FLIEGE

Panzer Kumpf Anzug space
フリーゲ

イ)HJ83/11 (作)HJ83/11(Kow)

 シュトラール軍、宇宙用装甲戦闘服。PKA-K型を基本構造体として、宇宙空間での推進装置、生命維持装置などを追加装備したうえ、重力の枷から解放された宇宙空間で使用するため重量増加を無視し、装甲、武装なども大幅に強化している。左腕のレーザーガンは、PKAシリーズに標準装備されているPWM41レーザーガンの射線を拡大させて、従来の点破壊からより破壊的な面破壊へと威力を増大したPWM41/Sd.拡散レーザーガンを装備している。ただしフリーゲは、傭兵軍のファイアボールの様な間接視認システムを装備していないため、前面の窓を残したが、これが防衛上、大きな弱点となっている。傭兵軍のFIREBALLと比べて、機動力に勝り、防御力でやや劣る。
 先行生産型50機はカンプグルッペト−テンコップ(ドクロ戦闘団)に編入され、傭兵軍の月面前線基地を襲撃し、初陣を飾った。

(HOBBY JAPAN 83年11月号/NITTO:S.F.3.D.ORIGINALキットより)

[基本塗装&マーキング]

宇宙空間では、好敵手である傭兵軍のSAFS宇宙タイプ、ファイアボールと同様、このフリーゲも、放熱効果を考慮し、基本塗装は、全面ホワイトとしている。フリーゲのホワイトは、少し青味をおびたバイス2と呼ばれる塗料で、セラミックコーティングに近い状態であるため、部分的にヒビ割れる場合がある。この塗膜は1.2mmに達する。月面に展開する部隊では、傭兵軍の持つ、間接視認システムが高性能なものであるため、いくつかの迷彩が試られている。月面の同じ位置に居ても、時間と共にガラリと景色が変わるため、はたして迷彩そのものに意味があるかどうか、検討されたが、乗員の心理的に絶大な効果があり、各部隊で様々な迷彩を試みることが奨励された。ただし、機体の放熱装置にも限界があるため、塗料の明度にも規格が決められ、このため、あまり暗い色の迷彩は、特殊部隊を除き、あまり見ることがない。上図は、カンプグルペトーテンコップフ(ドクロ戦闘団)の機体である。(NITTO:S.F.3.D.ORIGINALキットより)

BACK

Maschinen Krigerに関する著作権は全て横山宏氏に帰属します。
MA.K. Copyright (C) Kow Yokoyama 1998. All Rights Reserved.
Maschinen KrigerAll Original Design & Illustration & Modeling by Kow Yokoyama.
Original Text by Hiroshi Ichimura & Kow Yokoyama.