e-werkstattロゴ  
 | HOME |

 

ゴジラGK


かっぱ堂デストロイア完全体ロゴ   

 2005年冬のワンフェスにてかっぱ堂から発売されていた、田中氏原型のデストロイア完全体です。田中さんは私の怪獣塗装の師匠で、未だに足元にも及ばないと言うか比べるのもおこがましいフィニッシャー兼原型師です。

 このキットは兎に角でっかい!!洗浄するにも胴体や羽などは、いつもの大型鍋にさえ入りません。ぐつぐつ煮込む事も出来ないのです。仕方がないので、離形剤はがしスプレーでの洗浄とポリバケツに熱湯と洗剤入れた洗浄とで、下準備としました。
 組み立ても一苦労で、いつも使う真鍮線の3mmではもつ筈もないので、3分のズンギリボルトを差し込みました。
 サフに関しては、0.5mmのハンドピースにて窓を全開の上、吹きつけ、パーテイングライン消しもリューターでガリガリと行い、たまたま、肩口等にレジンが流れきっていない箇所があったので、見よう見まねでエポキシパテにてスクラッチしました。





 塗装に関しては、これはいつも通りクリアカラーでの重ね仕上げです。クリア仕上げは本当に良いですよ。実色では、下の色を隠してしまいますが、クリアの場合は、重ね具合によって、色んな色が現れてきます。赤を強調したい所や、より茶色ぽっく仕上げたいなど自由に出来ます。マスキングや塗り分けをしなくて良い分手間も省略出来ます。
 目は、シルバー下塗りの上にクリアオレンジの重ね塗りです。牙や爪はサフを拭き取って下地にプライマーを塗ってからエナメルでの墨入れや根元に飴色を吹き付けています。
 


 全体にエナメルダークブラウンにてウォッシィングをした後、単に凸部ではなく、光の当たり具合を意識しながら、ドライブラシをしています。












 何度も言いますが、このキットは本当にデカイ!!製作途中も出来るだけ回転台の上で行うようにしましたし、完成後に部屋から出すのも一苦労でした。
 怪獣キット好きにとっては、たまらないサイズではあるのですが、展示場所に悩んでしまいます。
 でも、こんなサイズのキットが次に発売されると、何も考えずにまた、また、購入してしまうのでしょうね。