2007 2006年の終わり、そしてメジャーデビュー10周年となる2007年のはじまりに 沖縄で発行されている新聞「琉球新報」の副読誌「うない」1月号にてCoccoのインタビューと写真が6P掲載。 ここでは、昨年の沖縄でのライブや、ひめゆりの話などが語られた。 インタビュアーは「うない」の編集長でもあり、ROCKIN'ON JAPANなどでは度々Coccoの記事を手がけていた、長嶺陽子氏。 (旧制・林陽子氏。05年に結婚し沖縄で生活されており、思わぬ形での再会となりました) 2月20日発売の「ROCKIN'ON JAPAN」3月号では、Coccoの近況記事が掲載され 沖縄にて、民家を改造した期間限定スタジオで夏前にリリース予定のアルバムのレコーディング中との情報が届く。 3月31日発売の「bridge」52号では、その噂の沖縄のスタジオにて行われた レコーディングの経過を語る最新のインタビューが掲載される。 後のインタビューで、今年の一月から寝食を共にする合宿のような形で゛燦々スタジオ゛と称した、 沖縄北部国頭村で見つけた、長らく使われていなかった別荘の倉庫を改造した場所でレコーディングを行っていたことを明かした。 レコーディングが終了した際、内装は解体され持ち主に返却されたので、現在゛燦々スタジオ゛は存在しないという。 4月に入ってからは、NHK教育の新番組「ど〜する 地球のあした」のテーマソングに、 新曲『ハレヒレホ』を提供(後に、アルバムに収録されることとなる)。 この番組は子供向けではあるが、地球が抱える様々な問題(環境問題、温暖化、食糧難、エネルギー資源等)を扱った奥が深く、興味深い番組である。 そして昨年も参加した「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2007」に出演 また、初参加となる「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO」や、 同じく初参加の「OTODAMA'07」、地球温暖化防止を訴えるイベント「LIVE EARTH」、 参加は10年ぶりとなる「SWEET LOVE SHOWER 2007」に出演するなど、続々と夏フェス情報が舞込む。 フェス以外にも、沖縄で開催される「国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ」 愛称「キジムナーフェスタ」に、絵本朗読で参加するなど、2007年の夏は、各地の様々なライブやイベントに゛挑戦゛するCoccoに会える夏となる。 4月下旬には初の沖縄レコーディング&ロンドンでのミックスダウンが行われた、 18曲にも及ぶ6thアルバム『きらきら』が7月25日にリリースされるという情報が届く。 今作のキーワードは、「bridge」のインタビューでもその雰囲気が伝えられていた、「沖縄・日常・光・陽だまり・生活・手作り・世界」。 収録曲である『甘い香り』は、8月中旬に公開される行定勲監督の映画「遠くの空に消えた」の 主題歌として、完成前の台本を読みイメージを膨らませ制作された書下ろしの楽曲である。映画ではCocco自身もサプライズ"声"出演。 神木隆之介氏、大後寿々花氏らが出演する「遠くの空に消えた」は、1人の転校生と、田舎の子どもたちが自分の村を守るためにある「奇跡」を起こすファンタジー。 行定監督はCoccoと会い「純真な子どものような人。想像以上に映画を分かってくれていた」「Coccoさんは沖縄に根を張って生きている人。 主人公のような、都会から来た人が離れた場所で何を思うか、帰る場所を持つ人ならではの郷愁感が分かる人」、 Coccoが「何も持たずにぐんぐん歩く、そんなリズム」と表現する主題歌についても 「期待以上。『あの日に帰ろう』的なメッセージを切なく、すがすがしく歌ってくれている」と大満足のコメントを寄せている。 6月の下旬には、TOWER RECORDSのグッズであるミュージシャンとのコラボTシャツシリーズに、Coccoが登場。 Tシャツは「Love and Peace」「Survive your life」「Live, live and live」とのメッセージが直筆プリントされた、ライトブルー、チャコールの二色。 また、キャンペーンの広告にもメッセージ付きで登場。フリーぺーパーにはインタビューも掲載された。 6月30日には表紙巻頭大で大特集された、「bridge」53号が発売。 