FENDER VIBROLUX REVERBから
過去使ったAMPを振り返る。

(VIBROLUX)

↑これは名アンプです。
世界中にFANが大勢いて、FANCLUBが結成されていたりする。
かずかずのFENDERAMPの商品群においてどちらかというと地味な印象の
このアンプがどうしてたくさんの人を惹き付けるのか?
プロのレコーディング現場にはかなりの確率で用意されているモデルです。

現在のモデル”custom”vibrolux reverbで定価17万円です。(実売14万ぐらい)  
1970年代で15万円ぐらい・・・ということは当時の1j=360円で換算すると
今の50万円ぐらいの感覚かな?
当時FENDERのアンプなんてプロが使うものと当然思っていて
雑誌の写真で見て憧れる対象でした。
もちろんVOXやmarshall orange hiwatt なんかもそうでしたが・・・・・。

(高校時代)
高校時代初めて入った練習スタジオにあったのはやっぱりヤマハ。Jシリーズかな。
それと当時発売されたばっかりのローランドJCシリーズ。
このアンプは音が素直でクリーンがきれいなのと、何しろ丈夫なので、
その後スタジオやライブハウスの常備アンプとして定着しました。
実は生まれて初めて買ったマイアンプはこのJC−60でした。
定価6万円2割引いてもらって48000円。
高校1年になる前の春のバイト代が吹っ飛びました。(スーパーの前で物売りをやったんです。)
1977年の春のことです。このアンプは20歳頃まで5年ほど使いました。
高校の文化祭は全部これだったし、友人がどこかの公民館を借り切ってライブやる
といったときには必ずレンタルされていきました。
こいつはJCの第1世代のもので、パワースイッチはトグルタイプのレバー式。
ディストーションのフットスイッチのジャックも無かったので後に改造して追加しました。
今から考えるとこの歪みの回路は後のBOSSのDS−1の原型となったものだったようです。

このころ2人の友人に再会します。中学1年の時の同級生だった「もっちゃん」
僕は中学2年の時に大阪の池田市から箕面市に転校するのですが、
彼とは高校がまた一緒になって再会したわけです。
彼は大のプログレフリークしかもマルチプレイヤーでした。
家に遊びに行ってびっくり!彼が良家のご子息ということは知っていたのですが、
家がでかいとか、お姉ちゃんが超美人で学校のマドンナだったとか、ワンちゃんがかわいいとか、
そんなことは吹っ飛びました。
何がってその機材とオーディオセットにです。
確かお父さんがプレスリー大好きとの事でしたが、アンプがマッキン スピーカーは
JBLの4343(大きさがタンスぐらいある!)すげー!
オルトフォンやシュアーのカートリッジの現物を
見たのもこの時がはじめて。すげー!
更に彼の部屋へ入って2度びっくり。
何と部屋の中にドラムセット!そしてFENDERのTWINREVERB!(銀パネ)すげー!
更にFENDERのナチュラル色のストラト!(76年製だ!)すげー!
初めてFENDER製品をまじかで見るのも触るのも初めての経験でした。すげー!
しかしツインはやっぱり でかい!重い!
今から思えばあのツインはマスターVOL付きの70年代後半型(シルバーフェイス最終型)
パワーは135Wぐらいまで上がっていたタイプだったと思いますが、とにかく印象に残ったのは
音がはっきり聞こえて前に出てくることと、やっぱりリバーブの掛かり具合!これは絶品。
トレモロもすごく気持ちいい。
レコードから聞こえてくる音はやっぱりこれやったんや!  と確信するに充分でした。   

そして同じく中1の同級生「あやお君」彼の家へ遊びに行ってびっくりしたのが
やっぱりツインリバーブと赤のギブソンES−335 そしてFENDERのテレキャスターでした。
そして棚の中のレコード! バディガイ リトルミルトン アルバートキング もちろんBBKING
彼の兄貴が京都の大学に通っているらしく「ブルーズバンドをやってるんや。拾得や磔磔に
出てるんやで〜」と言っていました。
 後になって考えると自分自身 「京都 ブルーズ 拾得 磔磔」 このとおりの道を数年後に
歩いてしまうんですから不思議なもんです。
進路については潜在意識のうちに影響を受けていたのかも知れません。
このあやお君ともっちゃんと僕を含む友人達は高校時代実にたくさんのコンサートに行きました。
学校でも常に次は誰のコンサートに行くかが話題の種でした。
バイト代はコンサート代とレコード代と楽器代に飛んでいきました。
このころ行ったコンサートについてはここで書き出すと長くなるので
また今度チケットの半券をスキャナーで取り込んで別ページにUPしようかと思っています。

随分脱線しましたが、やはりこの時代(70年代半ば〜後半)においては
FENDER GIBSONは完全に憧れの対象であったこと。
ましてやFENDERのアンプなんていうのは手に入れることは難しいだろうなと思っていました。

(大学軽音時代)
さてこの後高校を卒業した僕は京都の大学に通います。時代は80年代に突入しようとする頃。
大学に通うと言うよりクラブBOXと練習とライブとバイトに通うといったほうが正解かもしれません。
1年のときに36回ローンでFENDERの”THE STRAT”というレイクプラシッドブルーのギターを
買って、ヤマハのSA−1000という高校のとき買ったセミアコと2本のギターで大学の4年間は
通しました。いつも金欠だった僕は時間があればバイトしていた記憶があります。
事の経緯は忘れましたがJC−60も誰かの手に渡っていきました。(借金のカタか?)

