Cocco 2007 夏フェス&イベント参加予定+記録

2007年、夏の”きらきら”。



■まえがき。

昨年に続き、今年も記録として2007年の夏にCoccoが参加する
フェスやイベントの曲目及び、簡易レポートを、ネット上に存在する沢山の"参加者"の方々の恩威を受けまして
ここに書き綴らせて頂こうと思います。

「ザンサイアンツアー」の記録を、予想以上の方に喜んで頂けたとはいっても
"参考"にさせていただくということは、その参加された皆様の言葉や想いをお借りするようなものですので
受け取りようによっては、まるで思い出を盗まれたような、非常に失礼な行為にあたるかもしれません。
ですがそれ以上に、参加することが叶わず、遠くの地からそのステージを思うだけだった沢山のCoccoファンの方々に
少しでもその素晴らしい”きらきら”を分けて頂きたいと、そしてそれを許して頂きたいと思っております。
「ファンのために」などと免罪符をかざしながらも、自分自身が最もそれを願っていることも、十分に理解しております。
今年も、わがままな考えのまま突き進んでしまい申し訳ありません。

このような場所からですが、
ツアーのレポートを綴り、公開し、拝見させてくださった沢山の方々に、深くお礼を申し上げます。
今年もその美しい思い出のかけらを、ありがたく味あわせて頂きます。


2007.8.6 リコリス管理人/理恵



※このまとめページ、文章に限り、
直でアドレスを貼ることも、引用・転載もOKです。
禁止事項はひとつだけ、まとめ文章の著作権は放棄しておりませんので
自分が書いたものと主張することだけは、ご遠慮頂けますようよろしくお願い致します。


※内容は、随時更新、追加されていきます。
また、情報やレポートの修正・削除も予告なく行う場合があります。






■2007年7月7日(土)「LIVEEARTH JAPAN」/幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)


1.強く儚い者たち
2.Heaven's hell
3.ハレヒレホ
4.小さな町
5.ジュゴンの見える丘(新曲)

■関連リンク
「LIVEEARTH」公式サイト
MNSビデオ ※当日の様子が映像でご覧頂けます。「Cocco」で検索すると分かりやすいです。


アコースティック編成で、長田さんと登場。
衣装は胸元に大きなリボンの付いた、白い生地に青い花柄のドレス。

一曲目が終わってから自己紹介。
「こんばんわございます、沖縄から来たCoccoといいます。
えっと、今度作ったアルバムを一緒に作った長田です」


「次の曲は、何年か前に子供たちと一緒に歌った曲です。
ギターは下手です(弾きはじめで「まちがえた・・・(会場爆笑&和やかなムードに)もういっかやります!」)」

穏やかな流れで二曲目「Heaven's hell」

「かわいい!」との声援に、毎度の「うっさい可愛いっていうな」の照れ隠し。
今回はギター演奏もあったから、ちょっと必死っぽい様子。

三曲目の「ハレヒレホ」が終わってからは
「次の曲も、新しいアルバムの中の曲からやります」との流れで
タンバリンを叩きながら、四曲目「小さな町」

ここで、今回最も長いMC。

「沖縄の女なので、少し沖縄の話をします。

沖縄の海はまだ美しく見えます。
ジュゴンなんか見たことない人が付けた「ジュゴンの見える丘」っていう、
丘からのぞむ海は、まだとても美しく見えます。

その海にアメリカ軍のヘリポート移設が決まって、国はもう着工のために海底調査機を入れて、もう乗り出しています。
どんなに、どんなに声をあげても、拒絶しても諦めなきゃいけないことがあるんだってどっかで覚悟しなきゃって思ってて、
かといって沖縄の人が全員、そのヘリポートの移設を反対してるかっていったらそうじゃない事実もあって、
飴と鞭の、ヘリポートが鞭だったら、飴っていうほどこしを受けてる政治があるのも事実で、
そうじゃなくても私たち人間がぶち壊してきた尊いものがいっぱいそこにあって、
それをなくして、失ってから・・・悔いて泣くしかないのかなあって思う毎日でした。

先月、その海にジュゴンが帰ってきました。
丁度そのヘリポート移設の海の、丁度国が設置した海底調査機の真上の、
馬鹿みたいにきれいな海の上に、ジュゴンが二頭泳いでいる姿が映像に収められて
そのニュースは沖縄じゅうをかけ巡りました。