また、6月28日に発売された幻冬舎のカルチャー・エンタテイメント雑誌「papyrus(パピルス)」13号では、 インタビュー内で「歌うことそのものに対しての変化はあるのだろうか」という問いに、 ゛うんこするんじゃなくて、料理になった。便器じゃなくて、今はフライパン?(笑)゛ と発言し、今までCoccoが発言してきた「歌うのは、うんこするようなもの」という、排泄行為という表現から劇的に変化した、 ワクワクするような幸せな響きは、アルバムタイトル通り゛きらきら゛と光溢れる環境が そして歌が、30歳という人生の節目の年を生きるCoccoを包んでいることを如実に表していた。 そして、ついに今年のライブツアー情報が発表される。初めてとなる冬のツアー「Cocco きらきら Live Tour 2007/2008」では、 最終日の武道館は「アコースティック・スペシャルナイト」と題した、また新しい挑戦がなされる。 そして同時に、初のラジオレギュラーも決定。 FM802の「BEAT ON THE RADIO」で、7月から9月の3ヶ月間、 金曜日の夜に毎週Coccoの声と言葉、そしてメッセージと歌が聴けるという、嬉しいニュースであった。 7月7日には「LIVEEARTH JAPAN」に出演。 アコースティックスタイルで、長田氏と二人で登場し全5曲を熱唱。 ニューアルバムからは『ハレヒレホ』『小さな町』2曲を、ラストには新曲『ジュゴンの見える丘』を初披露した。 7月12日には昨年WOWOWで生放送され、再放送もされた「沖縄ゴミゼロ大作戦 ワンマンライブスペシャル2006」が再々放送。 続いて、7月15日(初回放送)にはSPACE SHOWER TVで「Cocco SPECIAL〜きらきら〜」と題した、 燦々スタジオを造り上げるところから始まり、レコーディング風景、オフショット、そして燦々スタジオ撤収までの貴重な映像がインタビューと共に放送。 7月23日には「国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ」、愛称「キジムナーフェスタ」に 絵本朗読(とはいいつつも、やはりちゃっかりギターを持ち出し歌も披露)で参加。 7月25日は6thアルバム『きらきら』がついに発売。 インタビューでも語られていたように、まさに生活を切りとった、ささやかな、あたたかな楽曲たちで出来ており、 本人が”今まで、Coccoのイメージじゃないからと、選んでもらえなかった「くず歌」みたいなのも全部入れたかった”と言うように ファンや世間的なイメージからは、急激にかけ離れた内容の作品であったため、「毒が抜けた」「あっさりしていて不満」という意見も出た。 しかし、一見何気ない楽曲であっても、深い想いが隠された楽曲が目白押しであり (ドキュメンタリー映画「ひめゆり」がきっかけでカバーされた『お菓子と娘』、15歳の女の子との出会いから生まれた、すべての女の子への応援歌『花うた』、 ある18歳の少年を想い出すという、シリアスな表情を覗かせる『小さな町』、大阪姉妹殺人事件の遺族を想った『雨水色』など) 自らの「痛み」のみをうたうのではなく、「日々」をうたい、そして「誰かに贈りたい歌」ばかりを詰め込んだ ある意味、これまでのどのアルバムよりも濃く、Coccoの想いが込められた作品である。 雑誌では「Weeklyぴあ」、「CUT」(行定勲監督との対談)、「ROCKIN' ON JAPAN」8月号がインタビューを掲載。 タワーレコードフリーペーパー「TOWER」では、店員に扮したCoccoが表紙に登場し、特集も組まれた。 7月27日には、ひさびさの地上波のテレビ出演である、フジテレビ系の音楽番組「僕らの音楽」へも出演。 対談相手は、なんとSMAPの香取慎吾氏。 意外な組み合わせであったが、地上波では近年稀にみる自然体でのトークが繰り広げられ、香取氏と絵を描き合うなど、終始なごやかに番組は進行していった。 番組内で披露された楽曲は『強く儚い者たち』『Raining』『甘い香り』の3曲。 テレビ出演を縫うように、8月5日には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2007」へ出演。 続いて8月10日にはテレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション」へも生出演。