(※このJCについては後日談があります。同じ高校だった大阪のマイティ稲垣とカプリコーン
稲垣君にNET上で再会し「そのアンプ うちにいてますよ。まだ自宅スタジオやライブで使っていて現役ですわ」
と教えてくれました。 そうやそうや思い出した。 借金のカタではなかったのです。
そして彼のライブを大阪のPENAという店に見に行ったときに約20年ぶりのご対面。
イヤー懐かしい懐かしい。)


(本文に戻って)
実はこの大学時代僕はマイアンプなしの生活だったのです。
大学の軽音学部というのはとても恵まれてて、練習スタジオはタダだし練習場所は至る所にあるし(教室)
機材も過去の先輩がこつこつ揃えてくれたものがバッチリある。
当時のクラブ所有機材はPAのセットが新旧合わせて3SETほど、マイクはSUREの58や57が
10本ぐらいあったかな?ROHDESのエレピSTAGE73鍵(例の足がグラグラする奴です。
でも音は最高!)ローランドのストリングアンサンブルはクラブ持ちですが、後は鍵盤やる人の
個人所有のものがいろいろと・・・  時代はDX7全盛でしたが、コルグのポリ6やローランドの
ジュピターなんかも転がっていたような記憶が・・・
さて アンプ関係はほとんどヤマハでした。
ギター用はBOX用のミニアンプとJ−100(セパレートで12×4の立派なキャビネットのもの)
後もうひとつ皆が取り合いをした名アンプと出会うわけです。

それが F−100−212  ジャパニーズツインリバーブと言っていいこのアンプは
かなり中音の出方に特徴というかクセがあって、下手をするとモコっとした音になるのですが、
パラメトリックのイコライザーが付いていてこれをチョコチョコ触るだけで劇的に音が変わる!
ホントに万能! 
あらゆるジャンルのクラブ所属のギター弾きがライブのときはこのアンプを押さえようとしました。
BIGBANDの4ビートのフレディグリーンから直後にマイケルシェンカーになったり、
その直後にはブルーズバンドのギター弾きがプラグインしてると言う感じ。
みんなそれぞれのセッティングを覚えていて、ステージに上がってチョコッとつまみをいじくれば
自分の音を手早く出せてたように思います。
そんなところもFENDERのアンプと共通するところでしょう。おまけにほとんど壊れない!
もちろんスピーカーが飛んだりはたまにあるのですが内部のトラブルはほとんど無し。
これは当時のあの過酷な使用状況を考えると脅威の耐久性だったと思います。

結局こんな環境の中で自分のアンプが必要ではなかった4年間でした。
当然ライブハウスに行けばきちんとしたアンプが置いてあるわけですし。

その後社会人となり多少の金銭の自由が利くようになると道楽が始まります。
音楽活動も不自由になり、楽器というものへのお宅度が増してきたのもこのころ。

アンプも真空管がどーの スピーカーの銘柄がどーのと言い始めます。
別に音楽そのものとは直接は関係ない世界なのですが 楽器お宅の悲しさですね。
一種のカタルシスと言えるかもしれません。
昔 子供の頃 白黒テレビの裏を覗き込んでは ほのかにオレンジ色に光る真空管を
見つめていた少年が、子供のまま今に至る。 そんな感じでしょうか。
電気的特性とか音響的なことは、恐ろしく詳しい方がNETの世界には山ほどおられますので
そちらをご参照ください。
例えば→こちらとか、勉強になります。http://isweb34.infoseek.co.jp/art/kdhiro/amptip.html
真空管にもコレクターが大勢存在していて、戦前のドイツ製の球に拘るひとなどは、
鉤十字マークがどうのといった記述をしています。
真空管もひとつの重要な軍需部品だった時代が長く続いたので、「国の威信をかけて」
良い物を作ろうという意識が浸透していたのでしょう。
黄金期のヨーロッパ製のものには、それを感じるものが多数あります。

ただオーディオの世界での真空管とギターアンプの世界での真空管では
同じ球でも評価が違ったりするので面白い。 
繊細=上品=おとなしい=物足らない ですし、
歪みっぽい=きめが粗い=下品=ワイルド=ロックンロール  という具合です。
決してオーディオ的に特性のよいアンプがよいギターアンプとは限らない。
場合によっては多少のノイズが乗っても良し とされてしまうところが、まったく違うでしょう。
歪んでからの音をどうこう言うのですから最初に真空管の回路を使ってラジオや拡声用の
アンプを作った設計者の想像を超えた部分だとは思います。


