第1回ガンボフェス レポ
     2005年10月23日 大阪梅田 レインドッグ

さあ行くデ!走るデ 大阪へ!
高速で湾岸線走って一気に市内へ。南港の赤い橋がさながらMISS.RIVER BRIDGEだ。向こうにはドームも高層ビルも見える。
その高層ビルの隙間にはゴチャゴチャの商店街。
その中に今夜のRAINDOGSがあるのだ。

前夜ほとんど寝ていない為、眠気が襲ってくるに違いないので、南森町のローソンでドーピングを試みる。
リゲインBLACKと「起起一発」の2本を一気飲みする。「起起一発」を「起つ起つイッパツ」と読んだらSHOKO姐さんに頭をハタかれた。
大阪弁で「シバかれる」という。姐さん シャレです。シャレ。 
東梅田のパーキングに車入れて、ギター2本、エフェクターボード、パーカス袋、募金箱。これらをかついでエッサホイサ。
さすがの梅田の客引きも全く声かけてこない。当たり前か。この辺を徘徊していたのはバブル全盛期であるから様変わりだ。
それでも和歌山の銃弾が飛ぶ某盛り場よりは断然賑やかだ。改造BB弾もあかんけど、実弾飛ばしたらあかんわ。
時間は6時過ぎ、会場のRAINDOGSへ。中庭には出店がたくさん出ている。「ザリガニ1匹100円」と書いてあって笑った。
BOILED CRAWFISHって書いて!お願い。
いきなりNAKOMIさんを発見!わ!かくさんもいる。あいさつしまくりながら中へ中へ。
マネースパイダーのはじけるような演奏がスタートしている。
楽器を置かなきゃ・・・・・・・まずは、NET上でしか知らず面識の無いマルディグラグラさんを探さなきゃ。
手当たり次第に聞きまくる。何人もの女性に「大橋さんですか?」と 聞いて「違います」と言われる。ゴメンね。
やっとお会いできた!なんと小柄で華奢で握手するその手のか細いことよ・・・・
もっと豪快磊落なイメージを勝手に作っていたので、ギャップに驚く。
楽屋を兼ねてる2階部分に案内されると、そこに広島のマッカチンが!
NOで会って以来、NHKTVでのNOチャリティを取り上げた番組でしか見ていなかったのだ。広島から日帰りだと言う。
早速SESSIONでやる「mardigras in neworleans」の進行表をばら撒く。譜面など要らない。みんな曲は知ってるのだ。
合わせた事なし、リハなし、打ち合わせ無し。それでもいけるに違いない。MCのことだけ相談する。
あ、募金箱置く事も了解とらなきゃ。 集まった分は全部渡してまとめてもらうことに。
若さ爆発のマネースパイダーが終わるとお客サンはぞろぞろと外へ。  中庭ライブのスタートだ。
中矢政嘉 さん。豊橋の弾き語りBLUESマン。  ええ味やなあ。名古屋方面は金沢栄東さんはじめとして味のある弾き語りの人が多い。
あれ、どっかで見た顔が・・・・・手にはフランスパンに突き刺したカズーが・・・・やっぱし・・・・・・(笑)
なんでこんなトコにおるん? M井さん! 彼はワタシがこの春までいた会社の同期生です。ははははあ爆笑。
なんでも前夜祭の前日夜からすでに仲間になってしまってるとか? たいした人やね。 この人。
楽しいし明るいし、すぐすっと人の輪に入れる。 会社では宇宙人扱いされてるけど、音楽やってる僕らには、ムーサンことM井さんの方が
よっぽどノーマルに思えた。この時点でステージに上げることは決定してた。
なんせこの人、あのリッツカールトンホテルの大宴会場フルサイズに満杯入った1000人ちかい観客を前にカズー吹きながら踊った人やから。
僕はその姿を口をあんぐり開けてみているだけやった(笑)すごい人(爆)

