2010年 ドイツ・バイエルン州での信楽焼ワークショップと展示会


ドイツ・バイエルン州と滋賀県の経済交流活動の一環として、2010年6月7日〜19日、バイエルン州立ランズフット陶芸専門学校で作陶のワークショップ、ダッハウ旧給水塔にて、奥田英山作品と森野すだれ店びわ湖ヨシの作品の共同展覧会が開催されました。
さらに、裏千家ミュンヘン協会と私の合同でミュンヘン市内中心にある英国庭園内お茶室にて茶道のデモンストレーションが行われました。各所で多くの方に信楽焼についての関心を高く持っていただき、プレスでも報道され、大変有意義な催しとなりました。

●バイエルン州立ランズフット陶芸専門学校でのワークショップ 

 ほとんどの全校生徒および講師約100名が出席しました。滋賀県および信楽、信楽焼についてのプレゼンテーションがあり、その後作陶のデモンストレーションを行いました。また、簡単なお茶のお点前も行いました。
茶道とは何か、日本において陶芸および陶芸家が社会でどのように受け止められているのか、長い見習い期間など技術習得方法のドイツとの違いや、侘び寂びといった日本独自の美的感覚についてなど幅広い質問が寄せられました。

     


●ダッハウ共同展覧会

 ダッハウ旧給水塔にて、奥田英山作品と森野すだれ店びわ湖ヨシの作品の共同展覧会、Freude aus dem Feuer「紅炎の悦び」のオープニングが開催されました。同時に、ダッハウ在住陶芸家クラウディア・フラッフ氏と昨年度芸術家交流でダッハウに滞在した瀬戸焼の陶芸作家・園部玄哉氏の作品も展示され、臨時に設けられたお茶室にてお点前が行われました。
 また、地元紙および全国紙に展覧会についての記事が掲載され、信楽焼や茶道について紹介されました。
   
   


●裏千家ミュンヘン協会との合同茶道のデモンストレーション

 ミュンヘン市内中心にある英国庭園内お茶室「閑松庵」にて、裏千家ミュンヘン協会と合同で茶道のデモンストレーションが行われ、入れ替え毎に長蛇の列ができる程盛況でした。
   


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