
2009年5月10日(日)ゴールデンウィーク前から絶好調だった青物を求めて、チーム仲間のホリホリさんと、東舞鶴港から出港しているルアー船『スーパーコーリン』さんに乗船し、二人にとっては一年以上ご無沙汰していたオフショアジギングに行ってきました。コーリンさんには、最大級のスーパーコーリンセブン、フロントアイランド、アンビシャス、の3艇があるのですが、この日はアンビシャスでの出船となりました。フロントアイランドの方のお客さんを見ていると、何と『ビッグフィッシング』というTV番組でおなじみのチーム・ジグフィットの会長をはじめ、各メンバーさんたちではないですか。大きなテレビカメラも2台セットされ、番組の収録だったようです。お決まりの美人アングラーさんも颯爽と乗船されました。
で、肝心の当方ですが、午前8:00出船予定だったので、ホリホリさんと7:30に港で合流。料金の支払いを済ませて、釣り座の抽選。私が引いたのは9番くじでしたが、左舷のミヨシから2番目と3番目に入ることが出来ました。(本当は右舷側に入りたかったのですが…)クーラーボックスに無料サービスの氷をたっぷりと入れて貰い、いよいよ乗船です。20名ほどが同船しました。早々にタックルの準備を完了し、同船者さんたちと暫しの談笑の一時を過ごし、時計が8時を指しているのが気になりますが、出発の様子はありません。どうやら、遠方からのお客さんが1名、途中で道に迷い、到着が遅れているようです。25分遅れで無事到着され、いざ、出発。(みんなに事情を話した上で、遅れたお客さんを待つ船長は、ジェントルマンですね!)

予定より30分遅れの8:30に港を出発し、30分もすると、オオミズナギドリの生息するる冠島が見えて来ました。大抵、この島の周辺がメインポイントになります。ここがあまり良くないようだと、さらに経ヶ岬沖の白石漁礁へ移動することになります。ここはかなりの水深があり、ハードな釣りになりますが、大型魚の宝庫なので、アングラーには大人気ポイントです。海は静かで、久しぶりにロッドをシャクル私たちにはもってこいの状況です。さあ、どんな一日になるかわかりませんが、胸がワクワクしてきました。
今日はどうやら冠島の西側のポイントに船は向かっています。ポイントに差し掛かると、日曜日ということもあり、非常に多くの釣り船が集結しているのが見に入ってきました。

私が予想では60〜70mラインの漁礁に入るのだろうと思っていたのですが、船はそれよりもさらに北西の91mラインに入り、本日最初の流しが開始となりました。GW中はハマチが一船で5〜600尾という入れ食い状態でしたが、今日は様相が一変し、渋い感じです。(翌日にわかったのですが、他県のキンチャク船団がごっそりと魚をさらえて行ったそうです。) それでもトモのアングラーが40cmほどのハマチをヒット!戦中の雰囲気に勢いがつき始めたのですが、残念ながら、一流し目はこの一尾のみで終了。ポイントへ入り直し、何度か小移動しながら流し続けます。あちこちでポツリポツリとハマチが上がり始めました。私はガイア社のソーリー180gで頑張りましたが、あまりにブランクが長かったので、余計なところに力が入っていたのでしょう、シャクリがぎこちなく、過度の疲労に襲われ、ジグをハオリロング130gにチェンジ。50gの差ではありますが、非常に軽く感じます。引き抵抗の少ない形状も感覚を取り戻せないでいた私には大助かりでした。10:25、待望のファーストヒット! いいですねえ、ハマチいえどもブルーランナーのトルクフルなファイト。最高です。70m当たりのヒットでしたので、久しぶりの青物とのファイトを堪能しました。さらに10:40、91mラインでジグを回収中に、水面から15mくらいのところで2尾目がヒットしました。

しかし、後が続きません。船中どこもかしこもアタリが止まってしまい、11:15分、白石漁礁への移動がアナウンスされ、船は超高速で移動することになしました。25分ほどで白石に到着。大物に期待を膨らませながら船中のみんなが思い思いにシャクリを開始。期待の鳥山もまばらで、ベイトの強烈な反応も感じられません。15分ほどだったでしょうか、魚影を探して船長は我々のために必死にポイントを探し回って下さいました。午後1時頃、左舷トモのアングラーが70cm程の良型ヒラメをキャッチされました。それ以外はハマチが忘れかけた頃にポツリと釣れる程度で、本来の白石の姿とは大違い。じっと我慢の時間が続きました。午後1:30、冠周辺で粘っていたフロントアイランド艇で取材を続けていた社長船長からの連絡もあり、白石に見切りをつけて冠に戻ることになりました。2時ごろに冠西側のポイントに戻り、午後の爆超を期待してジギングを再開。100mラインを中心にあちこち回りますが、アタリがでません。同船のみなさんもあの手この手でトライしておられます。GW中は、ハマチに交じってメジロが数十〜50尾以上釣れていたので、大型のジグでアピールするアングラーさんもいらっしゃいました。このような厳しい状況下でも常連のアングラーさんたちはポツリポツリではありますが、ハマチをキャッチされ、メジロも数尾キャッチしておられたようでした。流石ですね。
午後3時くらいから一気にヒットが集中的に出始めました。リズム感を取り戻しつつあったので、私もジグを再度、ソーリー180gのロングタイプにチェンジし、101mラインのドテラ流しに挑みました。ジグが着底し、シャクリを開始して数回シャクッたところで今までとは少々違ったひったくるようなアタリが出ました。ハマチでないことはすぐにわかりましたが、メジロやブリでないこともわかりました。寄せてくると、船長からも「今の時期には珍しいなあ」と言われましたが、良型のサワラでした。90cmほどありました。「う〜ん、満足、満足!」


製造終了になってしまいましたが、DAIKOハリマオHS−58/4は、100〜150gのジグを軽快に操作しやすく、ティップのしなやかさで食い込みも抜群です。ずっと愛用していますが、このロッドが製造終了になったことは実に残念でなりません。私は折れるまで愛用し続けるつもりです。古いモデルであろうと、自分のフィーリングに合っているものは、常に最高です。
また、今回大活躍したガイア社のソーリーというロングジグですが、引き抵抗が少なく、(私にとっては)ヘビーウェート(180g)でも、130g前後のジグを操作している感覚で使えます。何の変哲もない『シルバーメタリック』カラーの威力を改めて実感しました。ピンク系かイワシ系か赤金系かの一辺倒でしたが、新たにマイ・フェイバリットカラーに加わりましたね。
その後、ハマチばかりでしたが、退屈しない程度に次々とヒット。あまりロッドを激しくシャクらずに、高速でリトリーブの後にピタッとポーズを入れ、数秒後にふわ〜ふわ〜とあおって、再度高速リトリーブというパターンでやっていると、ふわ〜ふわ〜の直後にアタリがよく出ました。とはいっては、青物のヒットパターンはその日のうちでも刻々と変化しますから、ワンパターンにならないように、いろいろと試すことが肝心ですね。

久しぶりのジギングだった自分には、数もサイズもちょうど良かったです。もう少し筋トレでもして、また、より大物や大漁を求めてチャレンジします。今日は、本当に楽しい一日を過ごせました。船長、同船のみなさん、ありがとうございました。ホリホリさん、お疲れ様でした。また行きましょう!