今まで、自分は政治家じゃないし
歌うたいだから、分からないから歌うしかないって、たぶん、やってきたけど
でも、6月23日の慰霊の日に寄せてのジュゴンの祈りみたいな
あのとき、こーたちは何も守れなかったし、何もしてあげられなかったし、ぶち壊してきただけなのに
それでも戻ってきたジュゴンに、こーは一生かけて向き合っていかないとと思いました。

たぶん、そのジュゴンのニュースが
内地でどれだけ流れたかは知らないけど、とっても美しいジュゴンでした。
こんなよ、公共の場所で、しかも人様のイベントで、こんな沢山の人がいるところで・・・
でも今日はわがままに歌わせてほしいと思います。

次の曲を、あのジュゴンのためだけにうたいたいです。」


ところどころ、泣きそうになりながらも語られた
一見イベントの趣旨である「地球温暖化防止」に関連のなさそうな話題・・・
しかし「私たちは愛するものを守るため何を考えるべきか、そして何をやるべきか」という
根本的な問題を思い出させてくれる、深く、素直な想いを話した後
ジュゴンのためだけにうたわれた新曲「ジュゴンの見える丘」は、沖縄の空気を含んだ切なくやさしいメロディ。

歌の終わりに、
「I believe and I'm sure.
we can do something for just love and peace.
thank you for being here tonight,thank you.」

と、英語で挨拶をし終了

※英語の部分は正確でない場合があります。ご了承下さい。


NHKハイビジョンの放送の方では、終わったあとに
司会の方から短いインタビューもあったそうです。
ここでCoccoは、「自分の立場は?」との質問に、「ニュートラルな立場」と、
そして今回なぜこのイベントに出演したのかとの問いに
「自分が出なければ、株主総会みたいになると思ったから」との発言をしたらしいです。


●以下はレポートとは関係のない、個人的な感想ですので飛ばしても大丈夫です。

この言葉に対して、他の出演者陣への皮肉なのではと
ある種の「かっこよさ」を感じた方が多いように思えましたが
私はむしろこの言葉は会場にいた人々へ向けられた、ひとつの苦言ではないかと思いました。
(イベントの後に放送されたパーソナリティーを務めるラジオ「BEAT ON THE RADIO」を聴いて、一層その気持ちが強くなりました)

非常に失礼な話ですが、今回のイベントを「お客様」気分ではなく、「同じ想いを持った同士」として
遊びに来たのではなく、考えを深めたり、何かを感じ取るために訪れた、という方は
恐らく、とても少なかったのではないかと思います。

それでは意味がないのだと。

アーティスト側が会場を煽てて、良い気分にさせるための「株主総会」のようなものにしては、いけないのだと。
他の出演陣が、(Coccoと比べると)"楽しく盛り上げる"のが上手な、エンタテイメント性が強い方が多かったからこそ
その立ち位置(「ニュートラル(中立的)」の発言にも通じますね)とは微妙にずれる存在である
自分のような歌手が出ることによって、”お客様気分”の方が少しでも、それに気付いてもらえればという
イベントに対しての真摯な気持ちがあったからこその、発言だったのではないかと思います。

また、ラジオでの「(「LIVEEARTH」も)まだまだこれからのイベントだし・・・」との発言にも
「LIVEEARTH」自体へのバッシング(温暖化防止を訴えるのならば、コンサートを開催すること自体がナンセンスだという)を
重々承知の上で、会場へ足を運ぶ人々の心構えの問題も含め、
今回のCoccoの出演は、Cocco自身が行ってきたゴミゼロなどにも通じるものだったのではないかと思いました。

”一周グラウンドを走ったくらいでは、誰も応援してくれないし、付いてきてもくれない
けれど、百周走れば誰かは付いてきてくれるかもしれない”

「LIVEEARTH」も、この考えに繋がるイベントだったのではないでしょうか。
「"なにかを貶すのは簡単だけど、かといってあなたは何かしているのか?"と問われれば、何もやっていない人の方が多い」
Coccoがこのイベントへ向けた言葉は、批判をするだけで、実際に行動を起こしている者を馬鹿にしがちな人こそが
とてつもなくナンセンスな存在なのだということを表しているような気がします。

だいたい、コンサートを行うことが地球を追い込む罪になるというのならば
ミュージシャンはその立場を捨て、思想を殺し、歌を放棄しなければならないのだろうか?
そんな哀しすぎる"Love and Peace"に、祝福などありえないと思う。







