2004.11.8 やっぱり少数派 2004.11.8

アメリカ大統領選の決着がつきました。私の大嫌いなブッシュが再選されてしまいました。
アメリカ人と来たら、と言いたいところですが、わが国でも、この国の運命を握るのは小泉首相です。
つまり、小泉&ブッシュが嫌いな私は少数派。彼らを好きな人が多数派なのです。
彼らのやり方を非難することはできるけど、 日本とアメリカに住む人たちのほとんどには受け入れられない。 マイケル・ムーアもさぞかし歯がゆいことでしょう。
少し前、「日本の常識は世界の非常識」などと言われましたが、 いまや「日米の常識は世界の非常識」になっていっているようです。
今回は、ブッシュが勝ち、アメリカの急な方向転換は無かったのですが、 アメリカは選挙でがらりと変わる可能性があるのですよね。
そうなった時、アメリカの尻馬に乗っていた日本だけが取り残されるんでしょう。
狙撃されても、反核の主張を曲げなかった長崎市長のように、 日本人には、日本人にしかできない説得力をもった主張があるはずです。
"戦争を知らない子ども達”であるわが国の首相は、 戦争が大好きらしいし、国連で発言権を得るためにアメリカの犬になって尻尾を振っているらしい。 (自分で見たわけでもないし、本人のことも知らないので、 あくまでもそういう報道をもっともらしいと思っただけです。)
アメリカに尻尾を振る人はアメリカが変われば自分も変わらざるをえない。 でも、日本が変わってもアメリカは変わらないでしょう。
牛事情に関して、アメリカの方針を見る限り、資本主義というのは、 「カネが一番」主義ってことだと再認識させられます。
牛以外のことにしたって、京都議定書に調印しないのがいい例ですね。
私の属する業界の雑誌に、"21世紀のチャレンジ"というお題で原稿を書かされた時、 私は"脱アメリカ至上主義"と書きましたが、その思いは年々強まっています。
今まで私が旅した国の人で「日本の人はいい人だ。」と言ってくれた人たちが失望しないように、 微力でも発言を続けていきたいです。