1年は組の子が泣きながら「潮江先輩が捕まった」と言うのを聞いて、心臓が止まるかと思った。
自分の応援は間に合うだろうか。野を駆けながら悪い想像ばかりしていた。
彼の実力を計り間違えはしないが、むしろ彼こそ時々自分の実力を読み違える。
実力は十分にある。だが彼はそれ以上を望んでは、無茶な状況に自分を追い込む。
それに他人、特に後輩の干渉があれば話は別。それは仙蔵(厳禁参照)でも同じことだ。
怪我をしているかもしれない。行方が知れなくなるかもしれないと、不安は尽きなかった。
けれども、現実は予想以上にひどかった。
「いやぁ、まいったな。これからがお楽しみの時間だったのに」
魔界之が背中越しに声かけた。
縄標の切っ先は、魔界之のすぐ横を通って奥に生えている竹の幹に突き刺さっている。
それを外し、瞬時にたぐり寄せる。
二度目を構えながら低くつぶやく。
「……文次郎をはなせ」
魔界之の腕に、文次郎はぐったりと身をあずけている。
文次郎は助けにきた長次の姿を見ると、緊張の糸が切れたように気絶した。
そこまで彼を追いつめていた魔界之に、長次は静かにも激しく怒っている。
「んん、しょうがない。今回は大人しく退散しよう」
はいどうぞと魔界之が文次郎を離すと、その姿はフッと頭上の木に上がる。
長次の縄標が後を追うが、ガッと刺さった木の枝に魔界之の姿はなかった。
そう遠くにはいってないだろう。気配を探るがうまくいかない。
「……」
とにかく文次郎を取り戻せたのならそれでいい。長次は頭を冷やして考え直した。
彼の元に近づく。しゃがみこんで顔をのぞいた。
文次郎、と呼びかけても返事はない。
少し心配になったが、気絶しただけだ。じきに目を覚ますだろうと思った。
この時点で、魔界之が文次郎に何をしたか、長次は知るよしもない。
文次郎をおぶって、忍術学園へ帰る山道を歩く。
移動する体に違和感を覚え、文次郎が意識を取り戻す。
一瞬張りつめた体は、状況を把握した数瞬でゆるんだ。
「ちょう、じ?」
「……ああ」
応える声に文次郎は完全に安堵した。ため息のような息を吐く。
だがすぐに体は緊張を取り戻した。
なぜだろう、もう敵はいないというのに。
「お前、なんであそこに…」
文次郎の声は、語尾になるにつれ小さくなった。
長次の声はそれ以上にか細いが。
「1年は組の加藤団蔵が、大泣きしながら学園に帰ってきて、最初に俺を見つけた」
「そっ、か…悪ぃ、世話かけた」
「気にするな、それより……」
長次は顔を後ろにやって文次郎を見た。
密着しているのでわかる、文次郎の鼓動が速いことを気にする。
呼吸は荒いし、全身を小刻みに震わせている。明らかに様子がおかしい。
長次は眉をひそめてうかがうように文次郎を見つめる。
「奴に、何かされたのか」
間をおいて、文次郎はふるふると頭を振った。
「いや…何も。大丈夫だ」
「……」
そう言われると長次はもう何も言えない。
「ちょ…ちょっと、少し、休ませてくれ」
上り坂に足を上げていると、背後の文次郎が抗議した。
聞けば魔界之は山賊を使ったというのだから、追っ手が来るかもしれないという不安は残っている。
あまりゆっくりしていられないのは文次郎もわかっているだろうに、なぜ。
そんな顔をしていたのだろう。文次郎が苦しげな顔で食い下がった。
「せめておろしてくれ…1人で歩けるから」
「……」
文次郎は足を怪我している。布で縛っただけの応急処置では、獣道での登山は無理だろう。
案の定、背からおろせばふらつく足取り。
