2 カラー

ジギングに出かけるとき皆さんは何本くらいのジグを持参されるだろうか? 自分はカラーやウェイト、形状のバラエティーを考えるあまりついついたくさん持っていってしまうタイプである。しかし実際に使うのはその一部。結局余分な重い荷物を持っていっているわけだ。ただ、その持参したジグの一部に過ぎない使用ルアーは船上で判断した水色、魚の反応などで決まるもので出発前に自宅で予期できるものではないのでいくら無用の存在になるかもしれないと分かっていても持参せざるを得ないわけだ。これが想像で的中する用意をできるようになれば一人前なのだが、自分にはまだまだ時間がかかるだろう。そこで今回は主なカラーについての自分なりの考えをお話しします。

1 基本カラー
  ジギングにおける基本カラーはやはりピンクとブルーだろう。最近はパールボディーよりもホロ系がいい場合が大半であるが、パール系にヒットが集中する日もあるので数本は持参すべきだろう。水色が濁り気味ならピンク系、透明度が高ければブルー系。そんな単純な選択でゲームを開始する。あとは自分のチョイスしたカラーでの反応と、同船者のなかで逆のカラーを使用している人の反応状況を見比べてその日のカラーチョイスをアジャストしていくというわけだ。ジギングの場合、食いがたってくるとカラーは殆ど問題でない気がする。思い切って行ってみれば「食うときはどんなカラーでも食う!」。それよりもジグのタイプ(ロングORレギュラー、棒型ORヒラヒラ型)やアクションによる差の方が遥かに大きな要素となる。結局は自分が好きで信頼できるカラーで始めて、だめならちょこちょこっと替えていけばいいわけだ。自分のフェイバリットはイワシホロ系。迷ったり、困ったらこのカラー。これで自分なりには楽しいゲームが成立している。ピンク系オンリーの友人もいれば、シルバーONLYの友人も居る。人それぞれである。このテーマに結論は存在しないのではないだろうか?
 
2 時には逆の発想
  他人は気にせず自分の信じたカラーとタイプのジグに徹して釣りを貫くのは男らしくてカッコイイと思う。自分のジギング仲間にもコマメニ交換するためにスナップを用いる者がいるかと思えば、交換し過ぎ病を克服するために直結すようにして以来ずっと直結にして交換頻度を極度に減らしてシャクリパターンの変化で対応している者も居る。後者に憧れる。そんな自分は一本は直結、他の2〜3本はスナップを使用することが多い『中途半端派』である。
 船中でヒットが少なくなったり途絶えたりすると周囲のアングラーの活性も落ちるのかジグを交換する人の数が激減する。同じジグでだらだらとジアイを待っていることが多い。(だからなおさら釣れないのかもしれない)そんなときに自分は逆の発想で他人の使っていないカラーをチョイスする。例えば赤金とかブラック系である。特にブラック系は効果が高い。周囲でヒットが途絶えていても自分だけがヒットの幸運に恵まれたことが多々ある。赤金はヤラレタことが多々ある。(よって、最近は必ず数本持参している)カラーだけでなくシャクリパターンについても、釣れているときは釣れている人に合わせ、釣れないときは人とは違うパターンでシャクルことが必釣への道ではないだろうか。

3 グローってどう?
  グローカラーってどうですか?自分はかなり好きで、夕方の時合いや光量の少ない日、濁り潮、100m前後の深場狙いでは多用する。ボディー全体がグローのものもいいが最近出回っている一部(特に側面)がグローのものがいい感じである。対象魚で言えばブリ・メジロには効果絶大である。イカをベイトにしている秋のシーズンには特に効果が感じられる。ボワーとしたカラーがイカに見えるのだろうか?グローについては好き嫌いがハッキリしており絶対に使わないという人も居るが、自分的には推奨したいカラーの一つである。場違いであるがもう一色推奨したいカラーがある。それはグリーン系である。これは特に澄み潮時やピーカン照りの日に絶大な効果がある。ハマチには特にいえる。が、サワラにも効果絶大なのでラインを食い切られることもよくあるので留意していただきたい。もしもあなたがグリーン未経験なら是非一度試してみて下さい。

4 最後に
  最後に便利なカラーについて。知る人ぞ知る永井誠一氏推奨のカラーでもあるグルクンカラー。つまり背がブルーで腹がピンクのカラーである。ボディーセンターがホログラムが最高。これはピンクかブルーか悩む時には一石二鳥のカラーだ。ハマチヒラマサ、メジロ、ブリ、カツオ、シイラ・・・・万能である。自分もこのカラーがアクションのタイプ別にかなり揃えている。困ったらイワシホロ、それでだめならこのグルクンカラーという流れである。
 ショップに並ぶジグのカラーは年々その数は増す一方で、購入時に困ってしまったり買いすぎてしまったりすることがよくあるが、要するに自分の信頼できるカラーを持つことが一番大切だと思う。あとは水色や光量、天候などによって変化をつけるカラーを数色持っていれば事足りるのではないだろうか。くどいが、ジギングに関してはカラーよりもアクションや形状の方に気を遣うべきではないだろうか。

好き勝手書いてきたが、あくまで自分の素人考えなので、「何言ってんだよ、テメェ!ジギング知ってんのか?」っていうご意見もあろうかとは思うが笑って流していただきたい。だれかのヒントになれば・・・。
それがこのページの意図なのである。