今月のレストア
シリンダーライナーを抜くために、常温から約150℃まで温度を上げて、専用の冶具を作ってクランク側からポンとたたくと抜けました(アルミと鋳鉄の熱の膨張)です。 ピストンがないので、作るか、国産のピストンを合うように作るかそれとも、シリンダーライナを作るかです。 (パーツが無いのは大変)
208GTB Turbo(F106N)のエンジン、ミッション O/Hしてます。 現行の燃料、点火システムを変更して、オーストラリア製のフルコンピューター EMS に変更して、インジェクターを電気式のタイプに変更して、点火はダイレクトイグニッションで走りながらコントロールできます。
ローバー MINIの A/Tの O/Hしてます。97年でケースの形がちがいます。
ディスクとブレーキバンドは日本製の材料に張り替えてます。
コンピューター診断できます。
1958年 356A COUPE
エンジンの調子が悪いのでキャブレターのジェットを掃除したそうですが、アイドリングはしない状態でした。
点検してみると、左側のキャブレターのオーバーフローでした、キャブレターの顔を見てみると46年前のキャブレターとは見えないぐらいきれいなキャブレターでした。 アッパーカバーを分解して見るとニードルバルブの動きが悪く、内部を診ると鉄粉がひっかっかてました。
フロートをよく見るとニードルバルブの当たる面がえぐれている状態でガソリンの油面が高くなるので、パーツを替えたほうがいいですがおそらくないでしょう?、えぐれている部分を肉もりして、研磨すれば治ります。
1970年 911S クラッチフォークのO/Hをしてます、PULL式のフォークとピボットのパーツですが、フォーク側のテーパーの部分が減って、ピボットのパーツが奥まで入って動きがスムーズでなくなり、てこの原理が発生してピボットの部分で折れました。(クラッチのO/H時は、フライホイル、クラッチディスク、カバー、ベアリング、フォーク、ピボット)は交換したほうがいいです。
1970年 911S エンジンのO/Hをしました、右の写真はインジェクターの噴射状態と快弁圧力の点検をしてます、6本中4本は噴霧しない状態でした。
左の写真はドライブシャフトのCVジョイントをO/Hしてますが、以前にO/Hした形跡はありますが、間違われた状態で組み付けられ、CVグリスが飛び散ってました。
ランボルギーニ アニバーサリーのキャブ調整です。
12枚のバタフライの調整は時間がかかります
なぜかバタフライのシャフトのひずみがあるからです。(ツーバレルはまだましです、トリプルチョークは連結してるので、大変です。)
Ferrari 208GTB turbo
リヤのブッシュ交換、ペイント、アライメントを作業中です。
208GTB turboの場合は、ハブの取りつけの部分は、メタルになってます。
*あなたの車は、道路がまっすぐで、路面がきれいで傾斜のない道路を、100キロ以上のスピードで何秒間手をはなせますか?
1994年のフォルクスワーゲンのバナゴンのA/Cのエバポレーターの交換の作業中です。
あなたの車のA/Cの、吹き出し口の温度は何度ぐらいですか?(MAXの状態)
*A/Cコンプレッサーの話ですが大体の人は、冬の場合はコンプレッサーのスイッチをOFFにしますが、間違いです。
なぜかと・・・熱いエンジン、エキゾーストマニの横に取りつけてあるので、熱がA/Cコンプレッサーに伝わり、内部のゴムのシールやパッキンがかちかちになり、コンプレッサー本体がひずむことでガスが漏れます。(A/CをONの場合は、コンプレッサー本体も冷えるので、内部のゴムのシールやパッキンが長持ちします)
1993年 ベンツ E500
エバポレーターを交換するため、分解してます。 ヒーターコア、ブロアーモーターも交換する必要があります。
1987年 フェラーリ
・電気トラブルで、スイッチやカプラーやアースや配線間違いを調べてます。
メーター類は、田中メーターでO/Hしてます。