手を貸すのも嫌がる文次郎に、長次は戸惑う。
「文次郎…」
「……」
「どこかに、傷を負っているのか?」
「違う」
文次郎がすぐに否定するが、表情は先ほどよりもさらに苦しそうに歪む。
きっと、どこかに何かよくないものがあるのだ。
「……隠すな」
長次は文次郎の体を引き寄せた。
「ちょっ…!?」
戸惑いながらも暴れる文次郎を押さえ込む。
それでも文次郎は激しく抵抗した。
「何、やめろよ!いやだっつってんだろ!?」
「ッ…大人しく、しろ」
2人は揉み合い、それでも力に分がある長次が、いつの間にか文次郎を押し倒す形で有利に立つ。
傷を探ろうと、長次が文次郎の忍装束を乱し、裾を引いて肌を露わにする。
「長次っ!」
「……」
見たところ、傷口もなければ痣もない。
古傷は所々にあるが、今の状況には無関係に思った。
普段日に当たらない胸から腹にかけては、月明かりもともなって青白く頼りない印象を受ける。
他意などなく、そこに、開いた掌でそっと触れた。
「…うあ、あっ!!」
途端、文次郎が酔狂な声をあげ、体をビクンとこわばらせたので、長次は驚く。
「ぅ…も、頼む、やめ…」
「文次郎…?」
見れば、文次郎の顔は赤い。
しかめられた眉の下にある目は潤んで、ばつが悪そうに長次から目をそらしている。
まさかと思って、長次が視線を下げる。だが、そのまさか。
文次郎の性は勃起していた。
長次の頭の中、点と点が線で繋がる。
「……お前…」
長次の声色が変わったことで、文次郎の顔がさらにかぁっと赤くなった。
恥ずかしい。長次に知られた。
友人に、自分がこんな体になっていることを、知られてしまった。
泣きたいほどの羞恥。魔界之に無理やり植え付けられたものだろうが何だろうが、生き恥であることに変わりない。
長次の顔など見れない。文次郎は両腕で顔を覆う。
「笑いたきゃ笑え…」
その声は荒い呼吸に震えてかすれた。
「……」
長次は無言で文次郎を見つめていた。
しばらくして、すっと、長次の指が肌を撫でる淡い感触。
「!?」
文次郎は目を見張った。
長次が長身をかがめて、文次郎の鎖骨を舌で舐めてきた。
「なにっ…すっ…!」
抵抗しようとあげた手は、振り下ろす前に長次に押さえ込まれる。
文次郎は混乱した。
「長次!?」
「暴れるな…」
長次の声の調子も無表情も、いつもと何も変わらない。
「こういう効果は…こうでもしないと、治らない。一度、発散させるしかない……俺が相手になる」
文次郎の表情が驚いたものに変わる。
長次の言葉はたしかに正論だ。
自然に効果が切れるのを待つなんていつになるかわからない。それは身に感じる文次郎が一番よく知っている。
だから自分だって、長次と距離をとれば1人で処理するつもりでいたのに、
「何、言って…」
長次が相手? 思いもつかなかった方法に、文次郎があからさまな動揺を見せる。
怖いくらいに心臓が大きく激しく脈打つ。同時に胸にわきあがったのは、期待にも似た欲情。
嫌だ、そんなもの認めない。
「いやだ…いやだ!」
文次郎は必死で抵抗した。手をふりほどこうと力を込める。足をばたつかせて暴れる。
だが長次を押しのけることはできなかった。
文次郎の力は半減しているし、そうじゃなくても、体術のみで長次に勝ったことはない。
長次は、文次郎の目が恐怖の色になっているのをなだめるように、こめかみに唇をつけた。
反射で閉じた瞼がビクリと揺れる。
「んう、ぅっ…あっ」
口の位置を横にずらして、耳を舐める。
