1.音海釣行記

2002年1月5日(Sat)
 午後1:40、ジョナサンとジョナサンJr.の二名で例年正月前後にシイラが接岸する福井県音海の堤防ショアからのキャスティングゲームに出陣!
午後2:15、現地に到着。 雨・雪が笑うかのように二人を出迎える。 も非常に強い。 しかし、そこには5台の車が既に駐車してあり、堤防で7名がロッドを振っていた。
 
「こんな日に釣りをするのはバカだな!」と言いながら防寒レインスーツに身を包み、親子二人で意気揚揚と堤防先端の灯台付近に向かった。 歩いている間も風で海へ吹き落とされそうだった。 「せめてJr.だけでもフローティングベストを着用させるべきだった」と、親として、また、アングラーとして後悔するも後の祭り。
 急いで二本のタックルをセット。 ジョナサン用に『がまかつ』ベイシャフト9f、ステラ4000DH、ブルート12lb+フロロ8号1メートル。Jr.用にSALTY HUNTER8f、ザウバー2000zi、ラインは同仕様。
 ジョナサンが卑弥呼42グラムピンクをキャストすること2投目のフォール中、フッとテンションがなくなり、「もしや?」と思ってチェックすると・・・ジグが無い!(^_^;) 
サゴシが居ることを確信。すぐさま1分かかるかかからないかでリーダーを再セット(オフショアノット改)。気を取り直してキャストを再開した途端、「お父さん、何か来た!」と隣りでスピードジグ42グラムブルーをキャストしていたジョナサンJr.の声。 内心「先にヤラレてしまった。」と焦りながらも「ゆっくり、ゆっくりやればいい! そうだ! そこで一気に抜き上げろ!」と余裕をかましたようにアドバイス。 揚がって来たのは35cm程のツバス その直後ジョナサンにも連続Hit37cmのツバスだった。2〜3尾追って来ていたが、もたもたとガッチリ咥えられてしまったジグを外しているうちにスクールは去ってしまった。
 こうなると寒さが身に沁みてくる。(人間って勝手だ。) ファイトしているときは寒さなんて全く忘れているのに、時合いが過ぎ、暫くアタリが遠のくと寒さを思い出すのだから・・・。
今度は雪が真横に吹きつけ始め、風も強さを増して来た。巨漢に部類するジョナサンの身体が風に押されて海中におちそうになる。10分程小休止。 やや風が弱まったのでキャストを再開! その一投目
ジョナサンにHit
余裕のやり取りで抜き上げたのは
57cmサゴシだった。


ジョナサンGETの
ツバスとサゴシ


 そこへ新たな釣りバカ(失礼m( _ )m)が福井の鯖江から遥々やって来た。普段は波末や福井新港などでやっているというそのアングラーはかなりLFに熱中した熟練者のロッド捌きである。 しばし談笑したのち釣りを再開。
彼は私のアドバイスを忠実に守り、グランビューX962にツインパワー4000、ナイロン16lb+60lb1メートルというタックルでファントム40グラムのブルーにアシストフック+テイルトレブルをキャストしていました。そして数投目で
ツバスをHit続け様にサゴシをHit! 流石です

 その後仲良くなった3名はそれぞれ快調に釣果を伸ばし多数キャッチアンドリリースした。

 更に風・雪・雨の攻撃が激しくなってきたので「もう、帰ろう!」と弱音を吐くジョナサンを尻目にJr.は「もうちょっとしよ〜〜!」と叫びながらポイントを移動してキャストをやめようとはしない。
辺りのアングラー全員がアタリが遠のき、一服状態に入って暫くたったとき、Jr.の「ヒット〜!」の声。今度は
52センチのサゴシをキャッチ。実に満足そうだった。


ジョナサンJr.
サゴシ52cm


 ここらあたりまでは早巻き一辺倒でヒットしていたが、魚たちがスレてきたのかヒットが遠のいてきた。
そこで今度は夜のシーバスゲームのようなスローリトりーブを試みると大正解! 再びツバス・サゴシのヒットが続き出した。 シーバスロッドでのツバスやサゴシゲームも結構楽しいものであることを実感しつつも、正直言って寒さも限界に近付き、飽きても来た。

 ここで神様が愛の手(?)を差し伸べてくれた。風が強烈になってきた。 タックルバッグやバケツが風でいざっている。何と信じられない光景だったが、キープ用に転がしていたツバスやサゴシまでが風でゴロゴロと転げ、海に落ちようとしてるではないか! 思わず笑うしかなかった。 と、今度は我々人間様までがゴロゴロと海に押し出されそうになり、それに耐えて立っているのも辛くなってきた。 これには流石のJr.も参ったのか、「もう、そろそろ帰る?」と聞いてきたので、「うん、そうしよう! 十分楽しんだしな!!」と、二つ返事のジョナサンだった。

 シイラは結局釣れなかったが、ツバス・サゴシと楽しい戯れが出来た。 
初釣行ボウズが間逃れたのが何よりだ。
雨風の中、防寒レインスーツを脱いで愛車のメ●●●スべ●ツに飛び込み暖房を入れて一服。シートヒーターもガンガンに入れて身体が温まったところで音海堤防に別れを告げた。
 これほどまでに寒さを感じるようになったとは、
ジョナサンも完全にオヤジになったものだ。情けない!(´ヘ`;)

 帰宅後、家族にこんな天気でも本当に釣りに言っていたなんて、呆れてものが言えないとバカにされたのは言うまでもない。 しか〜〜し、風呂を沸かして待っていてくれたあたりは流石にジョナサンの家族だ! 有難い!!
私たちが風呂へ向かおうとしたとき、愛妻は釣ってきたサゴシを実家に届けに行った。(結構嬉しそうだった。)

 これで今年の正月休みも終了。 明日からはまた仕事再開だ! 
仕事あっての遊びだから頑張らねば。
しかし、やはり休み明けの仕事を考えると気が重くなるのは隠せない・・・
これって、みんな同じですよね? 許されますよね?

 天候も悪く、余り写真が取れずの短編釣行記になりましたが、とりあえず
2002年第一弾の釣行記でした。
次回は大物狙いの釣行記をアップしたいと思いますので、乞うご期待下さい!



〜 本日の釣果 〜

ツバス  32〜37センチ×7 
 サゴシ 50〜58センチ×10