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Aster

Aster
レビュー
担 当
ウィル
ブランド
RusK
発売日
2007/11/9
ジャンル
AVG
原 画
浅葉ゆう、わしみゆーこ
シナリオ
柊★たくみ、P助
音 楽
音楽:折倉俊則
OP:「二つめの空」
歌:UR@N
評 価
総合評価:B
グラフィック:A
シナリオ:B+
キャラクター:B
音楽・声:A
エッチ:C
システム・その他:A
 

住人・ウィル によるレビュー
たった1つの事故から始まる切ない物語」

●グラフィック・・・A
好きなタイプの絵なので高評価。原画は2人で描いているようです。
絵の相性が良いのか全然違和感は無かったですね。
立ち絵の数は少なく一枚絵も少なめですが、シナリオのボリュームを考えるとちょうど良いくらいですかね。

●シナリオ・・・B+
序盤はラブコメ調で話が進みます。そして自然に主人公と幼馴染の沙耶が結ばれるんですが・・・心の準備をしておかないと泣きそうになります・・・。
沙耶が死んだ事故・・・それが関わった人たちの人生の歯車を狂わせます。
その事故で心に傷負った人たちが周囲の支えで立ち直っていく・・・というのが基本の流れです。

4つのシナリオがほぼ同じ時系列で進んでいき、お互いのシナリオを補完しあっています。
選択肢がまったく無いので何も考えず純粋にストーリーを楽しむことができます。
最後の沙耶が死にゆくシーンは胸が痛くなりました・・・。
ちなみに奇跡は・・・起きません。そういう世界観でもないのでそれが自然といえます。

●キャラクター・・・B
私的には沙耶とはるながお気に入り。沙耶は幼馴染属性で弱点だし、はるなは超天然な所がチャームポイント。エッチしてすぐ子供ができると思ってたり、友人からそこまでヒントを貰っても気づかないか〜!?と言いたくなるほど鈍感な所が良いですねw

それとこの作品はサブキャラの活躍が目を引きます。
シナリオの所でも触れましたがこの作品はサブキャラが居ないと話が成り立ちません。
落ち込んでいる時は励まし、迷っている時は的確な助言をくれる素晴らしい人たちばかりです。

●音楽・声・・・A
音楽はシナリオに合わせてヴォーカル曲、BGMともに静かで悲しげな曲が多いです。
声はまきいづみさんや青山ゆかりさん、山口勝平さんなど有名どころを起用。
特に違和感もなく良かったと思います。

●エッチ・・・C
基本1人1回ずつでオマケ程度。別にエッチシーン要らなかったのでは無いかと。

●システム・その他・・・A
スキップはとても速く、必要な機能は揃ってる感じです。また、キャラ別にボイス音量が設定できたりと細かいです。ただ、こだわりすぎ?なのかぱっと見で調整の仕方が分かりにくかったのが残念でした。

●総評・・・B
B判定だから普通なのかと思うかもしれませんが、これはあくまで平均点です。
大切な人を失う胸の痛みをひしひしと感じるシナリオは一見の価値があります。
プレイ時間もそれほどかからないので興味のある方は是非やってみてください。