ぴちゃ、ぴちゃ。ほじくるように穴の中へ舌を差し入れられ、濡れた皮膚に息がかかる。
本人の意志とは無関係に、文次郎の四肢がビクビクとしなる。押さえた手首がこわばって、うっすら血管が浮く。
「やっ、んん!」
言葉は意味をなす前に途切れる。短い息継ぎは不規則で荒々しい。
弱い部分をなぶられる、嫌なのか悦いのかわからない刺激に、文次郎の体は過剰な反応を返す。
「何も、我慢するな……」
長次が小さく囁いて、耳たぶを甘噛みしてからその裏側をべろりと舐めあげた。
「あっ…ぁああ!!」
たったそれだけで、文次郎は弱々しい声をあげてあっけなく達した。
「……」
「ぁ……う」
よもや耳だけでイくとは思わなかった長次は、至近距離でじっと文次郎の顔を見つめるだけ。
文次郎は射精の余韻に顔をゆるませながらも、言うことを聞かない自分の体に怯え、助けを請うように長次を見上げた。
「やっぱ…へんだ…おれ…」
「……大丈夫だ」
文次郎の体をぎゅっと抱きしめる。足をからめて股間を密着させる。
達したばかりで敏感な部位に、長次の大きく勃起している陰茎がぐりぐりとあたる。
布越しの股間がくうと熱くなって、文次郎の体がびくんとはねた。
下穿き・下帯を脱がせ文次郎の秘部を露出させる。
冷えた空気に発熱した体がさらされて、文次郎が小刻みに震える。もう抵抗はほとんどない。
さっき射精したにもかかわらず、もう頭をもたげている部分からはとろとろといやらしい汁が漏れては垂れる。
すでに着衣のまま中で出してしまった精液は、失禁さながらに充血した性器や黒い茂みを白く汚していた。
「ご、ごめ…」
「……謝らなくていい」
怯える文次郎に、長次はそっと口を吸ってやる。
侵入を許す半開きの口の中、熱くて濡れた舌同士が触れあって、ぬるぬると動けば触発されて唾液が増す。
次第に喰われるように深くなる。
「ん……ぁ…っ…」
口内で舌が絡まり唾液が混ざる。息継ぎの合間、口の端からたらっとこぼれる。
口付けの最中に、長次の手が文次郎のむき出しの下半身に伸びる。
張りつめた性器を指でなぞれば、生あたたかい先走りの汁がぬるりと付着する。
その濡れ手が後ろの秘穴に回った。小さなくぼみを、確かめるように触れられる。
「入れて、いいか」
長次が尋ねる。文次郎がなんとも言えない顔をして、ぎゅっと目をつむった。
それを肯定と受け取って、長次は文次郎の中にぬめった指を押し込んだ。
他人の異物が自分の中に入ってくる圧迫感。
「く…、あっ」
ひくひくする内部を太い指がゆっくりゆっくり押し擦ってくるもどかしい感覚。文次郎の頭も体もそれしか考えられない。
なんで尻の穴に指突っ込まれて感じてるのかなんて根本的な疑問も起こらない。事実気持ちよすぎて死にそうになっている。
いつの間にか指を増やされ、ぐちゅぐちゅと内部を掻き回して慣らされる。
文次郎の内部はほぐれて柔らかくなり、奥に行くほど熱くてたまらない。
長次が指を止めて、入ってきた時のようにゆっくりと引き抜く。
圧迫感から排泄感への反転。それだけで文次郎の腰がひくんと揺れた。
「ふぁ…っあ…」
「……」
「……ぇ?」
指を引き抜かれ、喪失感と物足りなさを感じる肛門に押し当てられたのは、長次の…
認識する前に突き入れられた。
「!! ひぃ…!!」
悲鳴じみた声が口からついて出る。
指の比でない圧力。質量、大きすぎて、苦しい。とてもじゃないが入りきらない。
「む、りぃ…だっ あ…!」
文次郎が首をふって訴えるのに、長次は挿入を押し通す。
