テイルズ オブ ファンタジア
それぞれの思い


ザシュ!ザシュ!ザシュ!!

俺の撃った矢は狙い通り、100M先のリンゴに刺さった。

やっと勘を取り戻せてきたな・・・。

三年間も戦ってなかったもんな・・・。腕が鈍ってても当たり前か。

クレス・・・。お前はずっと一人で闘ってたんだな。

『伝える必要も・・・伝える時間もなかったからね』

『現にさっきだってみんなは手がだせなかったじゃないか』

クレスの言葉が俺の頭の中を駆け巡る。

「何やってるの?熱血スポコン少年」

「・・・はぁ、アーチェか」

「何だとは何だ!」

「言葉どおりの意味だよ」

「むぅ〜」

「で、どうしたんだ?こんな夜中に?」

「うん・・・眠れなくてね」

「俺もだ・・・」

「ダオス・・・か」

「あんまり戦いたくないな・・・。あいつが闘った理由が分かる今となっては・・」

『大いなる実り』

それがダオスの闘う理由だった。ユグドラシルから出されるマナを集めた実。

それがないとダオスの星は滅んでしまう。

だからマナの消費を抑えようと魔科学を・・・そして魔科学を使う人間を滅ぼそうとした。

「きっと・・・きっとそういうことも考えてクレスは私達に教えようとしなかったんだね」

「だな・・・」

まったく・・・何でも一人で背負い込むところは治ってないんだな。

「明日・・・だね」

「ああ。クレスの動きがここに来て止まった。きっとその辺りに黒騎士団のアジトがあるんだな」

「また・・・昔みたいに4人でトーティスで暮らせるといいね」

「そう・・だな」




「ダオスを復活させる・・・か」

「どうしたんですか?クラースさん」

「いや、今思ったんだがな。時空転移を奴らが使える今、ミントの方術を使ってダオスを生き返らせるより、過去からダオスを連れてきたほうがいいんじゃないか?と、思ってな」

「それはこういうことでしょう。過去にいって自分達が話しても素直についてきてくれるとは限らない。それならミントさんの方術でこの時代に蘇生させたほうが確実だ。と考えたんだと思います」

「そうだな。そう考えるのが妥当だな」

そういって私は袋の中からあるものを取り出した。

「クラースさん・・・それは?」

「時の剣『エターナルソード』だ」

「それを・・・クレスさんに?」

「ああ。これからの戦い・・・これはアイツに必要になると思うからな」

「そうですか・・・。クラースさん」

「ん?」

「必ず・・・ミントさんを助けましょうね」

「ああ。必ずだ」


アーティの感想。
 とりあえず、疑問点。
 「・・・はぁ、アーチェか」
 「何だとは何だ!」
 ・・・・ごめんなさい。何度考えても会話が繋がりません(まてっ
 と、だんだん感想がきつくなってきたという今日このごろ・・・本当にごめんなさい。