(MUSICMAN 110RDFIFTY)
このころ(80年代半ば)手に入れたのがMUSICMANのRD110−FIFTY です。(中古)
品番のとおり10インチスピーカー1発。(JBL E−110に交換済み)
リバーブ有り。  GAIN+Masterの2VOL  tre bassの2tone 
ハイブリッドと言いましてパワー管が6L6GC(GE製)×2本
プリ管はゲイン用に12AX7が1本のみ  あとは石です。
もちろん整流管もなし。
プリンストンぐらいの小型アンプなのですがとても重い。
これは結構しっかりしたトランスが載っているのと、
重たいJBLのスピーカーのせい。
このアンプやたら小さいのに音はでかい。これも能率の良いJBLのおかげ。
FENDER直系のクリーンカッティングを得意とするアンプでした。
一応歪もいけるのですが、本来のパワー管のオーバードライブとは違う
プリ管レベルでの歪なのでまあそれなり。
ですからこのアンプの使い方としては、あくまでクリーンで音を作っておいて、後は
BOSSのSD−1なんかで歪ませるということをしてました。
結局このアンプは80年代の半ばから約10年間以上にわたって自宅アンプ兼ライブ用
アンプとして活躍しました。和歌山へ引っ越してTAKE5と言うお店での尾根さんとの
ライブでも初期にはこれを使ってました。
あの例のアンプに出会うまでは。

(PROAMPとの運命的出会い)
  それがFENDERのPROAMP(1961年ごろ製造)ブラウントーレックス期のものです。
   
   最近リイッシューのPROREVERBが再発売されましが、完全に別物。
   プリント基板 センドリターンまで付いてて今のアンプです。
   何よりスピーカーが12インチ1発とオリジナルには無いパターン。
   結構いい値段ですし(定価23万)
   ギターのビンテージ物は もはや手の届かないところまで値段が上がってしまいました。
   それに比べ、アンプはまだまだ値が上がっていないように思います。
   部品さえきちんとしてやれば、まだまだいける昔のアンプを皆さん使いましょう。

さてブラウン色のにくい奴 PROAMPに話を戻しましょう。
このアンプが生まれたのが実は僕が生まれた頃。
つまりタメ年なわけです。  なんて元気なんだ!  AMPって!
例えば同じようにこの頃作られた白黒真空管テレビや真空管ラジオで今も生き残っているものが
どれほどあるのでしょう?
楽器であると言うことだけで大事にされた事で生き残ってこれたのでしょうが、
その音は今もバリバリ現役です。
リバーブのまだ無かった時代  もちろん余分なものは何も付いてません。
マスターVOLもエフェクトループもFATスイッチもな〜んにも無し。
でも出てくる音のストレートでリアルで太いこと!  やっぱりこれやん!
何より惚れてしまったのが 「トレモロ」です。  絶品!
これの効き方は真空管を何本か差し替えることで微調整が効くのですが
ツボにはまったときのこいつのトレモロはまさにドリーミング。夢心地ですわ。
特徴としては15インチのスピーカーが付いた数少ないアンプであること。
このアンプにリバーブを付けたのが後にSRVの使用で有名になってプレミアも付いた
VIBROVERBです。(SRVはエレクトロヴォイスのスピーカーを使用)
スピーカーユニットはJBL D−130で
 FENDERネームの付いたオレンジのフレーム
のもの。これは70年代にオプションで用意されていたもので、その頃交換されたものと思われ
もちろんオリジナルではありません。
Dシリーズは50年代から70年代に作られた名ユニットで マグネットがアルニコ。
オーディオの世界でもよく使われています。
(和歌山take5の天井から吊るされている巨大2WAYもウーハーユニットは実はこれ)
コーン紙の違いによりベース用はD−140となります。

実はスペアとしてD−140に130のコーン紙を貼替えた(リコーンと言います)ものを
持っています。(全く病気ですわ)
こちらはグレーフレームのJBLネームのもの。リコーンは93年に
アメリカ オレンジカウンティスピーカー(OCS)でやったとコーン紙に書いてあります。
こっちはいずれお金が出来たら別注でスピーカーキャビネットを作ってそこに入れようかと
思っています。15インチ用のキャビはなかなか無くて、あってもBASS用のでっかい奴ばかり。
そんなでかいのは家に置かれへん!