膝裏に手を回すと足を高くかかげられて、そしてまた強い圧迫感が襲ってくる。
「あっ、あうっ」
熱い塊がずずずと押し入っては、少し引かれて内壁を擦りあげられる。緩急をつけて何度も繰り返される。
ものが大きいのに比例してすべてが大きい。
痛くて辛いのも、敏感な部分を刺激されて気持ちいいのも、恐怖も、快感も、不安も。全部大きくて、はち切れそうだ。
「あ、あついぃっ」
もはや何を言っているのかわからない。
わけがわからないくせに怖くなって、文次郎は長次の首に腕を回してしがみつく。
固定した分、長次の動きが少し乱暴なくらい強くなった。
いっぱいいっぱいなのにさらに追いたてられる。
「ちょうじ、ちょ、じ…ああっ!うぁ、やぁあ!」
開きっぱなしの口から唾液が垂れた。外気に触れて冷たくなる。
文次郎と違って、長次はこれらの行為を淡々とすすめた。いつも通りの無表情で。
おそらく文次郎の症状を治すことしか考えてない。
「文次郎……」
長次が名前を呼ぶ。
文次郎は答えたいと思うのに、口から出るのは意味のない嬌声ばかり。
長次の顔が少しだけ、苦しげにしかめられた。
「早く……正気に戻れ」
長次の抑揚のない声。
その言葉で、文次郎の心に羞恥が少しだけ戻る。
「ッ…」
ああ、なんて、みっともない。友人の前で。ひとりで乱れてバカみたいだ。
文次郎の、頭の片隅に押しやられた理性が冷静に自分を見る。
けれども、どんなに自分を嘲っても、頭の大半はもう快感しか拾わないほどにまで成り下がっていて、
今行われている処理としか言えない性行為が、とても気持ちいいのだ。
目頭がつんと熱くなって、反対側の目尻からぼろぼろと涙がこぼれた。
悲しんでるのか悦んでいるのか、いよいよわからない。
「……」
――長次は山ほどのプリントを持って廊下を歩いている。
体調の優れない学級委員の代わりに、職員室へ課題提出へ行く途中だった。
ちなみに小平太からプリントの提出はなかった。素で忘れていたらしい。
曲がり角の向こうから聞き慣れた友人達の声がする。仙蔵と文次郎と伊作。
「あの時私に任せていたらよかったんだと、何度同じことを言わせる。お前には脳みそがあるのか?」
「だーからそれはだなぁ!」
仙蔵のイラついている声に、文次郎の同じようにイラついている大きな声が重なる。けんか腰だ。
「てめぇの方法じゃリスクが多すぎんだよ。忍者は結果がすべて。任務を遂行できなかったら元も子もない。
あそこは俺が力ずくで突破したら万事解決だったんだ。実際成功しただろうが」
「阿呆。まったく威張ることではない」
「そうだよ、今回はたまたまそれが成功しただけ。しかも怪我したんだ、失敗も同じ…ちょっと文次郎、聞いてるの?」
「よお、長次」
文次郎を先頭に、仙蔵と伊作も長次に気がついた。
見ると なるほど、文次郎は腕に真新しい包帯を巻いている。
「とにかく、怪我してほしくないんだよ僕らは、文次郎に」
「……また、か?」
「ああ、まただ」
長次の「また」が文次郎の怪我のことを言っているのは仙蔵にも伝わっている。
伊作が「そうなんだ、ちょっと聞いてよ」と長次に言い寄った。
文次郎の顔はやれやれいい加減にしてくれといった感じ。
伊作曰く、文次郎は課外実習中に己を鍛えるためとか言ってわざと危険な道を選び、負わなくてもよい傷を負ったという。
長次はそれを聞いてため息をついた。
「お前のような輩は一度怪我で済まない事態に陥ればいい」
「ヘッ、陥るかよ」
仙蔵の嫌味がかった忠告にも減らず口で返す文次郎は、まったく反省の色が見えない。反省するつもりも毛頭ないらしい。
