みんなで圧縮しましょう!
そもそも圧縮とはなんでしょ?

  パソコンが一般的に普及しだした10年ほど前からHARDDISKの容量は劇的に増加しました。
  これはデータ量が増加したからではなく、CPUの高速化で結果として大きなデータを
  扱えるようになったので、その格納用としての需要があるからだとおもわれます。
  初期には540MBもあれば{おおっ}といってもらえたHDDもあっというまに1GBを
  超え、WIN95時代は1.6GBぐらいが標準
     WIN98の出だしで4GB〜6GB
     99年頃で12GB〜20GB
     2000年に入ると30GB  
     2001年には60GB
     今年2002年は120GB   とまさに1年たてば倍になる といっても良いでしょう  
  ところでこんな大容量に何を入れているのか?
  ほとんどが画像や音楽そして映像なわけです。
  そしてそのすべてが圧縮ファイルとなっているのはご存知の通り。
  

ES355が現在使っているツール

 MP3生成

CDex ver.1.40 beta9
  codec=Lame MP3 encorder Ver.1.26 ,engine3.92 alpha 1 MMX
  もうこの組み合わせになって1年ぐらいですが、すごいのは、このLameというcodecで
  たびたびVERSIONアップが繰り返されており2002年3月には現在の1.26−3.92に
  なっています。
  それまでは午後のこーだ という日本人の作ったものを使っていましたが、
  どんな圧力がどこからかかったのかわかりませんが、非公開になってしまいました。
  その前のMP3JUKEBOXのエンコーダはドイツ人の作ったFraunhoferのものでした。
  以前はCDからデジタルデータをリッピングしてWAVファイルを作り、WAV⇒MP3へ
  
変換(エンコード)していたものですがこのソフトはCDからMP3へ一発変換できるのが
  ありがたい。しかもフリーソフト(ただ!無料!)あーありがたいありがたい。
   
SONY純正の Open MG JUKEBOX Ver.2.2.06.10050
  これはSONYのサイトへいって拾ってきたものです。
  圧縮はいわずと知れたATRAC3 例のMDLPのものと一緒。
  メモリースティックウォークマンなんかもこれ。
  SONYのC1VJではこれを使っています
  もちろん再生はMP3もOK!

  video capture関係
●canoupusメディアクルーズ
  これはカノープスのキャプチャーボードMTV-1000に純正でついてくるやつですが、
  まあまあ使い勝手が良いのと、とりあえずわざわざ他のソフトを放り込むのがめんどくさい
  ので使っているうちに慣れてしまったと。
  MPEG1 MPEG2 対応でVIDEOーCDフォーマットなどはチェック一発で設定できるので、
  楽チンです。入力もTVでもDVでもアナログでも何でもOK。
  ビットレートもまあまあ幅広く設定できます。VBR対応。
  高度な編集は出来ませんが切り張り程度ならカノープスから無料で落とせる
  「CM cutter」というソフトで分割できます。
  MPEG UTILみたいなカッティングソフトのカノープス版ですね。 

  DVD関係

CladDVD XP
  これは圧縮系ではなくてリッピング(吸出し)ソフト。またまた無料!
  DVDはMPEG2という規格で圧縮されていますが、DISK上はVOBという拡張子がついて、
  約1GBずつのファイルとして格納されています。
  このソフトはそのVOBファイルを吸い出すもの。
  操作はワンタッチで簡単です。
  さらに吸い出したVOBファイルを任意の大きさに切り分ける VOB UTILという
  フリーソフトもあって、これで650MBぐらいに小分けしておけば、
  MINIDVDとでもいうべきDISKがCD-Rで出来上がります。
  例えば音楽映画の中の数曲分のビデオクリップ集なんかができてしまう。
  (もちろんちゃんと対価を払ったソフトのバックアップとしてですよ)
 