 ただ本来FENDERのアンプに最適のスピーカーはjensenのアルニコのように
許容耐入力が低く、小さいマグネット 軽いフレームに薄くてやわやわのコーン紙で、
要するに「動きやすい」ユニットが合うわけです。能率は低いが繊細なもの。
ところがJBLやALTEC electrovoice が当時なぜもてはやされたのか?
それは能率の良さによって同じ出力のアンプでも大きな音が出ることと
そして何よりも耐久性だと思います。実際のアンプ出力の何倍もの耐入力があるという
部分で職業上本番中にスピーカーが飛びましたではシャレにならないプロの信頼を
得れたのだと思います。
ただ大きなマグネットごっついフレーム 厚めのコーン紙 エッジも頑丈と
基本的には動きにくいスピーカーであることは確かなので、小音量では良さは出ないと思われます。
どーんと音量を出して初めて真価を発揮する、そんなタイプのスピーカーでしょう。
家で鳴らす分には多分FENDER純正の安いタイプのほうが「らしい」音がするはずです。

FENDERのアンプは米松材(パイン材)をフィンガージョイントという組み立て方で
出来たオープンバック(後面開放型)のキャビネットを使うことが伝統で、
ブラウン以降(60年代〜)のアンプ部分は細いボルト4本で上から
吊り下げられている構造です。
その4本のボルトを全部はずして、配線を数本はずせば、すっとアンプ内部を覗けます。(感電注意!)
真空管アンプで使われている部品は以下の通りです。
 1.真空管     (整流管 パワー管 プリ管 フェイズインバーター用 トレモロ回路のドライブ用
                 もしリバーブ付きなら、そのドライブ用)
 2.トランス     (出力用トランス 電源用トランス その他)
 3.コンデンサー  (これは年代によってタイプ 色 形 まちまち)
 4.抵抗       (同上) 
 5.可変抵抗器   (ポッドとよばれる、いわゆる 「つまみ」部分)
 6.スイッチ ジャック ランプ の類
 7.スピーカー    (お好みに応じて 大きさ 数 銘柄 が選べます)
 8.キャビネット   (これもお好みに応じて、貼り地を選んで。大きさは基本的に
               スピーカーの大きさと数による。音に関係あるのはバッフルボード
               つまりスピーカー取り付け板の「厚み」だそうな。)

   と、これだけです。メーカーがマーシャルだろうがブギーだろうがVOXだろうが
   ハワードダンブルだろうが、基本的にこれだけ。 
   これらの「部品」の組み合わせで音の特徴が決まってしまうのですから難しい。
   この中で後にユーザーが簡単に交換できる部分は真空管とスピーカーのみ。
   結局ある特定のアンプを買うということは、箱とトランスを買うということになります。
   実際アメリカでは、特定の年代の特定の品番のトランスがビンテージパーツ市場として
   成立しています。 それほど出てくる音には重要な部分を担っているにもかかわらず、
   日本ではあまりトランスがどうのこうのという話を聞く事がありません。
   その理由のひとつには日本のブランド志向があります。
   例えば真空管ならばEL−34はムラードやブライマーやテレフンケン
   6L6ならRCAブラックプレートやタングソル5881
   6V6ならタングソルやシルバニア等、特定のブランドと品番が出てきます。
   対してトランスにはブランドが認知されにくい。(地味なパーツだし)
   実はちゃんとこのブランドこの品番!というのはあるのですが、日本ではあんまりアナウンス
   されていません。 この分野はやっぱり海外が詳しい。NETで”transformer”と打って
   英語で検索掛けてみてください。    すごいよ。
   
   あとこの年代だけの特徴として整流管が使われていないということ。
   普通FENDERの伝統として、整流管にはGZ34とか5U4GB等が使われています。
   レクチファイアという機種がブギーから出ていますが、これは整流する(交流を直流に)
   という意味です。
   てっちゃんと呼ばれる人たち つまり鉄道オタクでも同じような用語が飛び交いますが、
   電気というものは、発電所で発生して、最終何らかのエネルギーに変化するという原理は
   どれも一緒です。アンプオタクは最後は紙が震えて空気が動く、たったそれだけの事に
   拘るわけで、なんだかなあ?という感じですが・・・
   さてFENDER社は60年代の初頭から一部の機種でのみ整流回路にダイオードを
   使います。その意味ではこれらは100%ALL真空管ではないです。
   ただ、これらには高音部の立ち上がりがぱりっと鳴る特徴があって、
   それはそれでファンがいるのも事実。
   たとえば、ブライアンセッツァーがステージで使っていて有名な62年ごろの
   ホワイトトーレックス(黄ばんでクリーム色ですが)のベースマンが有名。(セパレート型)
   このPROAMPもダイオード整流です。
   最近は青色発光ダイオードがよく話題になりますが、
   ダイオードはこんな時代から活躍してたんですね。 

(RIVERA   S−100−212)(売却済み)  
   これは東京の「ふーちーくーちー」という楽器屋に在庫であったものを通販で購入。
   非常に優れたアンプではありますが、家に置くにはあまりにでかくて(大きさも音も)
   しかも異様に重い(40kgを超える)ので、ライブにも持っていけず、結局売ってしまい、
   そのお金でPROAMPを買ったというわけです。
   ちなみにこのRIVERAというメーカーはポールリベラという人が80年代に創設。
   もともとはFENDER系のアンプのカスタマイズを西海岸でやっていた人。
   有名なのはスティーブルカサーの数々のスタジオセッションで活躍した改造デラリバや
   80年代に入ってからのFENDERのUシリーズ(ツインリバーブU、デラックスリバーブU、
   コンサートU、スーパーチャンプなど)を設計しています。
   
