●はじめに
われわれeG*P住人が“神”と認定した「あやかしびと」とファンタジー要素満載の「BulletButlers」、2作あわせたFD(ファンディスク)的作品。っていうかFD。てっきりオチャラケ感溢れる作品かと思ってたんですが・・・
●シナリオ 評価:A
シナリオは3本立てになってます。クロノベルト本編に入る前説的なシナリオ2本は、あやかしびとの「九鬼耀鋼」とBulletButlersの「アルフレッド・アロースミス」がそれぞれ主役を務めます。この2人には特別思い入れが強かったためあまりギャグ展開されると嫌やなぁ・・・と思ってたんですが、ますます惚れこむ結果になってましたw
ボクは彼らには「もっと違う結末」、要するに「もうちょっとだけハッピーな結末があっても罰当たらないんでない?」って思ってて、それも見事に補完するものになっていました。
九鬼先生は「復讐を果たす」ため、アルフレッドは「無くした物を見つける」ためにそれぞれ別世界に行きます。
九鬼先生は意外な形で復讐を果たします。九鬼耀鋼の男気には感動させられました。と同時に何とも切ない後味ですね・・・
アルフレッド編は彼の意外な一面(新たに芽生えた一面かもしれませんが・・・)がたくさん見れて親近感が湧きました。修羅道にも堕ちますしねw 風呂で幸せそうな顔してるアルフレッドに3千点。
しかし、あやかしメンバーはっちゃけ過ぎですっ!楽しいからいいんですけどね。
九鬼編・アルフレッド編を経て「如月双七」&「リック・アロースミス」が主人公を務める本編「クロノベルト」に入るわけですが、最初からワケ判らない展開がっ!ロクな状況説明がなくひたすらに「あやかし」チームと「Bullet」チームが壮絶に闘っているわけです・・・でも熱いっ!
あー、人によっては拒否反応出るかもしれませんねぇ・・・お気に入りのキャラ同士が闘ってるかもしれませんし死にますしね(^-^;
ま、とにかくこのカオス的状況は主人公たちによって打破され怒涛の後半へと続くわけです。
「如月双七」「リック・アロースミス」とも絶妙なバランスで両主人公です。お互いの控えめな性格が功を奏しているのかもしれませんね(^-^;
そして、後半の展開は文句ありません。スゴイ素晴らしく熱く悲しく温かくなりました。
最後の最後で幸せ全開にならないのがシナリオライター東出さんの真骨頂ですねぇw
・・・propellerさんがFDとして売り出さないワケが判りましたw
●声とか音楽とか 評価:声A、音楽B
まず声。あやかし、BulletButlersそれぞれのレビューにも書いたかもしれませんが豪華です。それに新キャラに「青山ゆかり」さんや「風音」さんなどが加わっていますので死角なしです。
BGMは使い回しです。FDですし耳馴染みのある曲で問題ありません。
OP・EDは新規でAntistarさん。OPの「to the edge」カッコエエっす。
●グラフィック 評価:B
立ち絵は新キャラを除いて基本使いまわし。イベント画は使いまわしと新規を混ざってます。
・・・こーして見ると、中央東口さんの画力向上が良くわかりますねw
●システム 評価:B
問題ありませんが目を引くものもありません。
強いて言うなら選択しが単純すぎて「ゲーム」としては楽しめませんねぇ。
●エロ 評価:C
シナリオが楽しすぎて、あと男臭すぎてエロが不要なものに感じてしまいますw
ぶっちゃけ、あんまり覚えてません・・・
別に良いも悪いも感想はありませんが、要りません。
●総評 評価:B
あやかしの「如月すず」とBulletButlersの「セルマ・フォルテンマイヤー」の両メインヒロインが空気です。
セルマは美しき突撃があるのでマシですが。すずの出番はさくらちゃんより少なかったんやないでしょうか(^-^;
すずファンのショt、、、もといっ!小さくてカワイイ娘が好きな方は(´・ω・`)ガッカリ・・・するでしょう。
あと、あやかし・Bulletの両作品をプレイした事が無いかたは置いてけぼりになります。
上記が問題ない方は、ほぼ間違いなく楽しめるのではないでしょうか?
|