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ドイツ留学
私は1996年9月から1998年7月まで、ミュンヘン大学に留学していました。
今後ドイツに留学を予定されている方、漠然と留学を考えておられる方、あるいはミュンヘンでの生活に興味を持っておられる方のために、私の留学生活を紹介します。
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ミュンヘン大学
留学の基礎知識
ドイツ留学のための手続きに関しては、『ドイツ留学辞典』（生田眞人著、三修社）が参考になります。
ご存知の方も多いかもしれませんが、ドイツの大学はほとんどが国公立で、学費は地域によって多少の差はありますが、だいたい半年で500ユーロ（8万円）程度と、日本の大学よりもはるかに低額です。日本の大学で教養課程を終えた方であれば、入学資格があります。
ただし、交換留学制度を利用する場合以外は、ドイツ語試験（いわゆるDSH）に合格しなければなりません。この試験はかなりレベルが高く、リスニングやディクテーションなども課されるため、相当の準備が必要です。留学のための最大の難関といっていいでしょう。
ドイツへ行く前に、ゲーテ・インスティテュート（Goethe-Institut）などの語学学校で、ドイツ語をしっかりと身につけておく必要があります。
ゲーテ・インスティテュートの中級課程（Mittelstufe）を修了していれば、語学試験を免除してくれる大学もあるようです。
ドイツへ行ってからも、最初の数ヶ月は語学学校で集中的にドイツ語を勉強する必要があります。
各大学には、語学試験の受験生のためのドイツ語コースが設けられており、このコースの受講生だけを対象とした語学試験もあるので、おすすめです。
1472年に創立されたドイツ最大の規模と人気を誇る総合大学で、トーマス・マンをはじめとする多数のノーベル賞受賞者を輩出しています。その重厚な校舎は、ミュンヘン市の北部、多くの芸術家が集ったシュヴァービンク地区に位置しています。
正式名称：Ludwig-Maximilians-Universität München
（通称LMU）
所在地：Geschwister-Scholl-Platz 1
80539 München