  バックアップ関係(圧縮とは関係ないんだけど)
●clone CD Ver. 3.3.4.1 
  もはや知らない人はいないといっていいバックアップソフト。
  SAFEDISK等のコピープロテクトが掛かったCDのバックアップを目的にしたソフト
  普通の書き込みソフトではコピープロテクトの信号をエラーだと検知してそこで
  エラーを訂正しようとして、作業を中断してしまうんですが、
  このソフトはエラーはエラーとしてそのまま焼きこんでしまえ、というもの。
  コピープロテクトに対抗しようとせず、素直に書いてある情報を読みに行くところが良い。
  店で売っているパッケージ版は何と8000円ほどするが、ダウンロードしてKEYだけ買えば
  半額以下になる。原産国はドイツ。
  最近のヴァージョンでは2つの機能が日本とアメリカでは使えない設定に固定されてしまうのだが、
  クリア法は幾つかあって1つは、日本アメリカ以外の国に住んでることにする。もちろんPC上だけの
  話だが変な国に設定すると、文字化けの嵐と戦うことになる。
  もうひとつはレジストリをこちょこちょといじるだけしかも数字を一個変えるだけで、
  「日本とアメリカでは使えない」設定が「日本とアメリカだけ使える」に変身!
  パソコンって素直だなあ。
  もちろんこの手のソフトは違法行為をするための物ではありません。
  自分がお金を出したソフトに対してDISK破損等の危機から脱出するためのバックアップを
  とっておくためのものです。
  ゆめゆめ人に売ったりあげたり交換したりしないように。いつか、つかまりまっせ。
  あと注意点としてはドライブをかなり選ぶということ。
  現在私はI/Oの外付けIEEE1394ドライブ1210Jを使っていますが、
  中身はリコーの9120です。(ファームウエアは1.37にしました。)
  今のところ問題なく使えています。
 
 
●clony XXL
  上記のclone CDを使うときに、そのDISKにどんなプロテクトが掛かっているのかを
  あらかじめ知っておかないと、延々とトライ&エラーを繰り返すことになる。
  2ちゃん等の掲示板でも情報が出回るがガセネタもあり、あんまり出入りしていると
  思わぬトラブルに見舞われる可能性もある。
  ではでは自分でやりましょう!てなときにやっぱり役に立つのがフリーソフト(無料!)
  少し前まで英語版のclony XLというのがあったが、なぜだか完全消滅。
  今はドイツ語版のclony XXLが最新版。 しかしちょっと困ったことにバリバリの
  ドイツ語版のため意味がわからんところがある。
  しかし、詳しい使い方はわからなくても、DISKを入れてこのソフトを走らせれば、
  5つのチェックボックス(使ってる人はピンとくるあれです。)にチェックを入れて
  返してきてくれます。 そのままclone CDを起動すれば、プロテクトを回避するのではなくて、
  そのま〜んま読み取ってくれる設定にちゃんとチェックが入っているというわけ。
  とっても簡単!
  操作画面にどくろがいっぱい並んでいるのも、とっても不気味。
 
   
WINMXとは?

※VER.2.6がいままでのスタンダードでしたが 2002・5月VER3.1に更新
 5月下旬には早くも日本語化のためのプログラムがNET上で流通し出しました。
 VER2.6と3.1の間には実は互換性無し。
 3.1の大きなメリットは分割ダウンロード(グループダウンロード)が出来るようになった点。
 大きなファイルサイズでもオンライン上に同一ファイルを持っている人が複数いれば
 それぞれから分割してDLできる。
 そのため 現在は(2002.5)3.1はとにかくDLをどんどんしたい人向け
 2.6は交換を基本とする従来どうりの使い方 というふうに住み分けが出来ているようです。
 まだ3.1は全体の共有ファイルが増えていない感じ。
 あと バグが残っている感じで 固まったり落ちたりする時があります。
 XPとの相性に問題ありとの指摘もあります。
 まあ じきに3.2になるでしょう。
 当分の間は2.6と3.1の両刀使いになりそうです。 
 
   (2002年6月 VER3.2のリリース)
 上記のとおりかなりバグがあるように感じられた3.1ですがやはりバグフィックス版の3.2の
 リリースがありました。かなりはやかったのでびっくりしましたが・・・・
 やはり かなりあちこちに問題を残していたのでしょう。
 普通に3.1を使っていたところ、左上にヴァージョンアップのお知らせウィンドウが黒くあらわれて、 
 なんと3.1は接続不可能に・・・最初はPC側に何か問題でもあるのかと疑ったのですが、
 要は3.2にせよ!と強制されているニュアンス。 
 まあ ちょっとでも安定しているのだったらいいかもと考えてUPしました。
 びっくりしたのは全体としての共有ファイルの少なさ。
 検索入れてもこれといったものにHITしません。
 駄目じゃん・・・・・  まさか3.1と3.2の間も互換性がないのか?
 それじゃあ いつまでたっても2.6からさよならできないじゃないか!!      