『甘い香り』を披露した。 8月14日にはNHK総合の音楽特番「夏うた2007〜LOVE PEACE, LOVE HOME〜」に出演。 Coccoママ手作りの薄紫色のドレスを着ながら、この日のためにバンドバージョンの『Heaven's hell』が披露された。 翌日15日の終戦記念日には、今年4月に一年間の連載を終了した、毎日新聞でのエッセイ『想い事。』が 2007年の”ゴミゼロ(「愛してる」という想いを伝える手段)”として、新たに撮り下ろしの写真を追加し、単行本として発売。 また、FM沖縄 「ハッピーアイランド」「For PM」にてコメント、T-FM系全国ネット「SCHOOL OF LOCK!」に初出演。 「SCHOOL OF LOCK!」は゛学校゛をモチーフにしており、出演アーティストが゛先生゛となってリスナーへ語りかけるという奇抜な番組であり、 Coccoは今回の゛授業゛の課題である「自分自身にとっての、忘れちゃいけないこと」として アルバム『きらきら』の話以外にも、『想い事。』やゴミゼロ、ひめゆりのことを語り ”忘れちゃいけないことは 愛されたキオク 絶対みんな愛されてないなんてことはない 絶対誰かの恩恵を受けている 全部色々な恵みで生かされているっていうこと 独りだって想う時に 愛された記憶を 忘れないで下さい”という言葉を残した。 同日と翌日16日には東京、新宿区四谷区民ホールにて、長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」の特別上映会 ”ひめゆりの風〜Cocco・柴田監督・元ひめゆり学徒と共に〜みんなで観よう 映画「ひめゆり」”に参加。 第一部では映画「ひめゆり」を上映、第二部ではひめゆり学徒生存者の島袋淑子さん、宮城喜久子さん、柴田昌平監督とトーク、 第三部ではCoccoのミニライブ、という形で開催された。 映画「ひめゆり」は数々の映画賞を受賞しており、自主上映会も各地で行われている。 貴重な証言を次世代へ伝えるため、そして生きていてくれた゛ひめゆりの乙女たち゛への感謝の想いを乗せて 映画は命を繋いでいくように、上映する場所がある限り続いていく。そして証言は、未だに撮り続けられている。 8月18日には「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO」に参加。 Coccoの出演時間は夜明け前。夏といえども肌寒い北海道の朝であったが、Coccoの歌が朝の光を誘うように流れる、非常に幻想的で美しいステージとなった。 実は、前日に「BOHEMIAN GARDEN」のステージにて長田氏とシークレット出演し 「今日は北海道で沖縄ナイトやるからな!」と前日からやる気満々の姿を見せていた。 続いて、8月25日に関西のイベントプロモーター清水音泉主催のイベント「OTODAMA 07'〜音泉魂〜」、 9月1日にSPACE SHOWER TV主催の「SWEET LOVE SHOWER 2007」に出演。 9月3日にはめずらしく地方テレビ局HTB(北海道テレビ)の番組である「夢チカ18」にインタビュー出演。 9月5日発売の沖縄発フリーペーパー(一部では有料)「hands」10月号では表紙+インタビューで登場。 また9月7日(8日の深夜)にはNHK総合「MUSIC JAPAN」に出演し、『燦』を披露。 9月14日には発売記念のアコースティックフリーライブが那覇市のパレットくもじ前イベント広場で開催される予定であったが、台風接近による生憎の荒天で中止に。 しかし同日に琉球朝日放送「ステーションQ」、FM沖縄「Radio dub」に生出演し、『ジュゴンの見える丘』を無事披露した。 9月15日には沖縄限定(先行)発売という形で、今年7月に「LIVEEARTH JAPAN」で初披露し、CD化が期待されていた新曲『ジュゴンの見える丘』が発売される。 ゛沖縄人歌手Coccoから沖縄へ愛を込めて゛ 「この歌を 2007年6月大浦湾に帰ってきた 2頭のジュゴンに捧げます。 ありがとう。」 このメッセージに込められた想いと共に、「全国発売」という形にしなかったことについてCoccoは ゛沖縄の沢山の問題に、いつも立ち上がって助けてくれるのは内地の人が多い。それはありがたくて嬉しいけれど ジュゴンのことは、まず沖縄の人が受け止めるべきだし、気付いてほしいと思っています。 