ECCジュニア高山台教室
 
講師:纒カ子(たかくわふみこ)
      ◆英検準一級(2016.3取得) ◆J-shine 小学校英語指導者資格

2009年4月よりECCジュニア高山台教室を開講しています。


<2009年現在>
小学2年生・年中児の子育てに追われながらこの春開講したECCジュニア高山台教室の運営を行うかたわら、二上小学校英語ボランティアとして、5・6年生の授業にも顔を出したりしています。

趣味はガーデニング、読書、インターネット。ピンポンを押したらホコリまみれで出てきた!という時は間違いなくパソコンの中身を触っている時ですし、土まみれで出てきたらそれは庭をいじっている時ですのでどうぞ暖かく(?)見守ってください(^^

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この仕事を始めるにあたって、他の英会話教室もいくつか調べてECCを選びました。
ECCの魅力はまず、歴史が長く、時代の流れ・学習指導要領の変更・講師からの声をどんどん取り入れて常にオリジナルの教材をブラッシュアップさせ、子どもたちが楽しみながら英語に触れ上達していけるようなメソッドが確立されている、という点でした。

ちなみに教材を1レベル分作るのにかかる費用の目安はざっと1億なのだそう!海外の教材をそのまま使えばずいぶん安く上がりますが、学校英語の指導要領を鑑み、日本で日本語のみに触れて育つ子ども達にふさわしい教材、教授法を常にECCは探求していて、2010年度はPT(2〜3歳児クラス)・JE(中学1年生クラス)の教材が改訂となりますし、さらに2011年度にはPE(小4〜小6新規クラス)、JE(中学2年生クラス)の改訂も予定されています。

この教材を使って春からレッスンをしてきて感じるのは、私もしょっぱなからこんな風に英語に出会いたかったな〜という事です。
私が子どもの頃は田舎に住んでいたせいか周りに英会話を習っている子なんて滅多におらず、中学で外国人を見ると"I can't speak English!"と怖じ気づく先生に英語を習い、たくさんある教科のひとつ、としか思っていませんでした。

高校時代に従姉がアメリカ人と結婚することになり、初めて渡米しホームステイを体験しました。それまで公立中高英語教育しか受けていませんでしたが、今思うと中学生時代にやたらビートルズばかり聴いていたのが良かったのでしょうか、あるいはアメリカ人は皆鷹揚に表情豊かに話してくれることも助けになったのか、あちらの言いたいことはなんとなく理解出来ました(結婚式で行ったので、みなさんそれぞれの旦那さんとのなれそめなんかを色々聞かせてくれました)。
言ってることはわかる、わかるけどなかなかうまく返答が出来ず、「ホント日本人ってはっきりモノを言わないね」というような事を言われ、えっ、こんな英語の喋れないイチ高校生の動向で日本人全体を否定しないでー!と戸惑いました。

これではいかんぞと思いつつ帰国、だからと言って即英会話を習いに行こう!とまでは思わなかったんですが(笑)、高校時代の英語教師が今思うとECCの教授法にも似た手法を取り入れていたことも影響したのか、どれか選べと言われればやっぱり英語かな・・・と外国語大学へ入学、第二外国語はスペイン語を専攻しました。
そして在学中にバブル崩壊、就職氷河期に突入した年に滑り込むように(笑)某メーカーに就職しました。(これでだいたい年がバレましたね)

就職後は企業内の英会話教室に通い、年に数回海外へ出かけるという今思うとなんとも贅沢この上ない生活を送っていました。
アメリカで日本人を全否定された経験からか(笑)、ヨーロッパにばかり足が向いていたのですが・・・フリープランや個人旅行で出かけていたので現地の人に体当たりで色々聞かなければいけない機会が多かったんですが、これがなかなかどうして・・・英語が全然通じないんですね。
空港やホテルならたいがい英語で大丈夫でしたが、街角のパン屋や総菜屋、小さなレストラン、美術館のチケット販売員、鉄道の職員など、時には銀行ですら英語で話しかけると首を横に振られてしまいました(特にフランスはひどかった!)。

