実験題目
一人暮らしの生活における臭いの原因とその対策
1.導入
皆さんもご存知の通り、dreamは「半分」一人暮らしをしている。基本的に生活するのは自分が住んでいるマンション(以下、城と表記)であるが、「半分」というのは、
@ 毎日晩飯は自転車で5分ほどの距離にある実家で食う。
A 週に1回は親が城まで掃除をしてくれる。
B 洗濯物は実家に持って帰る。
という理由からである。
@について、朝飯はパンで済まし、昼飯は大学の学食で食うので晩飯だけが問題なのである。いかんせんdreamは料理がほとんどできず、そして全くやる気も時間も無いのである。仕方ない。ここは親のすねかじりだ。
Aについては、これは言い訳がましいのだが、dreamが汚いと思う前に親が掃除してしまうということに原因がある。さすがに掃除をしてもらうのは気が引け、自分も汚いところには住みたくないのであるが、いかんせん、親(母親)とdreamの性格が違いすぎる。
母(几帳面、神経質、、、、)
dream(ずぼら、無神経、、、、)
こんな感じである。よくこんなんで20年以上も一緒に暮らしてこれたもんだ。(喧嘩は多かったがw)(そんで追い出されたわけだがw)
ま、そんな感じでもう4ヶ月程、城で生活しているわけだが、最近暑くなってから気になることがあるのだ。それは、臭いである。
2.1 脱衣所の臭い(実験1)
どうやら最近ここから臭いがするような気がする。しかもその臭いは日ごとに臭くなってきている。
換気をよくする等の対策をとっったり、消臭剤をおいてみたりしたが全く効果なし。
臭い。
我慢できない。
そこで、脱衣所にある洗面化粧台が原因だろうかと考えパイプマンを購入して使用。
しかし、臭いは多少軽減されたような気はするがまだまだ臭う。
今度は、徹底的に脱衣所の周辺を這い回って臭いの元を探ることに。
クンクン
クンクン・・・
クンクン・・・・・・
おヴぇ。
臭いの原因はどうやら使っていない配水管だったようである。
上のBでも書いたように城には洗濯機が無い。本来洗濯機に使用されるはずの排水管が使用されないのである。そして、そこには蓋がされていない
使用されていなければ当然その中に溜まっている水が腐り、それが異臭の元となっていたのではないだろうか。
原因がそうであれば単純にそこに水をある程度流してやれば問題は解決である。
そこで、バケツ1杯分ほどの水を流してみてしばらく様子をみることにした。
30分後・・・
見事に臭いが消えている。
こうして実験1は無事にに終了した。(あっけない)
2.2 ゴミ箱の臭い(実験2)
この季節、生ゴミのにおいは我慢できないものがある。いくら自分は料理はしないといっても、ちょっとした朝飯のおかず(野菜など)の使わない部分などは捨てるわけである。
量はほんの少しである。
しかしこれを甘く見てはいけない。
ごみ収集日は火曜と金曜で、午前9時までである。
・・・・・・
寝てるわい!(起きてても学校行ってる)
ということは少しずつ少しずつゴミは溜まっていくのである。
幸いこの台所用のゴミ箱には蓋がついていてちょっとでも臭いと思うと注意して扱えば臭いを感じないようにすることができるのである。
そのようにして放置。
約2週間後。
母親来訪。
例の如く掃除を始める。
ゴミ箱に着手。
母親「何やこれ!虫わいてるやん!」
dream「・・・・・」
恐れていたことが起きた。まさかとは思っていたが、例の悪夢が再び。
以前一人暮らしをしていた時にもそのようなことがあったのだ。ゴミはほぼ毎日捨てていたがそのときに限って2日程出していなかったのだ。ゴミ箱をあけると、ハエのちっちゃいのが無数に飛び出してきた。さすがにそのときはかなり焦った。
そのことを思い出してしまい、台所には行けなかった。
これは臭いとか以前の問題であり、衛生面で問題があると判断。
母親が車で城に来た時にゴミを持ってかえってもらうことに決定。(何じゃそりゃ)
2.3 炊事場の使用法(実験3)
これまた、臭いに関する問題である。
誰でもそうだと思うが、食器に盛ったものを食べ、食べ終わり、食べ残しが無ければそのまま炊事場に食器を持っていくだろう。
また、いろいろな残り汁も炊事場に流して捨てるだろう。
ここで問題がある。いくら食器がキレイとはいえ、多少の食べ物のカスはついているものである。
そしてそれらをそのまま下水に流すのは地球に優しくないのである。
そこで我城の炊事場の排水口にはゴミを取るための紙のようなものが装着されている。これはたいへん目が細かくゴミを残さず取ってくれ、ゴミが溜まればそれをそのまま取り、捨てるだけという優れものである。