   このアンプを簡単に紹介しておきます。
   スピーカー構成は12インチ×2 これはツインリバーブと一緒。
   確かセレッションのモダンビンテージだったと記憶しています。
   完全2CHのスイッチングアンプでなんだか使い切れないぐらいの機能が付いてます。
   ユーザーマニュアルだけで雑誌1冊分ぐらいありました。(このあたりは省略)
   パワー部はEL−34を4本使った100W
   今から考えるとこのEL−34はドイツ シーメンス社の4本マッチングでした。
   差し換えて置いておけばマーシャルユーザーに別途売り払えたのになあ。しまった。
   シーメンスEL−34をマッチド4本で今なら5万ぐらいでしょうか?
   ムラードなら??8万ぐらいはするかな?
   
   後はリバーブやなんだかうねうねした音のコーラスなんかも付いてて
   センドリターンやラインアウト端子などなんでもありと言う感じ    
   もちろんプリント基板です。
   カーペット張りの超ヘビーデューティなキャビネットに入っていました。
   使っている人はスティーブルカサーやジェイグレイドン等のLA組は一時雑誌の広告
   でも取り上げられていたので有名ですが、ちょっとおもしろい情報を。
   シカゴ サウスサイドのブルースクラブ ARTIS’でみたシカゴのギタリスト
   カルロスジョンソン。
   彼もリベラユーザーでした。ちょっと小振りのコンボタイプ。
   自家用車からえっさほいさと自分で積み下ろししてました。
   やはり「自分ひとりで持ち運び可能」これがシカゴのブルーズギタリストの
   アンプ選びの条件のようです。(バディのようなお金持ちは違うかも?)
   how do you feel?と聞いたところ this is so nice! とのこと。 
   

(GROOVETUBE SOUL−O−45)(売却済み)
   さて、PROAMPでアンプ中毒になってしまった私はさらにもう一台
   入手してしまいます。GTのSOUL−O−45です。
   これは雑誌の中古広告を見て通販で買ったのですが、当たりでした。
   完全にFENDER系の流れを汲み、さらにHIFIにした感じでクリーンは抜群にきれいな音。
   リバーブもいい感じです。ただトレモロとかビブラートが付いてないので、ライブのメインには
   持ち出してもらえないかわいそうな奴です。  いいアンプなのになあ・・・・。
   ちなみに仕様は 
      パワー管は6L6GC×2(まただ!)  チューブは自社ブランドGTのプリントが
      入っているもので、製造はロシアか中国と思われます。
      リバーブ付き。  センドリターン付き。
      外部スピーカ端子にはインピーダンスのマッチングが取れるように、
      セレクターが付いています。(4,8,16Ωの切り替え)
      スピーカーは12インチのセレッション クラシッククローン×1
      一応ゲインとマスターの2VOLなのですが、ゲインを10まで上げてもほとんど
      歪みません。 ハンバッキングで強く弾いて、やっとクランチ程度  
      プリ管には12AX7が入っているのですが、あまり前段で増幅する回路になってないようで、
      歪ませるにはブースターが要るかな?
      中の回路はプリント基板ですが、身分不相応なぐらいの立派なトランスが付いていて、
      雰囲気はオーディオ用のアンプと言う感じ。
      GT社の社長でもある、アスペン ピットマンは自他共に認めるアンプフリークでもあり。
      洋書の専門書の著者でもあります。
      ここ数年GT社はアンプメーカーとしてより、真空管の供給会社としての顔のほうが有名で、
      FENDERとも提携して、上級純正品の扱いになっています。
      そっちが最近忙しいのか、最近はあんまりアンプは作っていないみたいです。
      中古でしか出回らないので ごく一部の間では探している人もいるアンプです。

(そして、VIBROLUX REVERB)(当然絶対売らない)
      そんなこんなで、3台ものアンプを所有するに至り、家の中にはさらに
      FENDERのAMPCANという充電可能なミニアンプまであり、そろそろ
      家族からのブーイングもでてきました。(よかった、3段積みのマーシャルでなくて) 
      それぞれのアンプには思いいれもあり、良い部分がそれぞれあって、
      手放しがたいのですが、そろそろこの1台でええやん!という1台に出会うことに
      なります。
      今回それがFENDERのVIBROLUX REVERB(70年代中頃 銀パネ)でした。
         