だから、また一番に内地の人に駆けつけてもらうのではなくて、まず沖縄自身に考えてほしかった。 他の地域の人たちに聴いてほしくないというわけではなくて、沖縄の人は良い意味でも悪い意味でもゆっくりだから、時間が必要です。 必ずみんなに届けられる形にします。だから、沖縄に少しだけ時間をください゛と、DJを勤める「BEAT ON THE RADIO」の中で語った。 「琉球新報」のインタビューでは、今回の楽曲に深く関わってくる”ジュゴン”と”基地問題”に対して ”基地で生活する人もいて、歌うことが誰かを傷つけることは確か。 また、うまく基地を拒絶できたとしても、他の場所で基地のバトンリレーが始まるだけのこと。 自分さえ良ければいいのか?どうしていいか分からないという矛盾の中で生きてきた。 でも無責任であろうと今『嫌だ』と言い、恐れずに歌おうと思った。” ”ジュゴンのことを言うと基地反対派だとすぐに片付けられてしまう。 私は政治を問う者や基地反対を唱える者としてではなく、一人の「歌うたい」としてジュゴンの美しさ、尊さを伝えたい。 自分にできることは、ジュゴンや沖縄戦、基地問題すら知らない子供たちに「ジュゴン」という言葉を届けることだ。” Coccoはあくまでも、『ジュゴンの見える丘』は政治的な見解や批判を集めた歌ではなく 大浦湾に再び現れてくれたジュゴンへの感謝のラヴソングなのだということの説明と、 ただ”知ってもらいたい”という切実な想いの理解を求めていた。 メディア関連では、他に「沖縄タイムス」の別紙「Peace」2007年9月号(No.19)に表紙+インタビュー、 琉球新報のクーポン付別紙「琉球新報プレミアム」8/6 vol.5号でも表紙+インタビューと、 この年のCoccoは積極的に沖縄の雑誌やテレビに登場している。 20日にはT-FM系全国ネット「SCHOOL OF LOCK!」に再び出演。 ゛特別授業゛として長田氏と公園で歌と『想い事。』の読み語りを披露した。 9月23日にはくるりが主催する京都での音楽イベント「京都音楽博覧会 IN 梅小路公園」に出演。 ここでも長田氏と共にアコースティックな形でのライブを行い、8曲を披露。 自らの出演時間以外にも、他の出演者の後ろをくるりの岸田氏と一緒にコサックダンスやバレエ式の回転をしながら横切ったり ライブ終了後にも物販で売り子をしていたなど、初めての京都ではしゃぎまくるCoccoであった。 が、ラストの『ジュゴンの見える丘』の披露前には、この楽曲に込めた想いを熱心に語る一幕も。 (”今の沖縄は「基地反対」と簡単に言えるような状況ではない。 みんな沖縄を良くしようと想ってのことなのに、その気持ちがぶつかり合って悲しいことになっている。 全てをYESかNOで決められないけど、ジュゴンの立場になって、何が必要で正しいことなのかを考えてほしい”) 9月28日には自身初のDJを勤めたFM802の「BEAT ON THE RADIO」が最終回を迎える。 最終回は抽選で当選した40組80人のファンと共に、アートカフェ「digmeout ART & DINER」から アコースティックスタイルで6曲を披露するライブのような形で、公開生放送された。 披露された楽曲の中には、本邦初公開の新曲『センチメンタルブルース』も演奏された(『きらきら』製作時の楽曲だそうで、本人曰く”旧曲”だそう) 11月8日にはSHIBUYA-AXにて、Coccoが所属するレコードレーベル 「SPEEDSTAR RECORDS」の設立15周年記念のライブイベント「LIVE SPEEDSTAR EXPRESS〜15歳の初体験〜」に出演。 ”スペシャルコラボレートライブ”ということで、Coccoはくるりの岸田繁氏と共に 『エーデルワイス』『強く儚い者たち』『在る種マッシュ(新曲)』『スーパー・ハッチラバー(新曲)』の計4曲を披露。 新曲2曲は今回のライブのために書き下ろされた共作。 11月21日には、『ジュゴンの見える丘』がついに全国発売。 沖縄限定盤では表題曲と、そのカラオケの2曲のみであったが、 全国盤では『ジュゴンの見える丘』、『Never ending journey』のラジオバージョン、8月にNHK「夏うた」で披露されたバンドスタイルの『Heaven's hell』、 「BEAT ON THE RADIO」の中でメンバーと生セッションされた『お菓子と娘』の4曲を新たに収録。 全国発売が発表された10月にCoccoは、「琉球新報」にて『沖縄様。』