しかし、何度も書くがdreamは料理をほとんどしない。
よって炊事場はあんまり使わない。
でもゴミはちょっと溜まっていて時間がたつと臭くなってしまうのである。
(母親によると水をあんまり使わないからゴミに水が通らなく余計に臭うという話である。納得できなくも無い理論である)
ゴミがあんまり溜まっていないのににおいがするからと使い捨てのゴミを取る紙を交換するのではそれこそ地球に優しくないような気がする。
よって打開策を検討。
マジで排水口にゴミを流さないように気をつける。
これは単純だが非常に効果的な手段であった。ゴミが殆どたまらなけば臭いもしないのである。
地球に優しい事をして尚且つ臭いがしない。
なんてすばらしいことなんだろう。
と、思いその後を過ごしていた。
ある日、夜中に無性に腹が減った。
普段は我城に食糧の蓄えなんて物は殆ど無いので我慢するのだが、その日は母親が置いていったカップ麺があったことを思い出し、戸棚を空けるとそこには「カップヌードルカレー」があったのだ。
「おかんナイス」と、思いながらそれを完食。もちろん体に良くないのでスープは残して。
ここで勘の良い方ならもうお気付きであろう。
そうである。普通ならこの残り汁を捨てるのであるが、こんなものを捨てたら排水口に濃厚なカップヌードルカレーのスープが溜まり、一瞬で台所中が臭くなってしまうのである。
非常に困った。
地球に優しいdreamがまた、排水口の紙を変えるなんて事をしてはいけない。
そして、今それをやったら今までの努力が水の泡では無いか。
それではカップヌードルカレーに負けたも同然。
カップヌードルカレーごときに負けるわけにはいかん。
そこでdreamは考えた。
このままベランダに出して干しちゃえ♪
太陽の光でカップヌードルカレーのスープを自然乾燥させればそのままゴミ箱に捨てれるのである。
なんて名案。
これなら直接排水口に流すよりも地球に優しい。
そして何よりもまず、カップヌードルカレーに勝利しなければならないのだ。
この最近の太陽の日の強さなら勝利が決定するのもすぐであろう。
そしてすぐに西日の強くあたるベランダにカップヌードルカレーをカップごとおいたのであった。
こう考えた自分が馬鹿だった。
この日からカップヌードルカレーとの壮絶な?戦いが始まるのである。
数日後、様子をみる。
ちょっと曇っていたせいもあってか完全に乾燥するというのには程遠い状態である。
しかし、順調にカップヌードルカレーのスープは減っているのが見て取れた。
数日後、また様子をみる。
まだ完全には乾燥していないようである。しかし、もう少しで完全乾燥という感じであった。
数日後、またまた様子をみる。
???
変わってない?
そうである。完全乾燥していないにもかかわらず水分の量が減っていないのである。
そこで、dreamは考えた。
@ 今は梅雨である。よって全く乾燥しなかった。
A 雨がカップヌードルカレーの中に入った。
@は完全にノーである。確かに雨もあったがそれはそれまでも同じこと。しかも、かなり強い日差しの日のほうが多かった。
Aは可能性が無いことも無い。雨が入らないと思われる場所にカップヌードルカレーを移動し様子をみることにした。
数日後。
変わってない!!!
なんでやねん!?
雨は絶対に入っていないはずである。
そこで、おもむろにカップヌードルカレーを手にとり様子をみることにした。
まじまじと見つめる。
臭い。
カレーは腐るとこのようなにおいがするのか。カレーの香辛料の香りはそのままに、それになんか酸っぱいような臭いが混じっている。
なんだか独特の匂いである。
この実験のテーマは確かに「臭い」についてであるがここではそんなことはどうでもいいのである。とにかく、カップヌードルカレーとの戦いに勝利することが重要なのである。よってこのカップヌードルカレーの独特の匂いについてはここでは触れない。
というわけで、さらにカップヌードルカレーを観察した。
しまった。
よく見るとカップヌードルカレーの表面に油の膜が張っているではないか。
もともとカレーって物は油分が非常に多いのを忘れていた。
これでは水分がすべて蒸発するはずはない。
そこで、水分と油分を使わなくなった割り箸で混ぜることにした。こうすることにより水分が直接外気に触れ、蒸発しやすくなると考えたのである。
そして、また数日間様子を見ることにしたのである。
(ここまで途中経過)
(続く?)