「陽だまりのティータイム」












Illustation by 喜一様

ん?
ああ、アンジェリークか。
入れよ、散らかってるけど。

いつものこと、か。
まぁ、そうだな。
…い、いいじゃないか、この方が落ち着くんだよ。

お茶の置き場所?
ああ、食後のデザート持ってきてくれたのか。

サンキュ、助かるよ。

ちょうど甘いものが欲しいと思ってたんだ。

へぇ、アップルパイか。
これ、お前が焼いたのか?
そっか…覚えててくれたんだな。

あ、ああ、もちろん。
…好きだぜ。
いやっ、アップルパイが、だ。

わかってる…って?
あ、そ…。
…いや、なんでもない。

アンジェリーク、悪いがもう少し待っててくれるか?
この本、読んでしまいたいんだ。
ああ、悪いな。

ん?なんだよ、何ひとりで笑ってるんだ。

かわいいって…。
これ食べてるところがか?

それ、どう受け止めればいいんだ。
少なくとも、褒め言葉には聞こえないんだが。
あ、いや、そういう意味じゃないが…。

はぁ…ま、いいか。


…って、おい、どこ行くんだ?

え、ジェイドを誘って食材の買い出しに?
俺を待ってたけど終わりそうにないから…って!

おまえ、そういうことは先に言えよっ。

ちょっと待て、俺も行く!
い、いいんだよ、本なんか後で。

いや、気にせず読んでてって言われてもなっ。
ジェイドと二人きりなんて言われたら、気になって内容なんか頭に入るか。
あ、いや今のは深い意味ないから…。

って、あれ、アンジェリーク?
お〜い、待てってば!



text by 夏帆





喜一さんがブログでUPされてたレインのイラストに一目惚れ(^^*
無理やり頂戴してきただけじゃ飽き足らず、
いつものクセでついつい台詞をつけてしまいましたv


いや〜見てるだけで台詞を話し出すイラストって、
ほんとすごいな〜〜☆(^^*

(2010. 12. 30)