なので必ず現地語の旅行会話集を片手にカタコトのフランス語やイタリア語、時には大学で第二外国語として学習したスペイン語で意思疎通をはかろうと悪戦苦闘していました。

余談ですが、スペイン語が少し出来るとコミュニケーションの幅は大きく広がるなと思いました。
英語とは同じラテン語系なので似ている単語も多く、かつ発音は日本語のそれに似ているのでとっつきやすい上に、スペイン語とイタリア語は日本語で言う関西弁と関東弁ぐらいの違いしかないのだそうで、イタリアでもかなり通じました(イチイチなおされますけどね)。
そしてヨーロッパだけでなく、中南米でも広く使われています。英語が通じなかった時、スペイン語でも少し言ってみると、あちらが「おお!スペイン語わかるのか!!」とノってきてくれたりします(と言ってもこちらは超カタコトなのでばーーーと早口でまくし立てられても困るんですが)。

そしてそんな風に意思疎通をはかろうと悪戦苦闘しているときに「ああ、こんなの英語でなら簡単に言えるのに〜!」と思う自分に気付き、あれっ、私ってそんなに英語話せましたっけ?とびっくりしたのを覚えています。

日本の英語教育はダメだと言われて久しいですが、中学・高校・大学と英語を学んで尚話せない日本人が多いのは、控えめな国民性が邪魔をしている、という事も大いにあるのだと思います。

在学時、スペイン語の先生が「スペインで”日本語話せる人募集!”っていう広告を出すと、”こんにちは”しか言えないのに応募してくる人がガンガン居るんだよ」なんて話をされていました。
実際スペインに行くと、こちらが日本人だとわかるととりあえず「ヤマモト!ヤマモトコニチワ!」(山本寛斎の影響??よくわかりませんでしたが)なんて話しかけてくる人は一人や二人じゃありませんでしたし、街角のパン屋で「Habla usted Espanol?(スペイン語話せるの?)」と聞かれて「Un poco.(少しだけ)」と答えつつこのパンを何個くださいとやりとりしていると、「っていうか全然喋れてるじゃな〜い!」って感じで肩をポンポンと叩かれたりしました。
そうか、私スペイン語喋れるって言って良いのか!なんて思ったものです。

日本の英語教育に足りないなと感じるのは、実際使ってみる、実際発話してみるという”体験”です。授業では This is a pen.という構文を習い、”これは〜です”と言いたいときは This is を使うらしい。pen はペンの事らしい、ということは習っても、その後実際「コレは〜です、これは〜です」と実際使ってみよう!という実践がないんですね(ま、そもそも会話の中でこれは鉛筆です!って言いたいときなんてないってのもありますが)。

英作文はさせても、発話がない。そういう実践がないままに導入だけを繰り返して知識だけが積み重なっても、なかなか「私は英語を話せる」という実感にはつながりにくいんです。

ECCジュニアのレッスンは、そこのところが決定的に違います。どんどん生徒に発話させ、どんどん「俺、英語喋れる!」という経験を積ませて自信を持たせます。物怖じしない幼児・小学生時代にこんな経験をたくさん積むことほど語学修得への近道はないなと、春からやってきてくれている生徒達を見ているとひしひしと感じます。

週2回のスーパーラーニングプランでは、さらに小学生の内から大量の英文を読み、書くことで飛躍的に学習項目の定着が高まっています。ECCジュニア、ホントに面白いですよ!

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ECCジュニアは全国展開している英会話教室の中では文句ナシのリーディングカンパニーと言って良いと思います。それだけに慢心している点もあるのでは・・・と今なお注意深く観察しているつもりですが(笑)、講師に対する研修制度も充実していて、センタースタッフもきめ細やかに問い合わせに対応してくださったり足繁く教室にも来て下さったりと、今のところ非の打ち所がないという印象です。

私もECCジュニアのイチ講師として、子どもたちにとって英語が単なる”受験教科”になってしまう前に楽しみながら英語を使える機会をどんどん作って、英語ってこんなに楽しい!世界中の人と話せるってこんなにおもしろい!と思って貰えるような地に足のついた英語教育を心がけ、将来使える英語力を身につけていってもらえるよう日々邁進していきたいと思っています。