Super Armored Fighting Suit Space Type
ファイアボール

イ）HJ83/5　（作）HJ83/5(Kow)

　傭兵軍、宇宙用装甲戦闘服。2995年10月のスパイ衛星攻撃用に開発されたSAFS宇宙タイプ『ファイアボール』は、特殊任務の為、特に改造された機種で、基本構造は、地上戦用ス−パ−AFSと同様であるが、元々ス−パ−AFSの機密性、耐熱性などが買われて開発されたもので、この為地上戦用ス−パ−AFSのパーツが60%以上流用されている。当初の3機は、量産先行型ではあるが、この後すぐには量産に入らず作戦上の必要性も稀であったために、治具等や生産ラインも、暫くの間温められていた。しかし、戦域の拡大と共に、シュトラール軍側のスパイ衛星の増加などにより、バナナボート＋ファイアボールでの攻撃の必要性が考慮され始め、比較的ゆったりとしたペースではあるが、量産が開始された。この量産型は、先行型3機と外観上大きな差異はないが、数ヶ所に新しく穴が開けられている。これは、より精密な姿勢コントロール用直径4.9φのガス噴出口で、これにより、無重力区での運動性に格段の進歩が見られる。基本塗装用のアンチフラッシュホワイトも新顔料の開発により、明度が増している。

（HOBBY JAPAN　84年10月号　NITTO広告より）

BACK