2人は続けて「いっそ死ね」とか「お前こそ死ね」とか、トゲトゲしい言葉で言い合っている。
「…ほどほどにしろ…」
一応、長次も文次郎をたしなめる。仙蔵との言い合いと無茶をすることの両方に。
こんな小言で文次郎が身を慎むとは思えないが、いいぞもっとやれと言うわけにはいかない。
案の定、文次郎は「へいへい」と適当な返事をしてその場を去ってしまった。
仙蔵と伊作もおのおのの方向に散る。
長次はしばしその場にとどまって、文次郎の後ろ姿をじっと見ていた。
本当に、彼はいつか怪我だけで済まないことになるかもしれない。
1年は組の子が泣きながら「潮江先輩が捕まった」と言うのを聞いて、心臓が止まるかと思った。
森を全速力で駆けめぐり目をこらし、やっと見つけた彼はやはり予想以上の痛手を負っていた。
深手を負った足。拘束されていた手、それは解けば紫に変色した手首が現れた。
乱れた忍装束の詳細など想像したくもない。
文次郎が、突然現れた長次を認識した時、
危機的状況のくせ友人を見て安心したのか、苦しげだった顔をかすかにほころばせた。
思えば、理性なんてそこから消え失せていた。
薬を盛られていたことを知って愕然とした。
持って生まれた性を否定される方法でおとしめられるなど、文次郎でなくても誰が想像できようか。
この時長次に、今すぐドクタケ城に乗り込んで城門から天守閣までをすべて壊滅させようかと思うほどの怒りがわいた。
なのに、それに勝るほどに欲情したのだ。
『笑いたきゃ笑え…』
その強がりはあまりにも弱々しく、顔を隠す腕は小刻みに震えていた。
吸い寄せられるように、文次郎の薬に冒された体に触れた。
そこから先の記憶は、罪悪感しか生まない。
歯止めがきかなかったのは、文次郎ではなく自分だ。
口だけで嫌がる文次郎の体はとことん淫靡だった。
中心から末端まで長次の愛撫に従順な反応をし、表情は快楽を隠しきれない。
気をやった舌足らずな声も長次の頭を焼くには十分で、長次は自分の息が乱れてくるのを感じた。
手で後孔を犯しながら、
2本の指ですらきつく締め付けてくるこの中に挿入すれば、どれほどの快感を得られるかと、想像するだけで興奮が増していく。
これから女とするようなことを文次郎とするのだ。今の今までただの友人だった彼と。
ずきりと良心が痛む。
だが、今の文次郎ならきっと女のように啼く。性行為を望んでいるのは文次郎も同じ。
ならばと、思った。
悔恨するまでもない。自分は薬にかこつけて文次郎の体を利用した。自分の欲望を満たすためだけに。
なんて、汚い。
首に回る文次郎の腕の力は強いが、ぶるぶると震えていてとても頼りない。
手を加えれば簡単に折れてしまいそうだ。
この腕が、包帯をぐるぐる巻きにする怪我をしても意に介さなかったあの腕と同じだとはとうてい思えなかった。
文次郎らしくない。
それはもちろん薬のせいだ。いつもの彼ならこんなに乱れることは絶対にないだろう。
その『らしくなさ』に激しく欲情させられる。だが、同時に悲しかった。
目の前にいる人物、自分が貫いている者は、まるで知らない者のようで。
性欲は満たされても、彼自身、潮江文次郎を自分のものにしている実感がない。
悲しくて、苦しくなった。
「早く正気に戻れ」
そうすれば、自分も元に戻れる。
文次郎の目尻から流れる涙を、長次は舌を出して舐めとった。
「…… きだ……」
小さくつぶやいた言葉は、朦朧とした文次郎には聞き取れない。
(長文/終)