「パスピエ」(フランス語 Passepied)とは、17-18世紀のフランス宮廷で流行したと言われるブルターニュ起源の古典舞曲だそうです。言葉の意味が「運ぶ足」というだけあって、陽気で快活なリズムに合わせて踊る軽やかなステップが特徴だそうです。時代を経た今でも、ブルターニュ地方には民俗舞踊としての「パスピエ」が残っているということです。

19-20世紀フランスの作曲家ドビュッシーによるベルガマスク組曲第4曲「パスピエ」は、わたしが好きなピアノ曲の中の一曲です。

「パスピエ」の原義が「運ぶ足」であるように、お一人お一人の音楽に「耳を運んで」、時にはうまくできたことをともに喜び、時には見守り、時には励ましつつ、楽しく有意義なレッスンを目指しています。

楽譜を読む、音感・音楽センスを育む、鍵盤を弾く、自然な発声を身につける、ピアノや歌で表現するなど生涯身につく確かな力を培います。

パスピエ ピアノと歌の講師
國安千鶴 くにやすちづる

[参考文献]
カタカナ引き音楽辞典(遠藤三郎著)
&wikipedia&百科事典マイペディア