ジオット・ウフツィ中尉(後に大尉)

Giotto Uffizie

傭兵軍第44装甲猟兵連隊
後に、ファイアボール独立第1実験中隊長

 2883年12月、アルハンゲリスク港湾要塞奪取作戦『シャーベットガーデン作戦』において、僚機のグリフォン曹長とたった二人で、敵装甲車輛9台、野砲2門、P.K.40を1機撃破、繋留中の小艦艇1隻を捕獲し、積み荷の卵二千ケースを奪い取るという驚くべき戦果を記録した。この時の中尉機はAFS Mk.IIで、通常のTZF4/38光学照準器をより広角のTZF4/38WSに換装してあり、頭部左側面にペリスコープのバルジがある。尚、第14連隊”エッグプラント6”中隊のオズワルド・ウフツィ少尉はジオット中尉の弟にあたり、傭兵軍内では、乱暴者兄弟としてその名を知られている。

 後に中尉は量産型ファイアボールの実験部隊に引き抜かれ、大尉に昇格、実験隊長としてファイアボールに搭乗した。第44連隊時代のパーソナルマーク『スノーマン』を捩って、三日月を背負わせたものを部隊マークとした。大尉は4回目の偵察の際に遭遇したシュテルネール1機を、3機共同で撃破し、キルマークを左肩に描いている。


●(左図左側)第44装甲猟兵連隊での乗機AFS Mk.II。
通常のTZF4/38光学照準器をより広角のTZF4/38WSに換装してあり、頭部左側面にペリスコープのバルジがある。

●(左図右側)シャーベットガーデン作戦時の機体塗装。作戦に備え、前、上面に水性のオフホワイトがかけられている。

●ウフツィ中尉(当時)のパーソナルマーク。
シャーベットガーデン作戦以前は左胸に大きく、同作戦による冬期迷彩により後方機関部両側面に移され、小さくなっている。

(イラスト:NITTO広告より)


●ファイアボール
独立第1実験中隊
部隊マーク  

Illustration by Ree Yokoyama

●ファイアボール独立第1実験中隊での乗機。
北ヨーロッパに展開した第44連隊在籍時代のパーソナルマークを捩ったものが部隊マークとなっている。
機体の数カ所に落描きされているが、勿論これは作戦時に消されている。この量産型は、先行型3機と外観上大きな差異はないが、数ヶ所に新しく穴が開けられている。これは、より精密な姿勢コントロール用直径4.9φのガス噴出口で、これにより、無重力区での運動性に格段の進歩が見られる。

(参照:NITTO広告)

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