2007年7月23日(Cocco参加日)

2007国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ「キジムナーフェスタ」
子ども絵本読みがたり/沖縄こどもの国「ふるさと園」 ※一日二回公演



■関連リンク
「キジムナーフェスタ」公式サイト
沖縄タイムス「Coccoさん わくわく朗読/絵本の世界 楽しく誘う」 ※写真あり
ryuQ(リュウキュウ)特集ページ 「てぃーだブログ」沖縄県観光ガイド・エリアガイド★沖縄を愛する人々のための沖縄を感じるサイト



「本はともだち」


1.となりの花さかじじい
2.11ぴきのねこ
3.おじさんのかさ
4.ふたりのおばあさん
5.うんちしたのはだれよ
6.つきのぼうや
7.パンケーキのおはなし


※順番は不明です。


絵本読みがたり後、急遽リクエストで実現したミニ演奏会

一回目/初花凛々(サビワンコーラスのみ)※ギターの弦が切れていたため
二回目/Heaven's hell/月ぬかいしゃ(沖縄民謡)/Raining/ハレヒレホ/ジュゴンの見える丘


※こちらの楽曲情報も不完全なものです。ご了承下さい。






■2007月8月5日(日) 「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2007」
/国営ひたち海浜公園(茨木県ひたちなか市)

■関連リンク
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2007」公式サイト
QUICK REPORT


1.燦
2.甘い香り
3.強く儚い者たち
4.樹海の糸
5.カウントダウン
6.音速パンチ
7.タイムボッカーン!
8.ジュゴンの見える丘
9.Never ending journey






■2007年8月15(水)16日(木) 長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」 特別上映会開催
/東京 新宿区四谷区民ホール


■関連リンク
「ひめゆり」長編ドキュメンタリー映画 公式HP
沖縄タイムス 「ひめゆり」次世代へ/Coccoさんトーク熱く
琉球新報 「戦争の実情知って」 「ひめゆり」上映トークショー
東京新聞 『ひめゆり』上映会 残酷さ向き合い平和刻む
毎日新聞 ひめゆり学徒隊:体験語り継ぐイベント−−東京・新宿




8月15日 ミニライブ演奏曲目
1.強く儚い者たち 2.Heaven's hell 3.てぃんさぐぬ花(沖縄民謡) 4.安里屋ユンタ(沖縄民謡) 5.お菓子と娘 6.ジュゴンの見える丘



8月16日 ミニライブ演奏曲目
1.ガーネット 2.てぃんさぐぬ花(沖縄民謡) 3.赤田首里殿内(沖縄民謡) 4.安里屋ユンタ(沖縄民謡)
5.ちんちんちんぬくじゅーしーめー(沖縄民謡)  6.じんじん(沖縄民謡) 7.お菓子と娘 8.ジュゴンの見える丘


※二日目の演奏楽曲は不確かなものです。ご了承下さい。



■2007月8月18(土) 「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO」
/会場:石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ(小樽市銭函5丁目)

■関連リンク
「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO」公式サイト


1.燦
2.甘い香り
3.強く儚い者たち
4.樹海の糸
5.カウントダウン
6.音速パンチ
7.タイムボッカーン!
8.ジュゴンの見える丘
9.Never ending journey







■2007年8月25(土) 「OTODAMA 07'〜音泉魂〜」/会場:泉大津フェニックス(大阪府泉大津市)

■関連リンク
「OTODAMA 07'〜音泉魂〜」公式サイト(ブログ内「2007年8月25日 (土)」の日付に写真付レポート)
FM802 ROCK THE SUMMER | OTODAMA’07(「2007.8.26 Sun」で写真付レポート)


1.燦
2.甘い香り
3.強く儚い者たち
4.樹海の糸
5.カウントダウン
6.音速パンチ
7.タイムボッカーン!
8.赤田首里殿内(沖縄民謡)
9.ジュゴンの見える丘
10.Never ending journey





■2007年9月1(土) 「SWEET LOVE SHOWER 2007」
/会場:山中湖交流プラザ きらら(山梨県南都留郡山中湖村平野)

■関連リンク
「SWEET LOVE SHOWER 2007」公式サイト
SWEET LOVE SHOWER 2007 イベントレポート Cocco


1.燦
2.甘い香り
3.Heaven's hell
4.音速パンチ
5.タイムボッカ−ン!
6.Never ending journey









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