大村憲司さんのこと         
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70年代〜90年代を駆け抜けた神戸出身の偉大なギタリスト。大村憲司さん。
うまいギタリストはいっぱいいる。
しかしこんな風にギターを弾ける人は国内海外問わずなかなかいないのではないかと思う。
そう、世界中を見回してである。
70年代初頭、日本人で初めてフィルモアウェストでギターを弾いた人。
サンタナに自分のバンドに入ってくれとマジで口説かれたが、それには応じられず、
そのかわりにサンタナのバンドに加入したのが、のちジャーニーのニールショーンだったというのは有名な話。
もし、若い世代で名前も演奏も聞いたことが無いならば、是非聴いてみて欲しい。

詳しいプロフィールや楽器の紹介などは2000年ごろのギターマガジンの追悼特集が詳しく、
これ以上の記事を私は知らない。興味ある方は是非バックナンバーか古本を探してみて欲しい。

それでは私の手持ちの音源の中から演奏を紹介します。
1977年大阪南港の空き地の特設ステージにて。
ギタリストを集結するという切り口で企画された「ザ・祭り」という野外コンサート。
私は当時高校1年生でした。
大村さんは結構早い時間帯の出番だったと記憶しています。
ドラムは村上ポンタ秀一さん VOとギターが神戸のチャーリーさん 
ベースとローズはどなただったか失念しました。

この時の憲司さんは例のブロンドボディメイプルネック フロントハム改造のテレキャス
アンプはツインか何かのフェンダー   
足元はMXRのディストーション+か何かのコンパクト1個だけだったように記憶しています。
ステージにさっと上がってきて、ガーンとやって さっと降りる。そんな感じでした。
ほかにもたくさんのギタリストがいっぱい出たのですが、この日は憲司さんの衝撃度が
一番強く、この時の90分テープ半分の生録音源は良く聴きました。宝物と言ってもいいかも知れません。
マイクで風の音を拾っているのと、テープの劣化、デジタル化するときにノイズが乗ってしまっています。
もう一度きちんとデジタル化に取り組みます。

この音源をHPにUPするにあたり、以前は一応権利関係にも配慮してかなりサイトの階層の奥のほうに
隠してあったのですが、このたびご縁あって憲司さんの奥様の聖子さんにまで繋いで下さった方がいて、
許可を頂くことが出来ました。聖子さんのご理解に対し、深く感謝いたします。
これらの音源を聞いて興味を持っていただけましたら、近年再発が続いている
公式音源を是非入手してください。
またライブ音源も多く発掘されてリリースが続いています。
特に1976年のカミーノは必聴だと思います。
アマゾンその他 通販でも比較的簡単に注文が可能です。

あと参考としてNET上では糸井重里さんの有名サイトの中に、
「大村憲司を知ってるかい?」という記事があります。
こちらも息子さんとの対談など記載されていますのでご覧下さい。