第1回   F−ZERO GXに嵌る@ 


というわけで「F−ZERO GX」です。
遊んでます、嵌って(はまって)ます。
いやぁ〜、なんだろうね この感覚。
「ゲームに挑んでる」っていう、熱い感じ。久々です。

元々F−ZEROってのは
相当なやり込みを要するストイックで難しいゲーム、というか
少なくとも そういう作品だという印象が強いようで。
プレイヤーも、古くからのファンだったり コアゲーマーだったり、
割と年齢層高めの お兄さん達に支持される傾向にあると思うんです。
まぁ、僕もそうなんだけど。

だもんで、歴史の長いシリーズ、それも任天堂製の作品にしては
あまり陽の目を見ない…ってのは言い過ぎにしても
どちらかといえばマイナーな印象が、確かにあるわけで。
これがね、好きな人間からしてみると
我が事のように悔しい気がするんです。
何故、もっと売れないの!?って。
やっぱりあの…アメコミチックな濃いぃキャラクター群が
多くの人を ひかせてるのだろうか。

でも、多彩でアクロバチックなコースだとか、2000km/hオーバーで突っ走る爽快感とか
特に今回の「GX」は非常にグラフィックが美しかったりするんで、
実は結構ミーハー向け…と言ったら表現悪いけど
万人にウケる内容だと思うんだよね。
シンプルな楕円状のオーバルコースを とんでもないスピード出しながら
びゅんびゅん駆け抜けるだけで、十分面白い。
僕なんかは、コースの周回数を無限にして
全29台の敵マシンを1台ずつプチプチと攻撃→破壊!って凶悪プレイだけで
1時間くらい 夢中で遊び続けてるし。
(この遊び方は かなり痛快! おすすめ)
通常のグランプリやタイムアタック以外にも
ストーリーモードやら カスタマイズ(自分のマシンを作れる)やら 妙に盛りだくさんで、
いろんなベクトルに遊びの幅を広げられるのも嬉しい限り。
コアゲーマーには コアゲーマーの、
ライトユーザーには ライトユーザーの楽しみ方が
きっと それぞれ見つかるはずです。



TKがカスタマイズした F−ZEROマシンその1、通称「金魚」。
この画像だと解りにくいけど、オレンジの色合いには相当こだわりました。
こう見えて かなり高性能。お気に入りの一台。



F−ZEROといえば、やっぱりスピード。
無茶な設計のコースを べらぼうな速度でかっ飛ばす醍醐味は
GXでも健在。
というか、ものすごい事になってます。

プレイ中は 速度表示を見る余裕なんて ほとんど無いくらいのスピード感で、
時折、あまりのぶっとび具合に
集中を通り越して 笑けてくるんだよね。
難易度の高いグランプリに挑戦している最中なんか、ずっと半笑い状態だし。
緊張と弛緩が同時にきてる感じ?
ハタから見たら気持ち悪いヤツって思われそうだけど、
プレイヤーをそこまでハイにしちゃうゲームって なかなか無いよ。

特に最近のレースゲームは
リアリティ追求型の作品が増え過ぎてるから、
個人的には F−ZERO GXみたく
ノリだけで気軽に・爽快に遊べるタイプのものが
かえって面白く感じられる。
「グランツーリスモ」も大好きな作品だけど、
神経質にライン取りをこだわってプレイする機会は、そんなにいらないもの。
細かいセオリーさえも ぶっ放す勢いで
「もっと速く!」ただそれだけを求め、走り続けたって いいんじゃない?
気付けば ブーストボタンを連打する指にも
高橋名人の魂が…、宿りはしないか(笑)





(2003/7/29)

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  F-ZERO GX   任天堂 2003/7/25
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