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突撃隊・親衛隊の観閲が行われた会場。リーフェンシュタールの映画『意志の勝利』でも、ここで撮影された集会が大きく取り上げられている。現在残っているのは、正面の戦没者慰霊碑だけで、会場そのものは緑地となっている。















    『意志の勝利』より














      戦没者の慰霊

 

ニュルンベルクは、ナチ時代に党大会が開催された都市です。

中世の面影を色濃くのこす旧市街からトラムで南東に10分ほど行くと、当時の大会施設が点在する広大な敷地に到着します。

現在では緑地公園として市民の憩いの場になっていますが、党大会はまさにここで開催されたのです。

 

ニュルンベルク

中央広場のフラウエン教会。
旧アドルフ・ヒトラー広場。

ツェッペリン広場

会議場(コングレスハレ)

ルイトポルトハイン

大通り

三月広場

ドイツ・スタジアム

  (未着工)

スタジアム

党大会会場(模型)

上:戦没者慰霊碑。
中:戦没者慰霊碑の内部。
下:慰霊碑前は現在は緑地。
Hauptmarkt

党大会で会議が催された施設。馬蹄形のこの建造物は、ローマのコロッセオをモデルにしているといわれる。未完成だが、現在も馬蹄形の外周部分が残っている。その一部が、ナチスの歴史を紹介するドキュメント・センターとなっている。

会議場(コングレスハレ)

上:ドキュメント・
  センターの入口
  の構造物。
右:センター常設の
  展示場。

党大会会場を縦断する大通りは、幅95m×長さ2000mで、現在も残っている。その終点に位置するのが三月広場で、国防軍の演習が行われた場所である。1935年3月の徴兵制再導入を記念してその名がつけられた。現在、この広場はメッセの会場となっている。大通りの脇には、A・シュペーアが設計したドイツ・スタジアムの建設が予定されていたが、未着工で現在は跡形もない。

大通りと三月広場

左:大通りの起点。祝祭会場。
右:大通り。この突きあたりが
  メッセ会場の三月広場。
上:スタンドの堡塁。
中:正面スタンドの裏。
下:正面スタンド雛壇
  横の入口。
正面スタンドから見た
ツェッペリン広場。

ヒトラー・ユーゲントの集会が行われたスタジアム。

2006年ドイツW杯の会場の一つとなり、日本対クロアチア戦などが行われた。

ルイトポルトハイン

ツェッペリン広場

党の政治指導者や労働奉仕団の集会が開かれた広場。幅390mの巨大な正面スタンドは、A・シュペーアがペルガモン神殿からヒントを得て設計した。夜の集会では、彼の考案でサーチライトによる「光のドーム」が演出された。現在、広場の四方を取り囲むスタンドが残っているが、正面スタンド両翼の列柱は解体されている。また、この広場の脇には、ヒトラー・ユーゲントの集会が行われたスタジアムも残っている。















   ナチ時代のツェッペリン広場













       光のドーム