       仕様を書き出してみます。

<TUBE>
PRE      12AX7 and  7025 
FASEINV 12AT7
POWER    6L6GC×2
RECTI    GZ34 or 5U4GB
SPEAKER  10inch×2  jensen or CTS or OXFORD or eminence (parallel 4Ω) 
〜1963      VIBROLUX  ”TWEED”
1964〜1967  VIBROLUX REVERB  ”BLACKFACE”
1968〜1979  VIBROLUX REVERB  ”SILVERFACE”
1980〜1982  MODERN TYPE   BLACKFACE
1987〜NOW  ”custom”VIBROLUX REVERB
とりあえず 家庭に1台置いとくフェンダーアンプとして大推薦できるのは
バイブロラックス  (6L6×2=約40W 10inch×2)
プリンストン     (6V6×2=約22W 10inch×1) 
デラックス      (6V6×2=約22W 12inch×1)   
プロ          (6L6×2=約40W 15inch×1 または 12inch×2) 
などです。
1 なんとかもって運べる重さ コンパクト 中出力。
2 クリーンから歪までVOL設定次第でどうにでも可能。
    (前段のプリ管の刺し替えで歪度合いを調整することも可能です。)
3 自宅から小規模ライブハウスはもちろん、PAさえしっかりしていれば大ホールや野外でも
  充分OKな音量を持ち、なおかつどんなに小さくてもFENDER製としての音のクオリティを
  持っている。逆にパワー管をオーバードライブさせたナチュラルディストーションを出そうと思えば
  この辺ぐらいまでのパワーでなければ無理。
  後期の100Wぐらいある TWINをフルアップするなんて殆ど不可能と思われます。
 
さて今回これから多分長いお付き合いになるであろう銀パネのバイブロラックスを
買う決断をしたのにはいくつかの理由があります。
まず上に書いたようにひとつの理想のアンプの条件を満たしていたこと。
次に保存状態が極めて良かった事。まるでタイムマシンで70年代の友人の部屋から運んできた
かのような状態。 
はっきり言って30年近く部屋の隅っこで寝てたと思われ、殆ど使っていなかったようです。
多分ライブでも使っていないだろうし、外にも殆ど出して使った形跡なし。
フットスイッチなんてまだぴかぴか光ってるぐらい。
パーツもほぼオリジナル。 スピーカーはエミネンス社製と思われるFENDER純正のもの2発。
そしてTUBEは何と!  RCAのブラックプレート6L6GCが2本ほぼ新品のような状態で
刺さっているではありませんか!!(はあ・・・ブラックプレートってこんなとこにあるんや)
プリ関係も1本だけFENDERネームのものに換えてある以外は全部RCA!7025が3本!!
整流管は5U4GBという品番ですが、これもRCA。(こんなん今や入手不可能かも。)
これらTUBEだけで元が取れそうな物ばっかり。
銀パネは1968年以降、所謂CBS時代の仕様ですが、回路的には大きくは変わらなかった
モデルのうちのひとつ。
おそらく1975年製と考えられるのですが、このタイプのすこしあとにVOLポッドを引っ張ると
ブースト回路が働くように、改良(改悪?)されたタイプとなって、
その数年後には長い歴史を誇るこの機種も生産中止となります。
ロゴに made in USA の入っていない70年スタイルのもの。
これのひとつ前のロゴが所謂ブラックフェイスロゴと言うタイプです。
筆記体のFENDERの文字の下に tail と呼ばれる「はね」が付いてるタイプ。
このタイプは別に60年代しか使われていなかったのではなくて、実際には
1964年から何と1974年まで使われていました

ブーストスイッチの追加が1976年ごろのことですから、このアンプは1975年製と推察されます。
シルバーのパネルに印刷された青い字のモデル名も、1970年代半ばまで、”vibrolux reverb amp "
だったのが、75年頃に”vibrolux プラス「Rマーク 」reverb " と変更されます。
Rマークは商標登録済みのマークです。この点も75年製の証拠のひとつ。

山野経由で輸入されたもののようですが電源トランスが日本用にはなっていないらしく117V仕様。
日本国内で100Vで使うと、若干電圧不足気味で駆動されます。
ピーク時のアタックなどではさらに瞬間的に電圧が食われて音の立ち上がりが弱くなる
傾向があり(実際はわかりませんが)それがいやな人は、
ステップアップトランスを使って「昇圧」してやればOK.

スピーカーはヤフーでfender純正のアルニコブルー10インチを2発1万円でGETしたので
とりあえずそれにチェンジ。  オリジナルは保存。
このブルースピーカーはおそらくエミネンス社がOEMで作っているもので、
エミネンスでの品番は102P (20W RMS/40W PEAK)
ボイスコイルは紙  6ozのALNICOマグネット。
ここで日米の価格比較を。
OCS(orange county speaker)というスピーカーの専門店があります。
ここのサイトで調べたところ、定価は$91.95  売値は$76.56です。
たとえば日本でFENDER純正パーツとしてひっぱってくると14000円2割引きで
買っても1万1000ぐらいでしょうか?アメリカでの販売価格は何でもこんなものです。
大体日本国内の3割から4割引きぐらいが向こうの売値でしょう。