SHOKO&ES355 命名 a LittleHotsauce は名前の通り、HotsauceというBANDの別動隊みたいなもの。
本体はコーラス有りHORNS有りの10人近い大編成の歌モノBANDである。
今回急遽出演が困難になった姫路の「ドッカリーズ」さんに代わって出演のお話がいただけた。
その時点でHotsauceは名前すら決まっていないバンドで、練習だけが続いている状態。人前に出れる状態ではなかった。
もう一つ入っているバンドメンバーにも声を掛けたけれども、朝に別出番が和歌山であって、Wヘッダーは?と反応悪く、
それなら自分で考えようという事になった。  
VocalのSHOKOに声掛けて、「出るか?」と聞いたら1秒で「出る!」ときた。やっぱこれでなけりゃ。
その時点では2人での活動は皆無だったのです。白状しますと。
そこから車の中や公園で練習を始めて、いろんなお店の閉店前に乱入していってゲリラミニライブをやっていったというわけです。
最初4〜5曲ぐらいだったが今では10曲以上になった。
その中から姐さんSHOKO主導で5曲PICKUP。曲順については少し相談したけど。
きっと音圧重視のドカーンとリズムの出てくるバンドもあるだろうから。
その口直しというか、休憩タイム用というか、刺身のつまというか、ハンバーグセットのプチトマトみたいな感じで、
ペラペラの薄い音をわざと狙った部分はあります。てか、こうしかやりようが無かった。
SETLIST 全5曲 30分 
 1.I can't stand the rain
 2.stormy monday
 3.summer time
 4.love the one you're with
 5.mardigras in neworleans (

5曲目SESSIONでは「mardi gras in neworleans」をお題に。
出来るだけたくさんの人に参加してもらえたらと、前の曲「love the one」からパーカッションばら撒き。
皆さん心得てて、後で録音聞くと、すごいカウベルやメタルカバサが聞こえてきたりする・・・・
ステージ上は例のカズーのムーサン、ニューオリンズパンチのメンバー、そして広島からマッカチンがKEYで加わる。
初対面、リハ無し、進行表のみで「いっせーの」でスタート。楽しく演ることが出来た。
出番終わって、中庭に出ると、今度はバンジョーの弾き語り。あうんさんすうじいサン。
バンジョーの音にかわいらしい声。意外とパンキッシュな一面も。
中で円盤廻しは山口しんじさん。実はギタリスト。 お店のメイフィールドはFOODSとSTAXグッズを。西成岸里にあるんだそうな、今度行こう。
そうこうしているうちに、中では「銀」さんのスタート。
 NOスタイル、ブギウギ、ロックンロール、全てを消化したピアノでの弾き語り。MCも楽しい! 
ところが中盤 まさかの停電!ブレーカーが落ちたのか?しかし、ここから伝説の「FESSが降りて来た」瞬間を迎えることになる。
音響無しでピアノが鳴る。まるでいにしえのNOの場末のバーみたいだ。
鍵盤を弾く手元が暗いので、手持ちのLEDライトで照らしてあげる。白い鍵盤が青白い光で浮かび上がり、その上を手と指が飛び跳ねる。
曲はもちろんプロフェッサーロングヘアーの「メッス アラウンド」だ。
ボクの左耳のすぐ横に反響板、目の前でハンマーが弦を叩くのが見え、銀さんの表情から手指の動きまで全て見える。 こんな特等席があるだろうか!
実は、銀さんと僕らは出番前、お互いに自分達が、音的に「薄い」んだということを、心配していたのだ。
銀さんも盛んにその事を言っていた。    
でも小さい音が、逆にお客さんの聞く集中力を増すと言う事を、この銀さんのハプニングとそれに対する対応が証明したように思った。
さすがプロフェッショナルと思わされた。
またまた中庭では、TEXMEX系の緩やかな音楽が流れ出す。いいなあ。いいなあ。
オノリオさんのアコーディオン、スポックさんの10弦ギター・・・・・・・・ただ聞き入るのみです。
とそこへ、出ました! スーザホーン! をはじめとしてラッパの一団が外から中へ。  これこれ!  この感じ!
もちろん「MITCH'S Lil Brats Brass Band」です。  中では文屋章さんが、サザンソウルを掛けてます。うん、これもいい。
1曲目スタート! いきなりスーザのベースラインから。  でたっ!  と叫んじゃいます。
大好き! ブラス。  NOに滞在してると、コレでもかコレでもかとブラスのオンパレードで、圧倒されることも多いのですが。
日本に帰ってくると無性にあの音が「生で」聞きたくなる。 コレってもう一生直らないでしょう。
あまりに時間が無く、もっとお話したい人ばかり。 
NAKOMIさん、MORISHIMAさん、山口夫妻、ニューオリンズパンチのメンバー、大橋さん、
入れ違いで話せなかったザディコキックスのメンバー、マッカチン、文屋章さん、DJのJAMESさん、
中矢さん、銀さん、たこさん?ムーサン、オノリオさんスポックさん、すうじいさん、お店のスタッフ、主催者の皆さん。そして多くのお客さん。
この手作りのイベントの成功は全ての参加者が作ったものだと思います。 素晴らしいイベントでした。
参加させていただいてありがとう!   また 集まりましょう!