自立の会/本部通信(2002年6月)
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◆その都度セミナー『ペイオフについて』 ① 講師:尾形 寿美/とき:4月23日/ところ:サロン・トモカツ 現役の金融マンの尾形さんからわかり易く解説をしていただきました。以下、Q&A方式で記す。 問1) 銀行などの金融機関が破綻した場合、私たちの預金はどうなるのですか? ⇒原則として元本1千万円までとその利息しか保護されません。 問2) 1千万円以上の預金は、消えてしまうのですか? ⇒そうとばかりもいえません。破綻した金融機関を処分して預金者に分配されることになっています。 問3) 郵便局やJAの預金は? ⇒郵便局は預け入れ限度が1千万円までがタテマエですし、JAは独自の保護システムをもっています。 問4) 預金はすべてが対象ですか? ⇒2003年4月からはすべてが対象になります。 問5) 外貨預金など特殊なものは? ⇒外貨預金や元金保証特約のない金銭信託はもともとペイオフによる保護の対象にはなっていません。 問6) 同じ銀行の数箇所の支店に複数の口座を持っている場合は? ⇒同一人とみなされます。家族名義にするのも一方ですが、贈与税にはくれぐれも注意が必要です。 問7) 金融機関の見分け方は? ⇒自己比率だとか、預貸比率だとかがありますが、素人には無理です。 株価の下がりが大きい銀行だとか、ミスの多い銀行はやめたほうがいいでしょう。 問8) 郵便局の「ぱ・る・る」を奨める人がありますが・・・。 ⇒これは郵便局の総合通帳の愛称です。1千万円以上は自動的に郵便振替口座に移されます。全額保証されますが、利子はつきません。 問9) 大きい銀行に預け変えたほうがいいのでしょうか? ⇒大銀行ほど安全とはいえません。不良債権をたくさん抱えているのですから。 問10)国は何もしてくれないのですか? ⇒私たちの税金で金融機関を保護することには熱心ですが、預金者保護の政策はお寒い限りです。あまり期待できないでしょう。残念なことですが・・・・。 ◆その都度セミナー『これからの仕事・あり方が変わる』 ②講師:孫田良平氏/とき:5月28日/場所:サロン・トモカツ わたしたちの仕事を取り巻く環境が大きく変わってきました。いい学校に入って、大企業に勤めて定年までいる。年とともに給料も上がるし、人を使う立場にもなれる。こんな時代ではなくなりました。 正社員はどんどん少なくなり、契約社員、臨時社員、パート、アルバイト、実に多種多様になりました。労働時間も夜間勤務、隔日勤務、午前中勤務、休日勤務、季節勤務も珍しくはありません。 すべてにわたって、現在までの常識が崩れ始めています。これから働こうとする方や息子さんお孫さんをお持ちの方はここのところを十分に注意してください。どの方面でもいいからスペシャリストを心がける必要があります。自分の得意とする分野を持たなければ生きていけない時代がやってきます。 だからといって、フリーターは勧めません。今はいいかもしれませんが、すぐに行き場がなくなりますし、人生その日暮しではスペシャリストになることは絶対に不可能です。
◆ゴーゴークラブ 5月11日は快晴でした。ゴーゴー日和で過ぎ行く春を満喫しました。 メーンは山岡 鉄舟ゆかりの三光院と江戸東京たてもの園の2ヶ所でしたが、なにより尼寺三光院の精進料理の風趣に感動しました。ごてごてした西洋料理とは正反対の日本らしい食事でした。 また、江戸東京たてもの園は江戸時代の農家から昭和初期の看板建築まで多種多様な建物が復元されていて、いい勉強になりました。しかし、高橋是清邸だけは、暗黒の昭和を思い出し、ややしんみりしました。 以上
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更新日; 14/08/15 10:02