 そうそう、オームの法則って覚えていますか?
これら2個のスピーカーはそれぞれ8Ωですが、直列につなぐと16Ωです。
では並列につなぐと?     答えは4Ω。  8/1+8/1=8/2=4Ωです。
思い出していただけたでしょうか?
というわけで、フェンダー系の2発スピーカー搭載モデルは8Ω2発で4Ωになっているもの
が多いです。
結構この2発のスピーカー構成がいいのですよ。
広がりがあって、エフェクターで作るのとはまた違うほんのかすかなコーラス効果みたいな
ものがあって。本当はコーラス効果ではなくて音源が2箇所から出てくる微妙な音の差なんでしょうが。
しかしこの10インチのアルニコブルースピーカーは重さが軽い!
以前MUSICMANのアンプに入れていたJBLのE−110という品番のスピーカーの
あまりの重さに唖然としたことがありますが、感覚的に3分の1ぐらいの軽さ。
しかしスピーカーの世界も重いほうがいいといってみたり、いや重いばかりが能ではないと
いってみたり、評価基準はどうも不明です。 結局断線してなくて音がちゃんと出ればいいんですが。


JBL E-110
                                                でかいなあマグネットが・・・重いはずだ。

そういえば上記のJBLのEシリーズついに生産中止になったようです。
D型からE型に変わってはや25年以上、このスピーカーもまた世界中の音楽現場でたくさんの
演奏をサポートしてきました。あまり前に出てくることはなく、さりげなくアルミのセンターキャップが
JBLだぞ!とサランネットの後ろで主張するのみ。まさに縁の下の力持ち。
繊細さは無くっても、カーンと前に出るパワー感を感じる、そんなスピーカーでした。
横にばかり話がそれます。ここではアルニコブルーの話でした。
その名のとおりフレームがブルーの塗料で塗られたエミネンス社のスピーカー。
これとjensenのP−10Rはある意味で音楽の歴史の一部を作ってきたといえるもの。
ルックスは安物っぽい「昔のスピーカー」って感じですがねえ。
現在は復刻されてFENDERのバイブロキングやリイッシューのベースマンなんかに
搭載されております。数々のアンプ製作者がフェンダー系のアンプにはBESTと言い切るのは
特性的に優れているからではなくて、皆がイメージする「フェンダーの音」そのものだから。
それぐらい50年代から60年代にフェンダーアンプの当時の音楽に果たした役割は巨大でした。
もちろん英国にはマーシャルとVOX等があるわけですが。
 
しかし、このVIBROLUX REVERB とくにずば抜けた特徴も無いけど、不足している
部分も無い。 とっても素直。  ストラトを繋げばそのものの音。
335を繋げばこれまたそのものの音。 余計な着色がない分ギターの元の音の素が
ストレートに出てきます。  シールド直結が気持ちいい。
楽器屋さんの試奏アンプもこんなアンプにしたらもっとギターが売れるかも??

現在はオリジナルのTUBEははずして保存中。別のTUBEを挿しています。
出力管はシルバ二アの5932に。さらにその後RUBYの6L6GCにチェンジ。
RCAのブラックプレートは現在お部屋の飾り物になっております。
使って消耗してしまうのは ちともったいない。

音的には充分満足、ただトレモロだけはブラウンのPROAMPの勝ち!
このあたりは、TUBEのチェンジで色々やってみましょう。
今までのプロアンプが非常に中低音が出るアンプだったので、
エキストラスピーカーをつなぎこんでやって低音部分だけ補うという考えもありです。 

今後のネタとしては、真空管の話や、スピーカーユニットがいくつか使わずにあるので、
それを使った自作外部スピーカーキャビネットの製作記などを考えてます。

しかし こうやって書き上げてきてつくづく思います。「好きやなあ、病気や!」
しかし世の中にはもっとすごい人がいっぱいいてるから、大丈夫!・・・・・・・だよね・・・・・

(追加)
  上ではスピーカーキャビネットを自作するように書いていました。
で、その気になっていろいろ材料や部材を物色していました。
まず、板材 これにはフィンランドバーチという木の合板を使うことが一般的。
まあ白樺みたいな木なんですが、大体自作キャビはこれです。
まあまあ柔らかいので加工性がよいのと手に入りやすく安価。
しかし、昔のFENDERみたいに単板のパイン材をとなるとちょっと探さないといけません。
困ったのがこまごまとした部材関係 これが苦労です。
国内では部材だけ分けてくれるところも少なく、結局アメリカからNET経由で買わないと
だめなようです。
図面ぐらいは自分で引いて誰か作ってくれないかなあと物色していたところ。
ハンドメイドでスピーカーキャビネットを作っている人を発見しました。
オーディオ用のものは結構聞きますがギターアンプ用のスピーカーキャビネットを
作っている人は少ないと思います。
ちなみに、この世界でもアメリカではどんどん自分で作ってしまうようです。
NETの世界ではアメリカからの情報が多かったです。

