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その他GK


 

by MITUMASA YOSHIZAWA


  
 REFLECTの吉沢さんが原型を造られ、海洋堂の2004夏ワンダーショーケースに選出されたキットです。キャラクターについては、よく知らないのですがゲームの「ストリートファイターZER03」に出てくるようです。

 今まで、特撮系やクリーチャー系ばかり造っていたのですが、female系に初挑戦してみました。当然の事ながらどのような過程で塗っていったら良いのかさえ判らない状態でしたので、このキットも購入してから約1年が経っていました。
 6月よりGILLGILLにてかっぱ堂の黒木さんの講座が始まるとの事でしたので、便乗させてもらいました。

 塗装は、黒木君お得意のサフレスとなりますので、下処理には特撮系では考えられない程時間が掛かってしまいましたし、組み立ても塗装後となるので、キットのすり合わせも丁寧に行わねばなりませんでした。
 バリやパーティングラインの処理後、サフなしでも塗料がくい付くように全体にペーパーをかけるのですが、これが結構大変な作業で、キズが目立たない様に且つ塗装の為に細かくかけない様にと・・・相反する作業で神経を使います。
 下処理終了後にも手の油が着いていたりする可能性があるので、もう一度中性洗剤で丁寧に洗わなければなりませんでした。
 

 

 サフレス塗装といっても塗料のくい付きを良くする為にプライマーは必要となります。
 肌から先行して塗らなければならないので、クリアレッド・クリアオレンジ・クリアグリーンにて下地のレジン色を生かしながら肌っぽく見える様に塗り重ねていきました。
 次に、マスキングを施し、透け具合や張り具合も意識して、服や髪の毛の塗装を行いました。
 私的に一番大変だったのは、意外かも知れませんが髪の毛でした。何回塗っても違和感があり、結局4,5回はやり直したかと思います。


 当然瞳にも神経を使いました。近眼と老眼が入り混じっている身には結構応えましたよ。拡大鏡の向こう側のキットに面相筆で格闘しました。
 最後につや消しクリアで全体の艶を調整して行きました。
 いたって簡単に書きましたが、完成させるまでに2時間講習×9日間+αかかっています。(プラスアルファの時間が結構長かった・・・)
 とにかく特撮系より数倍神経を使う繊細な作業工程が沢山あり、疲れました(^_^;)
 でも、新しい塗装方法などを学ぶ事が出来、今後のキット造りにバリエーションが出来たかなぁと思います。