と題して、長い手紙のような全面広告で、 歌に込められた想いと、その想いを汲み取ってくれたことの感謝、"世界よ 正しい やさしいであれ"という願いを綴った。 11月21日から12月3日までは、東京新宿のペンタックスフォーラムにて、エッセイ『想い事。』の写真展が開催。 “押せば写る”そう聞いたのが“写真”というものだったけど ふん。なにも映りゃしなかった。 眩しさ、美しさ、風、流れ、その奥。この目に映るもの。 この肝(ちむ)が震えて小さく叫ぶ瞬間。 レンズの向こうのそれと向き合うこと。 ああそうだ。レンズの向こうに私が見える。 真っ直ぐ向き合えば、“映る”。 この書き出しからはじまる「作者コメント」の通り、会場に展示された写真はCoccoを通した沖縄そのもの、 昔、家族みんなで暮らしていた実家の跡地、"大好きなにおい"の月桃の花、基地のフェンスや赤い光、ひめゆりの塔の千羽鶴。 会場では写真の他にも、子供の頃描いた絵では唯一明るい色で描かれているという、15歳のときの自画像や エッセイに添えられた小さなイラストなども飾られていた。また、使用したカメラの現物も展示されていた。 会場全体は色とりどりの布切れが彩る空間になっており、天井から垂れていたり、案内ボードの文字の装飾になっていたり ピンで壁に直接飾られた写真へのメッセージが綴られていたり、 "想いごとや 願いごと、祈りごとや決意事 なんでも書いて こちらに結んで下さい ジュゴンの見える丘に結んできます"というメッセージのもと 小さなテーブルのバケットの中に沢山詰め込まれていたりと、会場のいたるところであたたかな存在感を放っていた。 写真展開催中の25日には、ミニライブも開催。 観覧はオフィシャルサイトでの抽選で、約5000人の応募から60人が招待された(のだが、当日写真展にきていた人も、Coccoの計らいで入場) ライブは長田氏と二人で、アコースティック形式で行われ、沖縄民謡や『In the Garden』『お菓子と娘』『ジュゴンの見える丘』、未発表曲2曲など計9曲を披露。 新曲のうち一曲は『鳥の歌』といい、 "友人を見送るため、「よなよなよ(あせらないでゆっくりの意)」という思いを込めた『鳥の歌』という曲を作り、棺に入れた" という、『想い事。』でも書かれていた、亡くなった友人のために捧げられたもの。 写真展開催と時を同じく、21日から名古屋を皮切りに「Cocco きらきら Live Tour 2007/2008」がスタート。 全国17箇所18公演以外にも、札幌公演の前日である12月9日、札幌サウンドクルーにて長田氏とアコースティックでシークレットライブ、 同じ形式で、沖縄公演の翌日、12月27日には宜野湾ヒューマンステージにてシークレット、 広島公演の翌日、1月6日には広島NAMIKI JUNCTIONにてシークレット、 大阪公演の翌日、そして東京公演前日である1月8日には渋谷エッグマンにてシークレットと、ツアーの合間を縫うように 「まだ歌い足りない!」とばかりにシークレットライブ(しかも全て対バンあり)を強行しまくるCocco。 ツアー中にはその他にも 12月4日、5日に清水音泉主催のイベント、「湧出!桃源郷音泉〜年末神戸編〜」「湧出!桃源郷音泉〜年末大阪編〜」に、 またロッキング・オン主催の年越しロックフェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 07/08」の最終日12月31日にも出演。 12月7日にはテレビ朝日系「ミュージックステーション」にも出演して、『ジュゴンの見える丘』を披露している。 同じくテレビ朝日系列で放送されたドキュメンタリー番組「人魚の棲む海〜ジュゴンと生きる沖縄の人々〜」にて、 ナレーションと共に、テーマソング(『ジュゴンの見える丘』)も担当し、番組は全国で放送された。のちに12月24日には沖縄にて再放送。 テレビ関連では、11月に行われたイベント「LIVE SPEEDSTAR EXPRESS 〜15歳の初体験〜」の模様が 12月9日にフジテレビで一部、12月15日にはスカパーフジテレビ721chにて全編が放送された。 雑誌では「PLAY BOY」に初登場、インタビュー掲載(残念ながら?グラビアでのお誘いではありません) その間にもツアーを着々とこなし、Coccoの活動は(恐らく初めての)年またぎを迎える。 2008 →about Cocco →TOP |