さてハンドメイドのスピーカーキャビネット。
ありもののスピーカーユニットを使いまわそうという貧乏根性が
さらに出費を呼び、さらに貧乏になるという悪循環。
お金は出て行きますが、自己満足は充足されるというわけです
それから約2ヶ月・・ 
出来上がってきました。
この間にやったことといえば、こちらからのラフスケッチで希望を伝えて、
先方で上げて来た図面の検討と承認。
で 最終的な要望事項の確認をして、板材の切り出し 組み立て 角丸み付け
トーレックスの貼り込み。 そしてこちらからのJBLスピーカーユニットの発送。
バッフルボードの取り付け ハードウェア関係の取り付け  サランネットの加工取り付け。
その間に約3回ほどメールでの工程進捗の報告が画像であって、かなり途中段階での安心感
ガありました。
宅急便が届く時にはどんな物が届くかほぼイメージできていました。
たとえばスピーカーユニットは何本のボルトで固定されているか、バッフルの前から止めているのか
後ろから止めているのか? 全部わかっていました。
これも TWOROCKの日本総代理店もやっている東京の長澤さんのプロフェッショナルな
お仕事のおかげ。
長澤さんは2002年12月上旬のSTEVE KIMOCKの来日時の機材作製でずっと多忙だったのですが、
その仕事の終了後からすぐ作製にかかってくれました。
では画像でキャビネットを見てやってください。
長澤さんが管理人を務めるTWOーROCKのHPのアドレスはこちらです。

  
さて図面はこのとおりです。
簡単な仕様は
  ユニット
      JBL D−130 15インチ(38cm) JBL E−110 10インチ(25cm) の2発
          パラレル接続(4Ω)または単独接続(8Ω)
          これをスイッチで切り替えOK。
          さらに単独使用のときは 10インチと15インチを
          切り替えスイッチで選択できるというわがまま仕様。 

  パイン単板 フィンガージョイント 
  スラントバッフル
  ブラックトーレックス シルバーのグリルクロス
  60年代から70年代のFENDERのイメージです
 
  VIBROLUXを上に置いて2段積みにしようという算段です
こんな感じになりました。


※その後EXキャビのE-110は下ろされて↓のスーパーチャンプへ取り付けられました。
  そしてスーパーチャンプに当時オプションで付けられていたオレンジフレームFENDERネームの
  D-110がEXキャビにはインストールされています。



その他我が家に居着いてしまったAMP達

(FENDER SUPER CHAMP)(現在ヤフオク出品中)

 前述のポールリベラさんがFENDER社に在籍中に設計した小型アンプです。
 見た目はスタンダードなFENDERデザインですが、回路は従来のFENDERの考え方をすてて、
 当時流行のブギ-などの3VOLになっています。GAINが2段マスター1段。
 良く歪みますが、それが良い歪みなのか?と問われると答えが難しいです。
 このアンプが作られてはや25年、その間にいろんな技術革新やモデリングテクノロジーの発展があり、
 ギターの音自体が1から作れてしまう時代です。
 何をもって「最高」とするのかは、その人の価値観にも左右されます。
 ただ、これら最近のモデリングアンプには、歴史的に最高と言われている機種が文字通りモデルに
 なっています。結局そのモデルの機種は50年台〜60年代に作られた1VOLのシンプルなアンプなわけです。

 ところでこのSUPERCHAMPは10インチ1発のスピーカー構成ですが、うちのはJBL入りですので
 見た目と違ってかなり重いです。
 パワー管は6V6
 プリ管は12AX7が2本と6C10という変わった管を使っています。
 いわゆる親子管とか双子管とか言われるもので、1本の真空管の中に2本分の機能を
 押し込んだもの。  これが入手難で、SUPERCHAMPのネックです。
 リバーブもちゃんとついています。
 小さいクラブギグなどでしたら充分の音量、音質でしょう。

 コンパクトなので持ち運びも楽ですし、良いのでしょうが、やっぱり10インチ1発というのは、やや無理があり、
 今後これをライブにもって行ったりする可能性が少なく、自分用として所有している意味もあまりないので、売却予定です。
 売却時にはJBL E-110ははずして、ケンドリックのブラックフレームか何かに載せ代えようと思っています。



(VOX AC−15TBX)(絶対売らない)
 VOX版デラックスリバーブといっていいこのアンプ。  かなりお気に入りです。
(右にチラッと写っているのがGB-12です)
 
とある楽器店で店頭品として在庫していたのをGET。
 EL−84×4本 A級動作
 12インチ セレッション社製 VOXマークのアルニコブルースピーカー入り
 (実はこのスピーカーが非常に高価で、単品で買うと、3万もするのだそうな。買えない・・・・・ )
 VOXなのにリバーブ付き(アキュトロニック社製)マスターVOL付き。 当然トレモロつき。
 HIとLOの2インプット。
 いいですよ、これ。  アンプ単体で結構クランチぐらいまで歪みますが、その状態で部屋では弾いています。
 家ではこれにつないで弾くことがもっぱら多くなりました。
この写真でもそうですが、VOXのグリルクロスは柔らかくて、うねうねになりますね。
きれいなクロスなのですが。
このアンプにはTOPHATという会社のブースターをつないでいます。
こんなやつです

(FENDER AMPCAN)
コレは2電源式の携帯アンプですが、いまや車内アンプと化しました。
今の車は車内スペースが広く、夜などアンプでの音だしが憚られる時は、ギターとシールドだけ積んで
本屋でも寄って缶コーヒー買ってそのまま河原へ・・・・・・車中爆音ですわ。