5日目 

最終日
というわけで、5日間のワールドコンも最終日。今日は午前に少し企画が残っているものの、特に見るべきところはないので、ゆっくり目にホテルを出た後桜木町のコインロッカーに荷物を預け会場入り。
ディーラーズルームもファンジンアレイももう店仕舞が進んでおり、残っている人と適当におしゃべりしたりディーラーズを回ってみたり。そうしているうちにクロージングセレモニーの時間となったのでメインホールに入る。
 
クロージングセレモニー
クロージングセレモニーが開始されるが、ゲストオブオナーの挨拶では、飛行機の関係上最後まで残る事が出来ないデイビッド・ブリン氏とマイケル・ウィラン氏の挨拶が行われるのだが、ここで、ブリン氏が暗黒星雲賞月曜日部門を受賞した事から、ここで授賞式が行われた。
しかし、オープニングでのノリノリっぷりはここでも変わらず受賞のトークでは「星雲賞と暗黒星雲賞が対消滅してカリフォルニアが沈むといけないので、家の両端に置いておきます」という発現に会場大受け。作家というより芸人に見えてくる。
 
そして、ブリン氏からワールドコンの伝統である来年の大会である本大会ゲストオブオナーから次回ゲストオブオナーへおみやげを実行委員長に預けて、ブリン・ウィラン両氏は帰国の途につかれると、引き続いて、会場におられない小松左京氏からのメッセージが読まれ後、天野喜孝氏と柴野巧氏よりの挨拶が行われる。
その後、ドクターチームよりの報告により開催期間中に倒れた方の経過報告が行われる共に実行委員長より入院された方へのカンパが行われていることなどの報告が行われた。
また、期間中に行われた企画についての報告、千羽鶴企画での完成した鶴を次回ワールドコンの成功祈願として贈ると共に、その一部を入院された方へと贈られる。
続いては、ベスト地球・海洋SF投票の結果発表、来年大阪で行われる第47回日本SF大会DAICON7の案内が行われ、実行委員長の挨拶と閉会のハンマーで日本初のワールドコンは終了した。
 
拍手に包まれてNippon2007は終了したわけだが、これから来年の大会の準備に入るわけだが、来年大会Denvention 3の実行委員長Kent Bloom氏が登場、今年の委員長である井上氏に実行委員長であった証のリボンを渡すと共に、開催のハンマーの引継ぎが行われ井上氏は壇を降りる。
そして、最後に来年の大会の紹介が行われるだけだが、ゲストオブオナーの紹介が行われる中、ゲストオブオナーならぬゴーストオブオナーとしてR・A・ハインラインが任命されたりもして、今年のプログラムの全てを終了。SF大会は終了となった。
今年の大会は、いろいろと裏の方からきな臭い話も聞いていたりもしたのだが、一参加者としてはとても楽しめるものであった。
確かに、運営や進行に不具合がいくつも見られたし、チグハグなところがあったが、それ以上に海外のSFファンとの交流などの楽しさがあり、本当に幸せな5日間であったとも言える。
できる事なら、自分から本場のワールドコンに参加してみたいものだし、もしまた日本で行われるのならいかなる困難を排しても参加するであろう。それほどまでに楽しいイベントであった。
とにかく、終わった今となっては、スタッフの皆様にはありがとうと言いたい。

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