅんじ

AZUMI 小林エミ ・・・・

セミアコは高校1年のときに夏休みのバイト代を投げ打ってYAMAHA SA1000の赤を

買ってそれを10年以上は使ってたんですが なにを血迷ったかそれを手放してしまい 

その後のセミアコ探しの旅が始まったのです  もし買うならギブソン!それもオールド!

と気負ってみても探してみると解かるのですがナカナカ良いのはない  良かったら

手放しませんもんね  あっても ボロボロだったり 改造済みとか 一回ネックが折れてる

など  これ!というのに出会わず数年が過ぎました

有る日ふら〜といつも出入りの 楽器屋さんに行くとこいつが居たんです ぼーっと

したかんじでラックにかかってました   な〜んや おるやん!てな感じの出会い

かなり安くで買いました 最近の相場の上昇ぶりからみると考えられないぐらいの値で・・・

さてこのギター G社もF社も1965年は移行期(トランジション)といわれ 色々な

仕様変更を受けていたり また受ける直前だったりで かなりややこしい年です

テールピースはブランコ式に メッキがニッケルからクロームに ブリッジのコマは樹脂製に

ただしネックはマホガニーの1ピースで小さいヘッドにクラウンインレイは5弦2弦のぺグの

間より上についているなど ハードウェア関係は60年代後半仕様 木工的には60年代前半

の仕様になってます   PUはナンバードPAFと言われている物です

音は ちょっとアコーステイックっぽいというか少し柔らかめ

ソリッドな芯のあるかんじは前のページの赤の355のほうがありますがこっちは

なんかふわっとした感じで それもまた良いです

FENDER CUSTOMSHOP  STRATCASTER(売却済み)



カスタムショップ製ST 60年型です。
アルダーBODY
メイプルネック
ローズ指板
オリンピックホワイトにベッコウ柄のピックガード
マッチングヘッド
TEXAS SPECIALピックアップ×3
部屋にケースにも入れずにいつでも弾けるように
出してある。
ストラトというのはしかし良くできたギターで、
立っても座っても弾きやすいなあ。

白にベッコウといえば、イメージは
ソーバッド時代のヤマギシです。
ヤマギシのは65年トラロゴだったと思います。まだ持ってるンやろか?
 外タレ 山岸最近のお姿(ローズテレです。やってはるやってはる!)  
G&L ASAT Z-3(売却済み)


これは中古で購入
ASATなのですが、ちょっと特殊な仕様です。
Zピックアップ×3
5ウェイスイッチ
BODYはセミホローなのですが、Fホールなし。
杢の入ったネック
シャーラーのロックタイプペグ
テレキャスとしてはとっても軽いです。
その後サーキットを改造し、ミニスイッチ追加
5WAYのストラト配線と3WAYのテレ配線を切り替え可能
TONEポッドのPUSH−PUSHで
フェイズの切り替えもできます。
切れの良いリズムサウンド。 

 

BLADE ST

木目に惚れて買ったギター。今は無きBLADEブランドです。
TOPがキルトのメイプル。
BODYバックは柾目アッシュの2P。
ネックもキルトのような杢の出たメイプル。エボニー指板。
フレットの端は綿棒の頭のように丸めてあります。これは手作業なのだとか。
スパーゼル糸巻き 
ファルコンTREM (ベタ付けからでもアームアップOKなシンクロトレモロです)
改造あり。
もともとSSHだったピックアップをHSHに。
ローランドギターシンセピックアップGK−2A取り付け。
こちらはアクティブのサーキットは残してあります。

見た目とは全く違う太い音が出ます。
特にフロントからはJAZZ系でも充分使えそうなトーンがでます。
このピックアップはもともとBLADEの赤のテレのフロントに
付いてたのを移植。BODYにダイレクトマウントしてるせいでしょうか?
なんでこんな音が出るのか謎。
その後NET上の情報でこの頃のBLADEの上位機種は現在HEADWAYの百瀬さんのもとで
作られていたとのこと。まあBLADE=TUNE=ディバイザー=HEADWAYなんで納得できる
話なんですが。そこでちょっとネックをはずしてみました。購入後初のバラシです。
で、その画像がこれ。

ホントはライブ用にはバッチリのギターなんですが、ルックス的に
コンポギターまるだしみたいな感じなので気恥ずかしくて。
それとフレットが細いタイプなので、ライブに使うと
あっという間に減ってしまいそう。

イメージ的にはハイラムブロック、今剛、スコヘンですね。 
国産すとらと(1976年頃製造?)

やっぱり このギターを載せてあげないとかわいそうです  記念すべき エレキ一号機です

ジョーデイー(ヤマキ)というブランド で中3のときに購入 あ 買ってもらったンだ 親に

卒業したら春休みにバイトして返すと約束したまま 返してないなあ

確かにバイトはしたんですが その金でローランドのJC−60(アンプ)買ってしまったもんな

その前の年にアコギ(ヤマキ)を買ってってもらってたので あれとこれは同じギターでも全然違

うということが 父親に全く理解してもらえず えらい反対された記憶があります

「ギター何本もいらんやろ!」「エレキでないとあかんのや!」「不良になるぞ!」

「不良にはならんでも地味変やりっちーになれるで ストラトやったら」「あほか!」「あほや」

まあ上のような噛み合わない会話がなされていたことは確実です

ともかく親父のしゃあ無いなーと言うため息とともに連れ出しましたがな阿倍野昭和町の

関西楽器に・・・    たくさんのエレキで眼がくらみながら事前情報もなく呪文のように

「ストラトストラト」とさがしていると このギターにぶら下がっているちいさなタグが・・・

なになに・・「日本初 5ポジションセレクタースイッチ? メイプル1ピースネック?」

「これや!これや!おとーちゃん! これでくらぷとんや!」「なんやそのプランクトンて?

おまえ最近わけわからんこというな だいじょうぶか?」 「これ予算オーバーやぞ!」

こうして ナチュラル デカヘッド メイプルネックのストラトが自分のものになりました

ほんとにそのよるは布団の中に持って入りましたもん  コンターという削ってあるところや

くびれてるところを撫で回し 「なんて抱きごこちがええんや!きもちええ!」とかなんとか

変態じみた行為を夜な夜な布団のなかで繰り広げたわけです 

その後 ロビーロバートソンやジェフバクスターのギターみたくすべく フィニッシュをはぎ

塗料屋でかってきた ニスだのオイルステンだのでこの色に塗りPICKガードもベッコ色に

ヘッドのロゴはマジックでFENDERに テレキャスのノブや中の配線をいじくりたおすなど

めちゃくちゃされつつ また大学軽音時代の4年間 部室ギターとして放置され

でも誰も家へ持って帰らず 色んな人にむちゃくちゃされ へびめたの人に金属ピック

で傷だらけにされ ネックは鞭打ちになってチューニングは合わずでぼろぼろになって

しまいました 当時のクラブ員の方 覚えてるでしょ! この娘! むちゃしたな!

現在では鞭打ちネックはエポキシ系接着剤で固定されセットネックとなり チューニングは

何とかできる状態になってます  傷だらけ ぼろぼろのかつての恋人はこうしてまだ

我が家にいてます   これからもずっと一緒だよ べいべー

ひとまえにはもって行けませんが結構たよりなげなパワーの無い線の細い音で

それもまた良しで  自宅でオーバーダブの時なんかときどき出してきます

先日 THE BAND のLAST WALTZ みてて急に思い出した思い出のギターです

中3の文化祭 初ステージもこのギターでした