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レビュー
担 当
ウィル
ブランド
MOON STONE
発売日
2007/8/24
ジャンル
ADV
原 画
Mitha/成瀬守/稲垣みいこ/えんどり
シナリオ
音 楽
AngelNote
OP:「硝子のLoneliness」
歌:Riryka
評 価
総合評価:D
シナリオ:D
キャラクター:E
グラフィック:B
音楽:B
エッチ:C
システム・その他:C
 

住人ウィル によるレビュー
「久しぶりに途中で投げた作品・・・
 

●最初に
正直に言うとこの作品は最後までやっていません。よって途中までの評価という形になりますのでお読みになる方はご了承ください。というか最後までやるのはかなりの苦行だと思われます・・・。その理由は以下で。

●シナリオ・・・D
主人公の光一は吸血種という設定。元は都会で暮らしていたが都会の学校でそれがバレてしまい、居づらくなって昔住んでいた春賀島の祖父の家に引っ越すことになった。その春賀島で幼馴染や記憶喪失のメイドさん、都会から光一を追いかけてきた妹などと仲良くなっていくという話です。
導入部分は中々だと思ったのですが、いざ始まってみると物語に起伏がほとんど無くひたすら平坦な道を歩いているような感じ。吸血種・幽霊・他種族・しゃべる人形などのファンタジー要素が結構あるにも関わらず。笑える所も無ければ泣ける所も無し。強いて言うなら沙由編の最後の方でちょっと驚く所があったくらいですね。

●キャラクター・・・E
ヒロイン達は結構魅力的なのに、主人公の性格が歪みすぎてて台無し。頭がおかしいような言動を繰り返すのでテキストを見ているだけでも非常に鬱陶しい。優しさを無くしてしまったという設定ですが、それにしてもやりすぎ感があります。
鬱陶しいヒロインなら無視すれば良いですが、主人公は無視のしようが無いのでどうしようもないですね・・・。

●グラフィック・・・B
全体的に見て絵は比較的綺麗です。ただ、立ち絵のパターンは少なく、若干違和感のある所も。
1枚絵は割と綺麗ですがどうしてココで?というようなシーンで使われてたりします。また、立ち絵のアレンジ版みたいな1枚絵もあって、ちょっと手抜き感もあったり・・・。

●音楽・・・B
ヴォーカル曲の使い所は中々だと思いました。BGMも悪くないのですが微妙に使い所を間違ってるような印象を受けましたね。

●エッチ・・・C
完全にオマケ。シチュエーションも普通。

●システム・その他・・・C
最低限必要な機能も揃っているし、スキップも速いので良い方面での特筆は無し。
悪い方・・・というかよく分からないのは起動時にタイトル画面に行く前に「Clear」とタイトルが出ること。
普通はブランド名→タイトル画面だと思うのだがClearはブランド名→タイトル→タイトル画面とよく分からない二重構造。毎回これなので起動が非常に遅く感じるんですよね。そんなにタイトルを強調したい理由があるのだろうか・・・。

●総評・・・D
主人公の性格が歪んでいて鬱陶しいというのが全体の評価をかなり下げています。
言っておきましょう。このゲームは地雷です!迷ったらやるな!!
クソゲーとまでは言いませんが、わざわざやる価値があるとは思えないです。