◇PHP + Apache + PostgreSQL◇
◇構成◇
オペレーティングシステムはLinux8.0を使用します。
カーネルは2.4.18となっています。
RPMは使用していません。
PHPのバージョンは4.2.2をインストールします。
Apacheのバージョンは1.3-22をインストールします。
PostgreSQLのバージョンは7.2.2をインストールします。
◇インストール手順◇
それでは、早速インストールしていきます。
インストールの順番は PostgreSQL → Apache → PHP の順番でインストールします。
必ず上記のインストール手順で行ってください。
又、インストールと設定については root で行いましょう。
◇ PostgreSQLのインストール ◇
それでは任意のフォルダに postgresql-7.2.2.tar.gz を置きます。
私は /usr/local/src 以下に配置しました。
次に解凍しましょう。
tar xvzf postgresql-7.2.2.tar.gz
解凍後に postgresql-7.2.2 というフォルダが作成されています。
そのファルダに移動してファイルを確認してみましょう。
色々とファイルが作成されていと思います。
その中に configure というファイルがあります。
ファイルの存在を確認してからコンフィギュアーしましょう。
./configure --enable-multibyte=EUC_JP --enable-syslog
コンフィグが終了したら、次はメイクです。
make
メイクが終了したら、次はインストールです。
make install
次に、グループとユーザーの作成をします。
groupadd postgres
useradd -d /home/postgres -g postgres -p postgres -s /bin/bash postgres
ディレクトリ pgsql 以下にデータ用の data を作成します。
cd /usr/local/pgsql
mkdir data
chown postgres:postgres data
それでは postgres ユーザーになります。
su - postgres
次に環境変数の設定をします。
vi ./.bash_profile
以下の6行を追加しましょう。
export POSTGRES_HOME=/usr/local/pgsql
export PGLIB=$POSTGRES_HOME/lib
export PGDATA=/usr/local/pgsql/data
export LD_LIBRALY_PATH=$POSTGRES_HOME/lib
export MANPATH=$MANPATH:$POSTGRES_HOME/man
export PATH=$PATH:$POSTGRES_HOME/bin
追加が終了したら保存してください。
保存が終了したら、確認します。
source .bash_profile
env
データベースの初期化を行います。
initdb -D /usr/local/pgsql/data
初期化が成功すればOKです。
失敗したら、今までの工程を見直してください。
次に、Postmasterの起動をします。
pg_ctl start
起動が完了すると、いよいよデータベースを作成します。
最初に test というデータベースを作成してみましょう。
createdb test
testデータベースが作成されたら、データベース上で簡単なクエリを実行してみます。
psql test
select * from pg_database;
登録されているデータベース一覧が表示されればOKです。
◇ Apacheのインストール ◇
それでは /usr/local/src に apache_1.3.22.tar.gz を置きます。
次に解凍します。
tar xvzf apache_1.3.22.tar.gz
次に設定を反映させます。
./configure --enable-module=so
make
make install
◇ PHPのインストール ◇
それでは /usr/local/src に php-4.2.2.tar.gz を置きます。
では、解凍しましょう。
tar xvzf php-4.2.2.tar.gz
次に設定を行います。
少々長いですが、間違いの無いようにしましょう。
./configure --with-apxs=/usr/local/apache/bin/apxs \
--with-pgsql=/usr/local/pgsql \
--enable-zend-multibyte \
--enable-mbstring \
--enable-mbstr-enc-trans
以上のコンフィグが通ったらインストールに移ります。
make
make install
インストールが完了したらApacheのコンフィグファイルに一行追加します。
vi /usr/local/apache/conf/httpd.conf
AddType application/x-httpd-php .php ←この一行を追加
次に php.ini の作成と編集をします。
設定ファイルに関しては、お好きなように編集してください。
cp php.ini-recommended /usr/local/lib/php.ini
vi /usr/local/lib/php.ini