テイルズ オブ ファンタジア
明かされる真実


「誰だか知りませんが、出てきて欲しいものですね」

誰だか知りませんが後ろに殺気を感じるのはあまり気持ちいものではありません。

「藤林・・・すずだな」

「関係ありませんね」

「そうもいかないのでな」

ふぅ・・・やはり襲ってきますか。

仕方ありませんね・・・

「そんなに死にたいのですか?」

「ふっ・・・死ぬのは貴様だ!」

私と男が接触しようとしたその時・・

「おっと、やめてもらおうか」

突然、私達の間に割って入る人が現れました。

「・・・クラース・F・レスターか」

「クラースさん。どうしてここに?」

「久しぶりだな。すずちゃん。
 さぁ、どうする?六英雄の二人とお前一人で戦うのか?」

「ふっ、そんな危険なことを私達がすると思うのか?」

すると男の体が輝き始めた。

この光・・・時空転移!?

「さらばだ・・・」

そして・・・

「消えましたか」

「そのようだな」

「クラースさん。どうしてココに?
 それに今の光は時空転移・・・」

「話は後だ!とりあえずクレスたちの時代にいくぞ!」

「クレスさんたちの!?」

「ああ。私達を襲った奴ら・・・黒騎士団と名乗った。
 最初は何のことか分からなかったが、よくよく考えてみるとクレスの村を襲ったのが・・・」

「黒騎士団でしたね・・・」

「そういうことだ。行くぞ」

「はい」

そうして私は50年前のアセリアに飛びました。




「こんにちわ〜」

俺はクレスとの約束を守るために、クレスの故郷というトーティスと言う村に来ていた。

そこの村はずれにある一軒の家に俺は訪れていた。

「はいはいなんでしょう・・・ってどちら様?」

「えっと・・・俺はケイラ・ミリアルドって言って・・・クレスのことでお話が・・・」

「えっ・・・クレスのこと?」

どうやらこの女の人・・・多分、この人がアーチェって人だろう。

この人には刺客がまだ来ていないみたいだ。

「ほぅ。俺も聞きたいな」

俺が後ろを振り返ってみると、青髪の男性(この人がチェスターさんだろう)が立っていた。

「分かりました。でも少し待っていてください。もう少ししたら集まりますから」

「集まる?誰が」

クレスさんの話が本当なら来るはずだ。残りの六英雄が・・・・

「どうやら、私達のことらしいな」

「お久しぶりです。お二人とも」

きましたか。

藤林すずさんと、クラース・F・レスターさん。

「そうですね。お話しましょう。クレスさんから聞いたことを・・・」

俺は、クレスさんが体験した過去のことを四人に話した。

この事件の主犯が、壊滅したと思っていた黒騎士団だということ。

クレスさんの家の火事は、クレス夫妻誘拐の口実だということ。

黒騎士団はミントさんを使って、ダオスを復活させようとしていること。

クレスさんに行った人体実験のお陰で、黒騎士団は時空転移を、少し体を弄るだけで出来るようにしたこと。

そして・・・

「ダオスを復活させたときに、一番の障害になるであろう六英雄を始末しようと黒騎士団は考えたそうです」

「そういうことだ」

突然部屋の真ん中に光が集まっていく。

くっ・・・時空転移が使えたんだった・・・

「ふっ・・・六英雄が一同に集まってくれるとは・・・」

黒騎士団団長ラウル・クラーケンは辺りを見回しながら言った。

「もうすぐダオスは復活する。ミント・アドネードの協力でな」

「お前が黒騎士団のリーダーか?」

「そうだ。私だ」

「くっ・・・よくもアミィを!!」

チェスターが弓を構えるよりもラウルの剣がチェスターの喉元に当たる。

「まぁ、そう死に急ぐな。お前達を死なすには惜しい。どうだ?私の部下にならんか?」

「へっ、おことわりだね!」

「そうか・・・残念だよ」

そういうと、ラウルの体が再び光り始め、代わりに5.6人の男達が現れてきた。

「消せ!」

そういってラウルは消えた。

あたりの空気が一気に冷える。

まさに一発触発の空気になっている。

「死ね!!」

部下の一人が痺れを切れセて攻撃に移ってきた。

その時・・・

「グハッ!!!」

男の喉下に剣が突き刺さる。

その剣の持ち主は・・・

「・・・クレス」

かつての親友。クレス・アルベインだった。

クレスは襲い掛かってくる他の男達を躊躇なく切りつけると、さっとドアを出て行った。


アーティの感想
ついに、ついにダオスが復活する時が来たのですね!(ちがうだろう
なんだかんだで、ダオスファンな私ですからね・・・
にしても、ミント、生きてましたか(まてまて
さて、ダークで終わるか、ハッピーエンドか。想像するのも楽しみの一つです!