Hiram Bullock & Will Lee
この2人のコンビを知ったのは ほとんどのひとがそうだと思いますがいまから約20〜22年前
70年代後半 FUSIONブームのころ「24th Street Band」での活躍からでした
もともとNYのセッションマンだった彼らがグループを結成し目指したものは「歌!ロック!」でした
VICTOR JVC という日本のレーベルから1st アルバムをだした彼らはそのヒットの勢いに乗って
日本に上陸し ツアーで回りました
そのときの圧倒的なパフォーマンスのうわさがうわさを呼び日本では24丁目ブームとなったのです
当時のメンバーは ハイラムブロック (g vo)
ウィル リー (b vo)
スティ-ブ ジョーダン (ds vo)
クリフ カーター (key vo)
という強力メンバーがワイヤレスを腰につけて 歌うは 跳ぶは 走るは ステージからとび降りて
客席で弾くはで 大騒ぎを展開したわけですが じつは演奏は超テク&ソウルフル コーラスは完璧
だしと ちょっとそこらのバンドとはわけがちがうことを充分アピールしていったのでした
その後のそれぞれの活躍はいうまでもありません
ハイラムはギルエバンスオーケストラでジミヘンばりのギターを弾いたかと思えば
デヴィッドサンボーンのバンドではマーカスミラーとともに黄金時代を築きました
いまでもサンボーンはツアーの時はハイラムのスケジュールをチェックするとか・・・
ウィルはありとあらゆるスタジオワークや大物のサポートバンド おもしろいところでは
TV番組「サタデーナイトライブ」の音楽監督など大忙しの売れっ子
スティ-ブは 最初スティーブガッド2号みたいな扱いで渡辺香津美の「TOCHIKA」とか
FUSION系でひっぱりだこだったのですが その後 歌物のバックで真価を発揮
究極にシンプルなドラムセットに思いっきり歌心を乗っけて叩いています
例としてはジェームステイラーのビーコンシアターのライブでのプレイが最高です
ここではkeyはクリフカーターが弾いています
さあ やっとこさ2000年ちかくまできましたよ!
一時ドラッグでへろへろだったハイラム (なんとあのトレードマークだったボロボロのストラトは
ドラッグでわけわからんようになって気が付いたら知らん人にあげてたという記事が雑誌にでてて
びっくりしました) 90年代中ごろ心機一転自分のバンドを立ち上げました