 (WINMXのこと)
  元来P2Pでのファイル交換を可能とするソフトだったが、別の形で注目を浴びてしまい、
  本来の目的と違うところで議論されているソフト。
  通常ダウンロードはしかるべきところにあるサーバーに共有可能として保管されているファイルを
  サーバーへのIDやパスワードを使ってアクセスし、文字通りダウンロードする。
  もちろんアップロードも可能でHPを運営している人ならば、FTPソフトを使って日常的に
  ULしたりDLしたりしている。インターネットでサイトを見て回ることは非常にたくさんの
  送受信を繰り返していることになる。掲示板の「送信する」というボタンは
  「サーバーにアップロードする。」というのを簡単に表現したもの。
  では個人間でファイルのやり取りができないか?という発想でできたのがP2Pソフト。
  ここにはサーバーやクライアントという考え方が無い。全ての利用者がファイルを共有している。
  個人のPC同士がまるでLANケーブルでつながっているようにお互いが「見える」状態であり、
  それぞれがオンラインであれば自由にファイルのやり取りができる。
  これは実は仕事や趣味の世界なんかでは非常に有用な考え方なのです。
  例えば電子メールの添付ファイルの最大容量はプロバイダにもよりますが3MBぐらい
  今の時代こんなデータ量は画像1発でオーバーします。
  また何かの作業を何人かで進めている時、しかもそのメンバーが距離的に離れているけれども
  ほぼリアルタイムにファイルのやり取りがしたいとします。ファイルのデータ量はかなりある
  ワークであるとすると、とても添付ファイルではおっつきません。
  しかも専用線を引いてある本支店間だけではなく出張先のメンバーもいる場合
  (特に外国だったらなおさらだ)なんかだとその効果は非常にあると考えられます。
  ところが・・・・・・
   
どうして「違法」とかいう報道がされるのか?
  作った人たちの思いとは裏腹にこのP2Pの世界にはいろんな人が出入りしだします。
   著作権の絡む音楽音源をMP3に変換して置いておく人 何万円もする高価なアプリケーションを
   ZIPなどの圧縮ファイルにして陳列する人 おいしそうなファイル名を付けておいて
   解凍するとじつは自動実行式のウイルスだった。などなど・・・・
   ウイルスなんかはまあ被害を被るのが個人だったり、そんなファイルを実行してしまった
   自分自身を恥じたりして表に出てこないのですが、黙っていられないのが、ソフト業界と
   音楽業界でした。そりゃあたまったもんじゃありません。
   CD発売当日にコピープロテクトしてるはずの音源がMP3になって流出してしまうんですから。
   結局例の逮捕者騒ぎの容疑者が共有していたのはメジャーだけど高い某社のソフトを
   共有ファイルに置いていたからなんだそうです。 
   そのあたりのソフトなんかはソフト会社のダメージが大きいのも理解できるのですが、
   著作権保護とか言いながらじつはピンハネ額が減るのを恐れるJASRACなんかは
   騒ぎすぎの感があります。しかし今のヒット曲なんかは流通量が過剰すぎるのでは?
   しかし、ぼくらにとってはそんなことはあんまり興味がない。
   本当に払うべきはきちんと支払って入手している。
   実は本当の興味は次の点にあります。
   昔からある「ブートレグ」はどうなるのか?ということ
   例えば「とあるグループのいついつのどこでのライブ音源」というのが
   どういった扱いになるのか?当然レコード会社のCDリリースはなく、
   音質も良し悪しがかなりある。
   しかし音質どうこうよりも貴重な音源をどうしても聞きたい熱心なファンがいることは事実。
   自分自身かなりレア(だと思われる)音源を持っています。
   例えばボイスアンドリズムの京都サーカスサーカスでのライブ音源
   うわっ聞きたい!と思う人が日本中に5000人いたとして、それで誰かのCD売り上げが
   何%か減るかなあ?
    
   同じようにとあるジャンルの愛好者同士が秘蔵の未公開音源を交換していたとしても、
   レコード会社の売り上げは落ちることは無いと思うがどうだろうか?
   どんなに音源を持っていてもおそらく本当のファンならばオフィシャルリリースされた
   正規版は全部買ってるだろうし、アンソロジー的なもののリリースがあればやっぱり
   買っちゃうだろうな。
   結局レコード業界は今のCDフォーマットになってからジャケットに付加価値が付けれなく
   なったんだと思います。つまりコレクションの対象になりにくい。
   オリジナルレーベルやオリジナルジャケットといった部分やジャケットだけで
   持っておきたい!と思うものが多かったでしょ?  LP時代は・・・
   ZEPやストーンズ YESもサンタナもジャケット面白かったなあ。
   
   話は飛びましたがこのWINMXは現在も規制は掛かっていません。
   ソフト自体には違法性はないが、使用対象いかんでは違法となる見解です。
   ファイルローグという元ヤフーの人がやってる会社は各団体から告訴されています。
   WINMXは訴えたくても外国なもんでとりあえずファイルローグをやっつけておいて
   WINMXユーザーをビビらせようという作戦だと思いますが、
   まあ当分はWINMX安泰なような気がします。
   みんなが健全な使い方をしていればね。