特技〜情操を養う 習い事の一つとしてのピアノですが、特技として人に自慢できるようになるには、ある程度の年数とある程度の弛まない努力が必要だと思います。どのように弾くかというところに値打ちがあるのではないでしょうか。 もっと上を臨んで、満を持してコンクールに挑戦したとしましょう。さらに上には上がいる確率があります。本来採点が難しいはずの演奏に順位をつけるコンクール自体にも難しいところがあると思います。いい成績をいただける一握りに入れば素晴らしいですが、そうでなかった場合でも「負けた感」で終わらないなら、いい経験だと言えましょう。 つまりは、コンクールが励みであれば賛成です。実力が具わった暁に受賞があるとすれば素晴らしいです。同時に音楽は本来、優劣をつけるものでもなければ、コンクール用の型にはめるものでもないと思います。その人の中に目覚めたアートは、「もともと特別なOnly One」ではないでしょうか^^ by 世界に一つだけの花^^ それぞれに自分のアートを表現できるようになることが、実は素晴らしいのだと思います。 話は変わりますが、長くピアノから離れて弾き方を忘れてしまわれている場合でも、〜音楽に反応する力〜が具わっておられるなら、ピアノを習った甲斐があったと思います。好きな音楽が見つかるのは素晴らしいし、こっそりでも音楽を奏でようとされるなら、なおいいと思います。お気に入りのアートが見つかれば、生活に潤いをもたらすことになりませんでしょうか。 レッスンに通える年数は人それぞれで、ピアノに対する想いも人それぞれです。ちょっとでも実のあるものになりますように。 2016年7月25日 |